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The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

アガサ・クリスティー原作 『ねじれた家』 日本公開情報

2019-02-08 | アガサ・クリスティ
”The Crooked House”

2017年公開
Sony Pictures
配給:KADOKAWA

アガサ・クリスティーが自ら”最高傑作”と語った 『ねじれた家』(1949年発表) が70年の歳月
を経て2017年初の映画化され、日本初公開となります。
2019年4月19日(金)から

原題の”Crooked House”は作品中にも引用されているマザー・グースの童謡”There was a crooked
man”(ねじれた男がおりました)の最終節の歌詞 ”in a little crooked house”に由来する。
(Wikipediaから)

無一文から巨万の富を築いた大富豪の毒殺事件を巡り、容疑者となった”心のねじれた”一族が巻き
起こす人間模様を描くミステリー。
英国上流階級の生活、衣装、背景、インテリア等の見所も多い様ですね。

この作品のキャストは、

監督:ジル・パケ=ブレネール
脚本:ジュリアン・フェロウズ(『ダウントン・アビー』等)他
出演:
エディス・デ・ハヴィランド : グレン・クローズ
チャールズ・ヘイワード : マックス・アイアンズ
ブレンダ・レオニデス : クリシティーナ・ヘンドリックス
ソフィア・レオニデス : ステファニー・マルティニ
タヴァナー主任警部 : テレンス・スタンプ
マグダ・レオニデス : ジリアン・アンダーソン
クレメンシー・レオニデス : アマンダ・アビントン











↑ アマンダも出ています← サラッと流す。そっけないかしら?

テレンス・スタンプをはじめ、グレン・ローズ、ジリアン・アンダーソン、マックス・アイアンズ等々
とても贅沢な配役です。
因みに、テレンス・スタンプの姿を見たのは随分久し振りなのですが、すっかり落ち着いた老紳士に
なってますね。

何度も言い訳をしていますが、アガサ・クリスティーの作品は殆ど全部読んだのですが、何しろ大昔の
事とて、詳細を忘れている作品が多く、この作品もその一つです。 
なので、これを機会に又読み直してみる事にしようと思っているところです。

この数年アガサ・クリスティー作品が次々と映像化されています。
サラ・フェルプスが手掛けたBBC版のドラマ(『そして誰もいなくなった』、『検察側の証人』、『無実
はさいなむ』)が既に放送されていまして全部観ましたが、3作共にサラ・フェルプスの独自の解釈で原
作とは異なる描き方がされていました。
特に、『無実はさいなむ』はビックリでしたねぇ。
すべての登場人物のキャラクターの描き方が原作とは異なり、しかもドロドロ感が強く、挙句の果ては
犯人も原作とは違っています。 原作を読まずに観れば あれでれはあれで・・・という感じ方もある
かと思いますが、個人的には原作の方が好きでした。

次の作品である『ABC殺人事件』”The ABC Murders” は日本放送は未定ですが、これも気になるところ
です。 (情報はこちらに書きました)

映画版『ねじれた家』はどの様に描かれているのでしょうか?
是非観たい作品です。

↓ 日本語版予告編はこちら
https://youtu.be/V4_lEXb1K7w


原作翻訳本
「ねじれた家」(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) : 2004/6/14

アガサ・クリスティー(著)、田村 隆一(翻訳)

DVD(PAL版)

£5.99(現在価格、subject to change)