2019年7月13日観蓮会当日は大賀ハス発掘地点も開放され、ボランティアによる解説ツアーが行われました。観蓮会会場の旧東大緑地植物実験所の帰りに、多くの方に来ていただきました。
昭和26(1951)年、このグランドの中央部、地下6メートルの泥炭層から大賀ハスの実3つが発見され、東京大学農学部の大賀一郎博士は、翌年その1つの開花に成功しました。2000年の眠りから覚めたハスは『世界最古の花』として世界中で話題になりました。
発掘地点は東大検見川総合運動場の中にあり普段は一般公開されていません。この日は年一回の特別公開です。
左の看板に「1951年3月31日」とありますが、発見されたのは「3月30日」です。地元企業や小中学生ボランティアの協力で発掘作業は行われ、作業打切りの前日夕方、地元中学生(現、花園中学)の西野さんが奇跡的にハスの実を発見しました。
バス通りから見える発掘記念碑は、昭和39(1964)年、東京オリンピックのクロスカントリーが行われた時に設置されました。周囲の池には大賀ハスが咲き誇っています。早咲きの大賀ハスは例年6月に開花しますが、今年は梅雨が長く、気温が低いので観蓮会まで大賀ハスの花を楽しむことができました。
報告は以上です。来年もぜひ、観蓮会にいらして下さい。
(担当: りゅう)
発掘現場はマニア受けするかも知れませんね。