この手法は、「かき落とし」の一種でマスキングといいます。新聞紙を細く裂いて水につけ、素地に好みの形に置いて貼り付けます。次に、白化粧土を刷毛で上から塗ります。白化粧土が固まったら新聞紙をはずし、素焼きをします。釉掛けは、左側に織部、右側に長石釉を掛け分けして還元焼成で本焼きしたものです。
①織部四方文小皿 高1.7、径12.5
②織部結び文小皿 高1.7、径12.5
③織部波文小皿 高1.7、径12.5
④織部縞文小皿 高1.7、径12.5
⑤織部十字文小皿 高1.7、径12.5
⑥織部樹木文小皿 高1.7、径12.5
⑦織部三角文小皿 高1.7、径12.5
赤土に化粧土を塗るのは、織部釉を際立たせることや還元焼成によって化粧していないところが黒くなることにより、コントラストを強調するためです。