大川原有重 春夏秋冬

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島根原発1号機「安全確保可能」 運転40年迎え中国電力

2013-09-28 12:04:15 | 原子力関係
島根原発1号機「安全確保可能」 運転40年迎え中国電力
2013年9月27日 20時59分
 中国電力は27日、現在運転停止中で、来年3月に運転開始から40年を迎える島根原発1号機(松江市)について「定期的な点検によって、今後も安全性を確保できる」とする評価書を原子力規制委員会に提出した。
 国と原子力規制委が運転開始から30年以上を経過した原発に関し、安全性の評価書などを10年ごとに提出するよう電力会社に義務付けている。
 島根1号機は、定期検査で多数の点検漏れが発覚したため、2010年3月から運転を停止。地元では廃炉を求める声も出ている。
 今後、再稼働する場合には、原子炉圧力容器の劣化を詳細に調べる「特別点検」の実施などが必要になるという。
(共同)

東電 柏崎刈羽、再稼働申請 福島と同型の6、7号機

2013-09-28 12:02:53 | 原子力関係
東京新聞
2013年9月27日 夕刊
東京電力は二十七日、柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県、出力各一三五・六万キロワット)の再稼働審査を原子力規制委員会に申請した。炉心溶融事故を起こした福島第一原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)では初めて。重大事故を起こした電力会社が再稼働への手続きを取ったことに、強い批判がわきそうだ。
 この日、東電の担当者が規制委を訪れ、申請書類を手渡した。審査は現在、三班八十人体制で進んでいる。すでに申請済みの四電力会社の十二基は、いずれも加圧水型軽水炉(PWR)。炉の形式や必要な対策が異なるBWRの審査をどのように進めるかは決まっていない。
 新規制基準で新たに要求される対策のうち、柏崎刈羽原発には、免震構造で作業員を放射能から守る事故時の対策拠点が完成済み。二〇〇七年七月の新潟県中越沖地震で火災を起こすなど被災したため、東電は以前から対応を取っていた。
 一方、BWRでは設置が必須のフィルター付きベント(排気)設備は未完成。新潟県は排気する前に県の事前了承を取るよう、東電に条件を付けている。新基準では、この設備を使うかどうかは電力会社に決定権がある。事前了解の手続きが加わったことで、規制委が十分に機能すると認めるかどうかは分からない。
 また、原発敷地内では多くの断層が確認されている。一部は今後も動く活断層の可能性が指摘されている。中越沖地震の際には、局所的に揺れが大きくなる現象も確認された。このため、より大きな地震の揺れを想定したり、詳しく活断層の有無を調べたりするよう規制委が求める可能性がある。
 柏崎刈羽原発には七基の原子炉があり、発電量は計八二一・二万キロワットで世界最大。東電は記者会見などで、柏崎刈羽原発を動かし、経営改善する方針を示していた。

コントロールできている 汚染水問題で東電社長

2013-09-28 12:02:47 | 原子力関係
コントロールできている 汚染水問題で東電社長
2013年9月27日 19時34分東京新聞
 衆院経済産業委の閉会中審査で答弁する東京電力の広瀬直己社長=27日午後

 東京電力の広瀬直己社長は27日、福島第1原発の汚染水問題をめぐり、安倍晋三首相が五輪招致演説で「状況はコントロールされている」と発言したことに関し「海への影響はしっかりコントロールできている」と述べた。汚染水問題の深刻化で首相発言への批判も出ているが、見解に相違がないとの姿勢を強調した。衆院経済産業委員会の閉会中審査で答えた。
 この日は汚染水問題に「前面に立って対応する」とした政府側は出席しておらず、今後の対策などに関する具体的な議論は深まらなかった。
 30日に茂木敏充経産相と原子力規制委員会の田中俊一委員長が出席し、引き続き審議する。

