横浜市青葉区に残された里山、「恩田の森」の四季の移ろいをご紹介するblogです。
恩田の森Now
初冬へ
今日は絶好の散歩日和となりましたが、昨日には昨年より3日は早いという木枯らし一号が吹いた首都圏地方。日中は穏やかな散歩日和でも、朝夕はコートが欲しくなるほどまでに気温が下がるようになった恩田の森界隈です。
白山谷戸で最後まで稲が干されていたSさんの田んぼでも脱穀が終わったようで、今日は稲藁の運び出し作業が行われていました。
先週はまだ咲いていなかった山茶花(さざんか)が綺麗に咲いていました。江戸時代からたくさんの園芸種が作出された山茶花ゆえに品種名まではわかりませんが、これからしばらくの間、八重一重、赤白ピンクとたくさんの山茶花を楽しむことができそうです。
なるせの森の黄葉。恩田の森にはモミジなど紅葉が美しい木は多くなく、紅葉ではなく黄葉が中心ですが、これはその中では美しく輝く山桜。
姫蔓蕎麦(ひめつるそば。別名ポリゴナム)。蕎麦の名が付きますがタデ科ソバ属のソバに対して、こちらはタデ科イヌタデ属。ヒマラヤ原産で日本には明治時代に入ってきたそうです。道端や溝脇の雑草と思われている方が多いかもしれませんが、実に愛らしい花を咲かせます。北鎌倉の円覚寺には見事な群生地がありますね。
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散歩日和
はさ掛けで天日干しされていた稲も少なくなって来ると同時に秋の花が目立って来た今日の恩田の森。暑くもなく寒くもない、絶好の散歩日和となりました。
白山谷戸で干されたままになっているのは、田植えも一番遅かったSさんの田んぼだけになりました。
雨が降ると小さな流れとなる溝で溝蕎麦(ミゾソバ)が白い花をたくさん咲かせています。「ソバ」の名前が付いているのは見た目が似ているからですが、タデ科タデ属の別種です。これは真っ白な花ですが、ピンク~赤い花を咲かせるものもあります。
濃い茶色のフリルに白い縁取り。実におしゃれなキノコを見つけました。
秋の花、山茶花(さざんか)です。江戸時代から皐月とともに盛んに品種改良・新品種作出が行われ、たくさんの種類あるようです。一重、八重はもちろん多くの花色があり、一つひとつに名前が付いていすので、余程の専門家・愛好家でもなければその名前まではとてもわかりません。
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秋、好日
先週はまだ稲刈り前の田んぼが少し残っていましたが、今日はもうすっかり終わっていました。
円錐形に立てた稲藁が残っている田んぼは脱穀までを一気に済ませてしまうコンバインで刈り取った田んぼです。稲作だけの地方では稲藁を細かく切って田んぼに撒いてしまうようですが、畑作もする農家では翌年の畑作の敷き藁にするためにこのように藁を干してから納屋にしまっておきます。
稲刈りが終わって秋祭り。徳恩寺別院薬師堂では3年に一度のお祭りがおこなわれていました。鎮守の祭りではなくお寺さんのお祭りと云うのが不思議な感じがしますが、帰りがけに前を通った時には住職による法要が行われていたようでした。
なるせの森の谷戸奥の畑です。夏の野菜の収穫が終わり、畑にはもう冬野菜の苗が植えられています。
稲刈りが終わった田んぼでは山羊がのんびり畔の草を食んでいました。
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実りの秋
二週間ぶりの森は、もうすっかり秋、実りの秋を迎えていました。いろいろな作物それぞれに実りの時がありますが、日本の秋の、実りの秋の代表はやはり稲、お米の実りですね。
白山谷戸の田んぼです。すでに稲刈りが終わったところとこれからのところ、稲刈りもコンバインで一気に脱穀まで済ませたところと手押し式の刈り取り機で刈り稲架がけしたところの三様です。
秋の花、山茶花(さざんか)がもう咲いていました。春に咲く椿に良く似た花ですが、「山茶花さざんか咲いた道、焚き火だたきびだ落ち葉焚き」と歌われることでわかるように山茶花は秋~初冬の花です。
冬の野菜のための畑仕事。虫がつかないにようにネットをかけます。農薬を使うより手間はかかりますが安心ですね。
なるせの森の田んぼです。半分ほどの稲刈りが終わっていますが、この田んぼは水はけが悪いようで、周りの稲を刈り取り溝を掘って水が抜けるのを待っているようです。
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