”Genius”
イギリス・アメリカ合作作品
1920年代にアメリカ文学の名作を数多く手がけた実在の編集者マックス・パーキンズと37歳で生涯
を閉じた小説家の人生と友情を描いた作品。
アーネスト・ヘミングウェイや「グレート・ギャッツビー」のスコット・F.フィッツジェラルド
ら世界的な作家を見出した編集者マックスウェル・パーキンズのもとに無名の作家トマス・ウルフ
が原稿を持ち込んだ。 多くの出版社で取り扱って貰えなかったウルフだが、マックスウェルはそ
の才能を見抜きその作品を扱う事を約束。 但し、余りにも膨大な作品である為 マックスウェル
は大幅な削除をする様トマスを説き伏せ 2人は昼夜を問わず言い争いながらも編纂を続け、遂に
処女作「天使よ故郷を見よ」をベストセラーへと導く。 その間2人には友情と親子の様な絆が生
まれ、さらなる大作に取り組み、第二作を完成させる。 ウルフは『この本をパーキンズに捧げる」
と献辞を付け足しヨーロッパに旅だってしまう。
しかし、2人が余りにも作品に没頭する為、パーキンズは家庭を顧みず、ウルフはパトロンであり
愛人であるアリーンとの仲も上手くゆかなくなる。
同時にウルフは作品の成功は自分の才能であり、編集者に操られると感じ始めパーキンズと距離を
とり始める。
キャスト:
監督:マイケル・グランテージ
出演;
マックス・パーキンズ:コリン・ファース
トマス・ウルフ:ジュード・ロウ
アリーン・バーンスタイン:ニコール・キッドマン
ルイーズ・パーキンス:ローラ・リニー
F.スコット・フィッツジェラルド:ガイ・ピアース
アーネスト・ヘミングウェイ:ドミニク・ウェスト
他
実際のところ、タイトルを見ただけでは 素通りして多分直ぐには取っつかなかったであろうと思う
作品なのですが、出演者を見ただけで お~ッ!となる入れ食い状態(?)で思わず釣られました。
コリン・ファースとジュード・ロー(前髪付いて(?)ます)ですよ!
正に夢の共演ですし、他の出演者も豪華です。
娘ばかりで遂に恵まれなかった息子の様にウルフを思うマックスと、そのマックスを父親の様に感じ
るようになるトマスの関係は 単なる編集者と作家というだけではなく、父と息子の様な絆でアメリ
カ文学史上類まれなエピソードとして知られているそうです。
又、作中 マックスとヘミングウェイ、フィッツジェラルドの交流も興味深い点です。
冷静で理知的な編集者マックス役のコリン・ファース。
感情の起伏が激しい 天才肌の新鋭作家トマス役のジュード・ロウ。
それぞれ持ち味にあった役柄でとても良いですね。
そして、
マックスは常に帽子を被っているのですが(自宅での食事時迄)、トマスからの最後の手紙を読だ
時 涙をポロポロ流しながら 初めて帽子を脱ぐのです。 この時は胸がイッパイになります。
派手な内容ではありませんが、出演者の演技に加え 小説家と編集者の関係、当時の出版界、小説
家達、小説が出版されるまでの流れ等が分り、個人的には満足の作品でした。
(コリン・ファースとジュード・ロウですから・・・・又言ってる)
↑ マックス・パーキンズとトマス・ウルフご本人(wikipediaから)
又、トマス・ウルフは浅学の為初めて知りましたので、その作品は読んだ事が無かったのですが、
アメリカでは当時大変な人気を博したそうです。
今回初めて調べてみましたら、翻訳本が出ているのを見つけました。
『天使よ故郷を見よ』上、下(講談社文芸文庫)
トマス・ウルフ(著)、大沢衛(翻訳)
内容(『BOOK』データベースより)
本書は主人公ユウジーンの誕生から両親との確執、兄の死、恋愛の悦びや青春の苦悩を越え成長
していく孤独な魂を、詩情溢れる描写で情熱的に謳い上げた自伝的小説。全二巻
