とあるスナックで
小林
コーさん、「衝撃と畏怖」作戦って、なんなのですか。
コー
以前話したと思うんだが、もう一度見てもらいたい。
そして、「タヴィストック洗脳研究所」の本の、p-139
原爆投下は「衝撃と畏怖作戦」の幕開けだった
米国政府の公文書を読むと、有用なものもそうでないものもあるが、(米国を含む)諸国がすさまじいプロパガンダ攻勢によってコントロールされるに至った様子が手にとるようにわかる。
プロパガンダの数があまりに多すぎて、タイトルと内容の概略くらいしか私には言えない。私のまとめた情報によって、米国民が無関心の寝床から目覚め、自分たちがもうすぐワンワールド政府=社会主義新世界秩序の奴隷になってしまうということをわかってもらいたい。
公式な定義=ワシントンの権力中枢が用いる言葉や定義を収集して役立てること。ここで飲用される計画の登場人物は、例外なくタヴィストック関係者である。
社会科学と政治介入=プロジェクトが表面上「発展支援」と謳っていることは、事実上、南半球の文化的社会的関係に危険を招く可能性がある。莫大な金銭的見返りを引き換えに、「援助」提供者は被支援グループの心理を集中的に研究し、最も悲惨な悪夢の中でさえ出てこないやり口で彼らを利用することが多い。
これこそジョン・ローリングス・リースがタヴィストックで教えたことであり、それは米国人の生活にくまなく及んでいる。
衝撃と畏怖=迅速な支配の確立ーーーこれはワシントンの国立防衛大学の教本(1996年度)に書かれており、2003年3月と4月における中東介入とイラク戦争を支える理論になった。教本によると、「衝撃と畏怖」は1945年に広島と長崎に投下された原爆と「同程度の効果を持つ非核爆弾」を目指す。
あの恐ろしい悲劇について、絶版となった教本の研究指針はこう述べている。「ああした新型兵器の衝撃によって衝撃と畏怖の状況が生まれて、平均的な日本国民の考えや指導層の方針が一変した。日本人は一機の航空機がもたらす破壊的な力を理解できなかった。理解不能こそが(畏)おそれを生む」
心理的に圧迫するために強力な兵器を使うことに加えて、出版物も積極的にプロパガンダ攻勢をかけた。「こうした支配を達成する基本的な仕組みは、衝撃と畏怖の条件をふんだんにつくりだすことによって、敵が私たちの戦略目的や軍事目標を納得し、受け入れることである」と筆者は書いている。「策略、混乱、誤情報、偽情報を大量に投入しなければならないのは当然である」
戦闘における心理戦争=これは1996年に国立防衛大学で刊行された、悪名高い「衝撃と畏怖」教義の完全な教本である。敵の意志を完全に掌握すること、標的となっている人々を認識し理解すること、文字どおり敵を行動不能、反撃不能にさせることが中心概念に据えられている。こうした言葉や表現はすべてジョン・ローリング・リースの講義で出席者が使うテキストに書いてある。リースは英国陸軍心理戦争局をリードする理論家だった。
「衝撃と畏怖」教義とは、まず有効な場所を選んで消耗戦を仕掛けて敵の軍事力を体系的に破壊し尽くす。さらに、圧倒的な力を行使してショックを麻痺させ、無気力にさせ、最終的には敵を道徳的破壊に追い込むという戦略である。
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小林
最近の自衛隊に対する攻撃は、だから「理解不能」な攻撃なわけなんですね。
コー
そう思うね、俺も。
まったく「やつら」は、教科書どおりのことを、丹念にやっているということだ。
バカまるだしだな!!
小林
いったい「やつら」はどうしろというのですか。
コー
ようするに早く、”憲法を変えて、戦争をいつでもできるようにしろ、”ということだよ。いつまで待たせるんだ、いい加減にしろ、ということだよ。
日本という国を、自衛隊を利用したいということだよ、簡単に言えば。日本の金を利用できるのは分かった、でも今度は、人的資源も利用したいということだよ。はやく鉄砲玉になって中国と戦争しろということだよ、簡単に言えば。
小林
まるで「やくざ」の世界ですね。
コー
そうだよな。あえて言えば、中世の「戦国時代」の世の中ということかな。