食品の放射性物質 厳戒の福島より近隣県にリスク

2013-09-28 11:38:10 | 原子力関係
食品の放射性物質 厳戒の福島より近隣県にリスク〈週刊朝日〉

常総生活協同組合(茨城県守谷市)が、松戸、柏、つくば、取手など千葉、茨城の15市町に住む0歳から18歳までの子どもを対象に実施した尿検査で、その7割からセシウムが検出された。安倍晋三首相は五輪招致のプレゼンテーションで自信満々に「食品や水からの被曝量は、基準値の100分の1以下」と言い切ったが、はたして本当に問題ないのか。ジャーナリストの桐島瞬氏が調査した。

筆者と取材班がさっそく1台300万円以上する測定器をレンタルし、都内のスーパーで買い込んだ食材を測定したところ、次々とセシウムが検出された。まず、セシウムが出たのは、秋の味覚レンコン。この秋収穫されたばかりの茨城産が22.68ベクレル(セシウム134と137を合算、単位はベクレル/kg、以下同じ)と表示された。食品の放射性物質検査を行う都内の生活クラブ連合会が指摘する。

「水生植物のレンコンはセシウムが蓄積されやすい。川魚から出やすいのと同じ理屈です。こちらで測定した茨城産と栃木産からも検出されています」調べると、長野県や札幌市などが測定した茨城産のレンコンからも同様にセシウムが出ていた。だが、奇妙なことに地元、茨城県の検査では昨年から一度も検出されていない。茨城県農林水産部に検査方法を聞いた。「市町村から要望があがった時点で検査を行い、その地区の1本をサンプルとして測定します」今年の検査は6月に実施したハウスものだけという。

次に出たのが牛乳だ。購入した栃木産牛乳を測定にかけると、4.43ベクレルを検出した。基準値の50ベクレルより十分に低く、少量だが、毎日コップ2杯を飲むと試算すると、年間で最低10マイクロシーベルトの内部被曝をする量だ。安倍首相のスピーチとまたも矛盾する。栃木県畜産振興課が放射性物質検査をこう説明した。「県内にサンプルの生乳を取る場所が6カ所あり、2カ所ずつ持ち回りで毎週検査をします。昨年、今年ともセシウムが出たことは一度もありません」こちらの検査でセシウムが出たことを伝えると、絶句した後、こう答えた。「4.43ベクレルでも絶対に安全とはいえません。さっそく製造業者を指導します」セシウムが含まれた牧草を牛が食べて生態移行することが多いため、県では牧草管理の指導も行っている。だが、サンプルを採取する段階ですでに多くの酪農家の生乳が混ざっていることから、原因となった牧場を特定するのは困難だと言う。

茨城、栃木と並んで、放射線量が高いのは群馬だ。中堅スーパーで群馬産のホウレン草、キャベツ、生シイタケを購入したところ、すべてからセシウムを検出した。中でもホウレン草は26.12ベクレルを記録し、セシウムが移行しやすいと言われるシイタケの値を超えた。群馬産は、今回都内で購入した6品目中4品目から検出。加えて、県北の川場村で買ったアユの甘露煮、生栗からも出た。県内北部にある物産販売店の店長はこう説明する。「放射性物質の検査は生産者に任せていて、50ベクレルを超えたら販売しません。ですが、それ以下は基準値以下なので問題ないと思っています」しかし、小さい子どもを持つ親など、少ない数値でも気にする人が増えているようだと水を向けると、途端に顔を曇らせた。「正直、どう対応してよいのか。どのくらい含まれているかを商品ごとに表示するやり方もありますが、お金がかかりますので……」

さらに心配なのは、福島第一原発が太平洋へ垂れ流している汚染水による魚の汚染だ。三陸沖の魚を使ったサバ味噌煮缶詰、サンマの冷凍一夜干しから、それぞれ15.52ベクレル、4.73ベクレルが検出された。サバ缶の製造業者はこう言う。「昨年秋に八戸港で水揚げされた秋サバです。石巻工場内で第三者機関の測定を受け、10ベクレル以下ということを確認しています」