イギリス・アメリカ合作作品
1920年代にアメリカ文学の名作を数多く手がけた実在の編集者マックス・パーキンズと37歳で生涯
を閉じた小説家の人生と友情を描いた作品。
アーネスト・ヘミングウェイや「グレート・ギャッツビー」のスコット・F.フィッツジェラルド
ら世界的な作家を見出した編集者マックスウェル・パーキンズのもとに無名の作家トマス・ウルフ
が原稿を持ち込んだ。 多くの出版社で取り扱って貰えなかったウルフだが、マックスウェルはそ
の才能を見抜きその作品を扱う事を約束。 但し、余りにも膨大な作品である為 マックスウェル
は大幅な削除をする様トマスを説き伏せ 2人は昼夜を問わず言い争いながらも編纂を続け、遂に
処女作「天使よ故郷を見よ」をベストセラーへと導く。 その間2人には友情と親子の様な絆が生
まれ、さらなる大作に取り組み、第二作を完成させる。 ウルフは『この本をパーキンズに捧げる」
と献辞を付け足しヨーロッパに旅だってしまう。
しかし、2人が余りにも作品に没頭する為、パーキンズは家庭を顧みず、ウルフはパトロンであり
愛人であるアリーンとの仲も上手くゆかなくなる。
同時にウルフは作品の成功は自分の才能であり、編集者に操られると感じ始めパーキンズと距離を
とり始める。
キャスト:
監督:マイケル・グランテージ
出演;
マックス・パーキンズ:コリン・ファース
トマス・ウルフ:ジュード・ロウ
アリーン・バーンスタイン:ニコール・キッドマン
ルイーズ・パーキンス:ローラ・リニー
F.スコット・フィッツジェラルド:ガイ・ピアース
アーネスト・ヘミングウェイ:ドミニク・ウェスト
他
実際のところ、タイトルを見ただけでは 素通りして多分直ぐには取っつかなかったであろうと思う
作品なのですが、出演者を見ただけで お~ッ!となる入れ食い状態(?)で思わず釣られました。
コリン・ファースとジュード・ロー(前髪付いて(?)ます)ですよ!
正に夢の共演ですし、他の出演者も豪華です。
娘ばかりで遂に恵まれなかった息子の様にウルフを思うマックスと、そのマックスを父親の様に感じ
るようになるトマスの関係は 単なる編集者と作家というだけではなく、父と息子の様な絆でアメリ
カ文学史上類まれなエピソードとして知られているそうです。
又、作中 マックスとヘミングウェイ、フィッツジェラルドの交流も興味深い点です。
冷静で理知的な編集者マックス役のコリン・ファース。
感情の起伏が激しい 天才肌の新鋭作家トマス役のジュード・ロウ。
それぞれ持ち味にあった役柄でとても良いですね。
そして、
マックスは常に帽子を被っているのですが(自宅での食事時迄)、トマスからの最後の手紙を読だ
時 涙をポロポロ流しながら 初めて帽子を脱ぐのです。 この時は胸がイッパイになります。
派手な内容ではありませんが、出演者の演技に加え 小説家と編集者の関係、当時の出版界、小説
家達、小説が出版されるまでの流れ等が分り、個人的には満足の作品でした。
(コリン・ファースとジュード・ロウですから・・・・又言ってる)
↑ マックス・パーキンズとトマス・ウルフご本人(wikipediaから)
又、トマス・ウルフは浅学の為初めて知りましたので、その作品は読んだ事が無かったのですが、
アメリカでは当時大変な人気を博したそうです。
今回初めて調べてみましたら、翻訳本が出ているのを見つけました。
『天使よ故郷を見よ』上、下(講談社文芸文庫)
トマス・ウルフ(著)、大沢衛(翻訳)
内容(『BOOK』データベースより)
本書は主人公ユウジーンの誕生から両親との確執、兄の死、恋愛の悦びや青春の苦悩を越え成長
していく孤独な魂を、詩情溢れる描写で情熱的に謳い上げた自伝的小説。全二巻