とあるスナックで
コー
さあーどんどん読んでいこう。P-171
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”尿素を飲ませる”ことが正式な医学的治療行為だなんて、一般の市民や開業医には”根耳に水”かもしれません。しかし勉強熱心な医学研究者のあいだではべつに突飛な話ではなかったのです。他の研究者たちと同様に、ジャヴィッド博士も尿素治療の実施法として、静脈注射だけでなく、尿素の大量経口投与を行っています。
我々は尿素を錠剤にしたり、砂糖を使っていないフルーツジュースに尿素粉末を溶かしたりして、経口投与を実施した。
この”尿素を飲ませる”臨床治験でも、やはり尿素の安全性が立証されました。つまり経口投与という方法を用いれば、(注射の場合よりも)大量の尿素でも、きわめて簡単かつ効果的に、投薬できるわけです。その投薬量について、ジャヴィッド博士は「尿素を大量に投与しても充分に許容できると判明したので、投薬量を次第に上げていった。現在では大多数の患者に、体重1キログラムにつき尿素1グラムを投与するまでになっている」と報告しているほどです。
各種の疾患に対する尿素治療の予備的な臨床治験が大成功を収めたので、彼は次のように”尿素治療のすすめ”を説いていたほどです。
各種の脳疾患や(中略)メニエール病(内耳疾患)、いわゆる月経前水腫、子癇(妊娠中毒症による重い痙攣発作)、眼科の手術、緑内障、振顫譫妄(しんせんせんもう)、癲癇(てんかん)などの諸疾患については、尿素治療を試してみることを是非おすすめしたい。
そして彼自身も尿素治療の適応範囲の拡大をめざして研究を続けている最中であるという報告で、この論文は結ばれていました。
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小林
尿による注射はもうとっくに行われていたということですね。むしろこちらの先生は注射が先だったわけですね。
続々と、お医者さんによる報告がされていますね。