岐路に立つ除染(13) 帰還への模索 地形に合った方法選択

2013-09-28 11:32:41 | 原子力関係
福島民報
「山林の放射性セシウムが最も移動するのは大雨の降る夏から秋にかけてだろう。これからが研究の正念場だ」。日本原子力研究開発機構福島技術本部研究副主幹の新里忠史(40)は気を引き締めている。
 福島技術本部は今月から浪江町の山林で、大雨の時期にセシウムがどのように動くのかを解明する調査に乗り出した。これまでに突き止めたのは、冬期にセシウムの付着した泥が山の尾根から平地まで流れる動きにすぎないからだ。
 ただ、これまでの研究である程度、予測はできる。台風で天候が荒れれば、山の土砂が流れるため、セシウムも広範囲に動く。川内村の山林で冬の終わりから春にかけ、セシウムの移動は小幅だと推測できた。この時期にセシウムを付着した泥を動かすのは雪解け水だ。まとまって流れれば、地面に溝ができる。しかし、新里の観察では、溝は見当たらなかった。「阿武隈山地は積雪は少ないため、泥を大幅に動かすほどの流水にならない」と考えられた。
 ■  ■
 セシウムを取り込んだ泥は山林から河川に流れ込む。河川でのセシウムの動きも把握しなければならなかった。調査に当たった福島技術本部の研究チームは河川敷の意外な場所から比較的高い値の空間放射線量を確認した。
 今年3月12日、南相馬市小高区を流れる小高川の中流域13地点で河川敷の空間放射線量を計測した。河口に向かって右岸の水面から1メートル~1.5メートルほどの高さにある地表で毎時3マイクロシーベルトほどあり、水面とほぼ同じ高さの両岸の地表は毎時0.4~1.0マイクロシーベルトだった。
 同じ河川敷で高さが1メートルほど違うだけで、最大で3倍も放射線量に差が生じるのはなぜか-。注目したのは放射線量が高いのは、増水した際に水が到達する地点で、さらにヨシなどの植物が生い茂っている場所だったことだ。
 調査チームは仮説を立てた。「セシウムを含んだ泥が大雨で大量に流れ、植物に押しとどめられてたまった」。過去の気象を調べると、平成23年9月に台風15号で小高川の水かさが増していた。セシウムは泥が多く流れる大雨の際、普段の水面からやや高く、植物が茂っている場所に蓄積される傾向があることが分かった。
 ■  ■
 山林や河川でセシウムがたまりやすい場所が、ぼんやりと見え始めた8月、新里に復興庁から電話があった。「セシウムの分布が今後どう変わるのか。山林などの除染方法を検討するために教えてほしい」。福島技術本部が発表した山林や河川での研究に復興庁も関心を寄せていた。「研究成果を除染に取り入れてもらう好機だ」。新里は現在の調査が一段落する10月に概要を説明すると伝えた。
 山林除染は多くの県民が望んでいるが、環境省は住民が日常的に立ち入らない山林について具体的な対応は示していない。広大な山林を効果的に除染できる手段を模索している段階だ。
 これまでの研究を踏まえ、新里は言う。「一律にマニュアル化すべきではない。地形に合った除染方法を選択する柔軟性が必要だ」
 東京電力福島第一原発事故から2年6カ月がたった。現状を踏まえ、いかに迅速で効果的な除染を進めるか。宅地を含め、除染の在り方が問われている。
(文中敬称略)

=第4部「岐路に立つ除染」は終わります=

(2013/09/27 11:55カテゴリー:ベクレルの嘆き 放射線との戦い)

