【9月4日(月)】
朝晩はすっかり冷え込むようになりました。
体調管理には充分気を付けましょう。
さて、今月の頭の9月2日(土)、3日(日)に鷹巣建設技能組合の研修旅行を大阪・神戸の資料館見学を中心に行いました。
参加者は組合員、その奥様方などで30名の参加人数となりました。
日程の都合上、地元の大館能代空港は断念し、貸切バス移動で青森空港から大阪に向かいました。
見学箇所は1日目は「大阪くらしの今昔館」、「住吉大社」。
「大阪くらしの今昔館」は《くらし》をテーマにした全国で初めてのミュージアムで江戸時代から近代にかけての生活の仕方を復元・再生しています。
けっして大きいミュージアムではありませんが、外国人の方が多く訪れていて、原寸大に再生された江戸時代の街並みを、着物に着替えて散策されていたのが印象的でした。
住吉大社は全国約2300社余りある住吉神社の総本社。
この日は「はったつさん」の日。
初辰とは、毎月最初の辰の日のことです。
この日に参拝すれば、より一層力を与えて守り助けてもらえると信仰されています。
3時過ぎの参拝でしたので込み合う程の人ではありませんが、それでも多くの人がいました。
この住吉大社の御本殿は「住吉造」といわれており、神社建築史上最古の特殊な様式で国宝に指定されています。
建築に携わるものとしては興味深いものです。
そして、研修2日目は「竹中大工道具記念館」と「白鶴酒造資料館」を見学。
今回の研修のメインとなった「竹中大工道具記念館」。
こちらは名前からも分かる通り、竹中工務店が運営する日本で唯一の大工道具を展示している博物館です。
昔の匠の技と心を伝える様々な展覧会や講演会、セミナー、体験教室などを行っています。
《この展示物は昔の棟梁が一人で所有していた大工道具》
製材から仕上げまで行う為にはこのくらいの種類が必要とされていた、との説明には驚かされました。
《原寸図とその部材》
《茶室の原寸と使用材料の説明》
《木工教室の様子》
日曜日という事もあって、朝早くから親子連れで木工教室に多くの人が参加されてました。
北秋田市も林業をもっと盛んにするためにも、このような担い手育成に繋がる施設があっても良いと思われます。
そしてその後の「白鶴酒造資料館」も創業時の第一工場を資料館に使用していますので、歴史ある文化財的な建築物です。
もちろん、日本酒の試飲も楽しみの一つでありましたが。
このように普通の観光とは違い、建築をテーマとした特化的な研修でありましたが、ご一緒された奥様たちからも「良かった」との話が出ましたので一安心でした。
組合員の知識向上と親睦を深めた意義ある研修旅行となったことをご報告致します。