このような河原でー。
そこで、もう少し調べてから…と、ずーっとお蔵入り!していまし
た。 ところが、何度も伊野川を散策する機会があり新たな発見が。
それは、石斧以外の遺物を手に入れたことで、もしかして⁉とー。
遺物の条件はー
石器・石斧などの条件としては、形だけでなく、石片が部分的にも
人の手が加わり研磨されたり、打ち砕かれた部分があることです。
まず、10点UPします。形は石斧のように見えますが、果たしてー。
研磨の痕跡が見られ石斧らしい感じのものです。
厚さcm、幅×長さcm/重さg
① 厚3.1cm、7.1×23.2cm/874.5g
② 厚2.2cm、10.2×20.3cm/751.5g
③ 厚2.6cm、7.4×17.0cm/541.5g
④ 厚1.5cm、6.1×17.3cm/337.5g
⑤ 厚2.3cm、5.8×13.2cm/337.5g
⑥ 厚2.6cm、6.0×14.0cm/341.0g
⑦ 厚2.5cm、6.1×16.9cm/438.0g
⑧ 厚2.0cm、7.7×15.6cm/307.5g
⑨ 厚2.6cm、5.6×115.7cm/409.0g
⑩ 厚2.5cm、5.8×12.3cm/272.5g
これらは形が石斧に似ていますが、河原にある加工しやすい石を
見繕っている傾向があります。研磨がごくわずかで、矢じりや土器
がないことなどから、大胆に「旧石器時代後期」になるかな!?とー。
しかし、矢じりや土器は発見されていないだけかも知れないし、部
分的に研磨の跡があるので、「縄文時代のはじめころ」かな!?ーとか。
私の考古学に対する浅くて乏しい知識では考えが揺らぎます。
私には、地質学、考古学などに造詣が深い友人がいるのですが、
彼にいつか聞いてみようと想いながらなかなか実現しません。