原子力機構 県内6施設を廃止 J-PARC

2013-09-28 11:19:09 | 原子力関係
東京新聞
2013年9月27日


 日本原子力研究開発機構(原子力機構)が二十六日に発表した改革計画について、県内施設は縮小するなど合理化策が示された。
 放射性物質漏れ事故を起こした東海村の加速器実験施設「J-PARC」は、安全を統括する副センター長を置き、責任者を施設に常駐させるほか、全実験施設に放射線の監視を強化する装置を配備するとした。
 那珂核融合研究所(那珂市)での核融合研究開発は今後、分離、移管を検討する。臨界実験装置など東海村や大洗町にある老朽化した六施設を廃止。県内の職員宿舎四十二棟(三百九十二戸)も取り壊して跡地を売却する。二〇一四年九月末までに具体的な計画をまとめる方針。
 また、事故を受けてJ-PARCセンターの池田裕二郎センター長を戒告の懲戒処分、原子力機構と高エネルギー加速器研究機構の職員六人を訓告、厳重注意とすることを発表した。三浦幸俊・機構改革推進室次長は「放射線の取り扱いで認識のレベルが低かった。安全あってこそ研究できるという意識でやっていきたい」と話した。 (林容史)

衆院委、汚染水問題で閉会中審査 東電社長が謝罪

2013-09-28 11:01:19 | 原子力関係
東京新聞
2013年9月27日 15時23分
 衆院の経済産業委員会は27日、東京電力福島第1原発で深刻化する汚染水問題について、閉会中審査を開いた。汚染水の流出が現在も続いているとみられ、野党が早期開催を求めていた。
 参考人として出席した東電の広瀬直己社長は、汚染水問題に関し「新たな心配、不便をかけており、本当に申し訳ない」と謝罪した。
 野党は政府の対応も問題視している。安倍政権は「影響は港湾内0・3平方キロの範囲内で完全にブロックされている」との立場だ。しかし首相が「状況はコントロールされている」と発言した後、東電幹部は「コントロールされていない」と発言。野党による追及の材料になりそうだ。

ヤツコ氏「汚染水は制御不能」 米規制委の前委員長

2013-09-28 10:40:19 | 原子力関係
ヤツコ氏「汚染水は制御不能」 米規制委の前委員長(09/24 18:26)長崎新聞



記者会見する米原子力規制委員会のグレゴリー・ヤツコ前委員長(右)=24日、東京・有楽町の日本外国特派員協会
 米原子力規制委員会(NRC)のグレゴリー・ヤツコ前委員長は24日、日本外国特派員協会で記者会見し、東京電力福島第1原発の汚染水問題について「東京に影響はないが、汚染水は制御不能だ」と述べた。

 ヤツコ氏は、安倍晋三首相が国際オリンピック委員会総会で「状況はコントロールされている」などと発言したことに「現場では努力しているが、事態は制御不能なところまで来ている。地下水はコントロールできない。できることは影響を和らげることだけだ」と指摘、監視強化の必要性を訴えた。

 さらに、汚染水が海に流出し続けている現状を踏まえ、政府と東電の対応を批判した。

もんじゅ対応「やる気あるのか」 敦賀市と議会双方から苦言

2013-09-28 10:30:26 | 原子力関係
もんじゅ対応「やる気あるのか」 敦賀市と議会双方から苦言
(2013年9月25日午後5時59分)福井新聞
 福井県の敦賀市議会の原子力発電所特別委員会は25日開かれ、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ(敦賀市)で続発しているトラブルについて議員、理事者双方から苦言を呈する声が出た。

 もんじゅでは今年、人的ミスによる非常用ディーゼル発電機の黒煙噴出や、冷却材のナトリウム漏れを監視する検出器停止などのトラブルがあった。美尾谷幸雄委員(政志会)は「初歩的な人的ミスが次から次に起き、もんじゅの職員はどのように考えているのか。やる気があるのか」と批判。市に厳しく対応するよう強く求めた。

 中島正人企画政策部長は「課長対応でなく、私の所に来てもらって事情を聴いたり、注意したりするようにした」と対応を説明。「真摯(しんし)な姿勢と責任感を持って対応してほしいと伝えているが、実態として(効果が)表れてこず、私たちも苦慮している」と述べた。