横浜市青葉区に残された里山、「恩田の森」の四季の移ろいをご紹介するblogです。
恩田の森Now
二週間振りの森
24 May 2014
二週間振りの森は、緑もぐっと濃くなり、もう田植えの季節となっていました。
白山谷戸の田んぼでは田植えが終わったところとこれからの所が半々と云ったところでした。田んぼに水が入るとそれまでとはまったく違った景色に見えるのが不思議です。
この季節、空き地や畑の隅、石垣の隙間などで咲いているピンクの花。これはイモカタバミでしょうか。似たようなものに、ベニカタバミ、ムラサキカタバミがありますが、どうも区別がつきません。
あかねの森南麓の農家の庭先で柘榴(ざくろ)の花が咲き始めました。調べてみると地中海沿岸辺りが原産地のようですが、日本には西暦900年代に渡来した記録があるようです。文化的にも調べてみると面白そうな樹木です。
梅の実が大きくなってきました。と云う事は、もうじき梅雨入りと云う事ですね。
blog:郷秋<Gauche>の独り言(毎日更新中!)
http://www33.ocn.ne.jp/~musica/essay_blog.html
このページで紹介しきれない写真はblogの方に毎日掲載しておりますのでどうぞのぞいてみてください。
初夏
10 May 2014
先週「夏到来」と書きましたが、それらはまさに初夏の風と陽光の一週間となった恩田の森でした。
なるせの森の麦畑です。麦秋とは夏の季語ですが、この麦畑が黄金色になるにはまだひと月程かかるでしょうか。
ジャガイモの花が咲き始めました。かのマリー・アントワネットが好んで髪飾りとしたことは有名ですが、フランスではまだ鑑賞として栽培されて頃の話なのでしょうか。
すみよしの森の畑の隅で咲いていた昼咲き桃色月見草。いま時分畑の隅や道路の脇で咲いている「雑草」です。本物の月見草や赤花夕化粧と同じアカバナ科マツイグサ属で、北米南部からメキシコにかけてが原産です。
なるせの森の森でホオノキの大きな花が咲いていましたが、雄蕊は落ちてしまった後でした。そのせいなのか、強烈な甘い香りはほとんどしませんでした。
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夏到来
3 May 2014
先週「初夏へ」と書いたのか良かったのかいけなかったのか、今日は気温も27度まで上がり一気に夏到来の恩田の森でした。
すみよしの森の小谷戸のかぼちゃと西瓜が植えられたばかりの畑ではNさんが畑を耕していました。
黄色いオキザリスではなく、カタバミです。同類なのに一方は園芸植物として愛でられ、一方は厄介な雑草として嫌われます。春から夏までいつでもはびこり花を咲かせています、やけに目立つ今頃が本来の花期なのかも知れません。
桐の花が咲き始めました。これはかなり遠くから望遠レンズで引き寄せたもの。樹高があるために近くで花を見る機会は少なく、遠望するか花が落下しているのを見つけて初めて気づく事が多いようです。
キンランが咲いていました。1997年に絶滅危惧II類(VU)に指定されていますが、なるせの森には群生地がありたくさん見ることが出来ます。キンラン・ギンランは栄養分のほとんどを菌根菌に依存するために、雑木林の中でしか生育することができません。家に持って帰っても決して根付くことがありませんのでくれぐれもご注意を。
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