― The Abominable Bride『忌まわしき花嫁』 : 感想と検証 (2) ―

いきなりですが、突然気付いたのですが 最近拙ブログをお尋ね頂く元検索サイトをみると
凄くワールドワイドになって来て、英国、中国、韓国、ブラジル、ロシアその他・・・
電脳世界の凄さに改めて驚きましたし、必ずしも日本人ではないと思うので内容が日本語
で申し訳ないと思ったり、恐縮したり、チョットした恐ろしさを感じたりしております。
閑話休題
感想と検証を続けます。
以下ネタバレしておりますのでご注意下さい。
又本編の順序とは若干順序が違っているかと思います点をお含みおき下さいませ。
(シャーロック&ジョンと書くか ホームズ&ワトソンと書くか迷いましたが、一応”シャーロック”、
”ジョン”で統一します。BBC版以外の場合は”ホームズ”、”ワトソン”といたします。)
ワトソン家の残念なメイドの描写は ”A Scandal of Bohemia ”『「ボヘミアの醜聞』でホームズは
ワトソンの靴の磨き方から推理していました。
→ ワトソン位の開業医でメイドが雇えるんですね。 この件は正典翻訳本訳注にもあり、大体の年収も
予想されていました。が、詳しく覚えていません(汗)
ジョンの所に届いたシャーロックからの電報、 ”Come at once if convenient. If inconvenient,
come all the same. Holmes”(もし都合が良ければ直ぐ来てくれ。 もし都合が悪くてもすぐ来てくれ。
ホームズ)は ”The Adventure of the Creeping Man ”『這う男』に記述されているフレーズで、
”A Study in Pink” にも引用されていました。

↑電報を見て慌てて出掛けるジョン(画像ブレました)
エミリア・リコレッティが口ずさんでいる歌 ”♪ Do not forget me・・・・” は1885年に発表された
”The Maid of the Mill” と言う歌で このレコードがあるそうです。
(Triviaからの引用です)→ これを見つけ出したって凄い!と思いましたね。
Youtubeにこのレコード演奏がありまして、音源があまりクリアーで無い為今ひとつ聞き取れないのですが、
確かにあの歌詞があったと思います。

↑ それにしても、エメリア・リコレッティのメークは恐ろしいです!
ディオゲネスクラブのコンシェルジェの名前 ”ワイルダー” は 1970制作の ”The Private Life of
Sherlock Holmes” 『シャーロック・ホームズの冒険』監督のビリー・ワイルダー監督の名前を借りていると
言われています。
ゲイティス御大がこの作品が非常に気に入っていると言うことで、ワイルダー監督へのレスペクトの様ですね。
ディオゲネスクラブのシーンも良く似ています。

↑ ワイルダー版ディオゲネスクラブエントランス場面。
因みに、このワイルダー版映画は ネッシーが出てきたりしてかなり突拍子もないんですけど ワタクシ
結構好きですね。
クリストファー・リーがマイクロフトを演じていた。
最初のtrailerを観た時から ワイルダーカラーを感じたのですが、あながち的外れでは無かったなぁ、と
自画自賛(ひつこい!)
ディオゲネスクラブではマイクロフトの私室以外では一切の私語禁止とされていたのは以前のシリーズでも
描かれていましたが、今回は手話での会話になっていました。
このシーンが好きですねぇ。
全体的にダークな雰囲気の中で唯一ユーモラスなシーンで、思わずクスッとさせられます。ジョンのいい加減
な手話で意味不明な会話になっているシーン。
「ダンスの練習ばかりしていないで もっと勉強しろ」とあきれた様な顔をして とっとと行ってしまうシャー
ロックを慌てて追いかけるジョン。 あぁ、何時もの2人だなあーと嬉しくなるし、こんな時のマーティンの表情
が良くて 相変わらず上手いな~と感心しました。


そして、ここでのマイクロフトにはビックリでしたね。

昨年来、山ほど多くの画像が公開されていた時にも 何処を探してもマイクロフトの画像だけが出ていなくて
不思議に思い以前の記事にも「何故なんだろう?」と書いた事がありましたが、放映前に流出したメイク中の
画像を見て、あ~こういうことだったんですねと納得! 良く隠しおおせたと感心しました。
マイクロフト体格についての描写は ”The Adventure of the Greek Interpreter” 『ギリシャ語通訳』に描かれ
ているとおりです。

↑ 正典パジェット版挿絵のマイクロフト像です。
それにしてもゲイティス御大の特殊メイクは凄い!の一語に尽きます。手、指先までプックリしっかり行き届い
ています。
↓


マイクロフトの面会者 ”メラス氏”の名前も同じく正典『ギリシャ語通訳』にある名前です。
ここでのシャーロックとマイクロフトの会話は相変わらず難しいんですね。
優秀過ぎる知能の持ち主である2人の会話は何時もの事ですが余人が入り込む余地がない様な感があり、理解
出来ない部分もあります。この点は今後も再検証しなければ・・・・と思います。
まだまだ続きます。
・・・・・to be continued です。
← Sherlock : The Abominable Bride 感想と検証 : (1)
→ Sherlock : The Abominable Bride 感想と検証 : (3)

いきなりですが、突然気付いたのですが 最近拙ブログをお尋ね頂く元検索サイトをみると
凄くワールドワイドになって来て、英国、中国、韓国、ブラジル、ロシアその他・・・
電脳世界の凄さに改めて驚きましたし、必ずしも日本人ではないと思うので内容が日本語
で申し訳ないと思ったり、恐縮したり、チョットした恐ろしさを感じたりしております。
閑話休題
感想と検証を続けます。
以下ネタバレしておりますのでご注意下さい。
又本編の順序とは若干順序が違っているかと思います点をお含みおき下さいませ。
(シャーロック&ジョンと書くか ホームズ&ワトソンと書くか迷いましたが、一応”シャーロック”、
”ジョン”で統一します。BBC版以外の場合は”ホームズ”、”ワトソン”といたします。)
ワトソン家の残念なメイドの描写は ”A Scandal of Bohemia ”『「ボヘミアの醜聞』でホームズは
ワトソンの靴の磨き方から推理していました。
→ ワトソン位の開業医でメイドが雇えるんですね。 この件は正典翻訳本訳注にもあり、大体の年収も
予想されていました。が、詳しく覚えていません(汗)
ジョンの所に届いたシャーロックからの電報、 ”Come at once if convenient. If inconvenient,
come all the same. Holmes”(もし都合が良ければ直ぐ来てくれ。 もし都合が悪くてもすぐ来てくれ。
ホームズ)は ”The Adventure of the Creeping Man ”『這う男』に記述されているフレーズで、
”A Study in Pink” にも引用されていました。

↑電報を見て慌てて出掛けるジョン(画像ブレました)
エミリア・リコレッティが口ずさんでいる歌 ”♪ Do not forget me・・・・” は1885年に発表された
”The Maid of the Mill” と言う歌で このレコードがあるそうです。
(Triviaからの引用です)→ これを見つけ出したって凄い!と思いましたね。
Youtubeにこのレコード演奏がありまして、音源があまりクリアーで無い為今ひとつ聞き取れないのですが、
確かにあの歌詞があったと思います。

↑ それにしても、エメリア・リコレッティのメークは恐ろしいです!
ディオゲネスクラブのコンシェルジェの名前 ”ワイルダー” は 1970制作の ”The Private Life of
Sherlock Holmes” 『シャーロック・ホームズの冒険』監督のビリー・ワイルダー監督の名前を借りていると
言われています。
ゲイティス御大がこの作品が非常に気に入っていると言うことで、ワイルダー監督へのレスペクトの様ですね。
ディオゲネスクラブのシーンも良く似ています。

↑ ワイルダー版ディオゲネスクラブエントランス場面。
因みに、このワイルダー版映画は ネッシーが出てきたりしてかなり突拍子もないんですけど ワタクシ
結構好きですね。
クリストファー・リーがマイクロフトを演じていた。
最初のtrailerを観た時から ワイルダーカラーを感じたのですが、あながち的外れでは無かったなぁ、と
自画自賛(ひつこい!)
ディオゲネスクラブではマイクロフトの私室以外では一切の私語禁止とされていたのは以前のシリーズでも
描かれていましたが、今回は手話での会話になっていました。
このシーンが好きですねぇ。
全体的にダークな雰囲気の中で唯一ユーモラスなシーンで、思わずクスッとさせられます。ジョンのいい加減
な手話で意味不明な会話になっているシーン。
「ダンスの練習ばかりしていないで もっと勉強しろ」とあきれた様な顔をして とっとと行ってしまうシャー
ロックを慌てて追いかけるジョン。 あぁ、何時もの2人だなあーと嬉しくなるし、こんな時のマーティンの表情
が良くて 相変わらず上手いな~と感心しました。




そして、ここでのマイクロフトにはビックリでしたね。

昨年来、山ほど多くの画像が公開されていた時にも 何処を探してもマイクロフトの画像だけが出ていなくて
不思議に思い以前の記事にも「何故なんだろう?」と書いた事がありましたが、放映前に流出したメイク中の
画像を見て、あ~こういうことだったんですねと納得! 良く隠しおおせたと感心しました。
マイクロフト体格についての描写は ”The Adventure of the Greek Interpreter” 『ギリシャ語通訳』に描かれ
ているとおりです。

↑ 正典パジェット版挿絵のマイクロフト像です。
それにしてもゲイティス御大の特殊メイクは凄い!の一語に尽きます。手、指先までプックリしっかり行き届い
ています。
↓



マイクロフトの面会者 ”メラス氏”の名前も同じく正典『ギリシャ語通訳』にある名前です。
ここでのシャーロックとマイクロフトの会話は相変わらず難しいんですね。
優秀過ぎる知能の持ち主である2人の会話は何時もの事ですが余人が入り込む余地がない様な感があり、理解
出来ない部分もあります。この点は今後も再検証しなければ・・・・と思います。
まだまだ続きます。
・・・・・to be continued です。
← Sherlock : The Abominable Bride 感想と検証 : (1)
→ Sherlock : The Abominable Bride 感想と検証 : (3)