横浜市青葉区に残された里山、「恩田の森」の四季の移ろいをご紹介するblogです。
恩田の森Now
田植時
25 May 2013
恩田の森は田植時。先週のうちに終わったところが多いようですが、まだ代掻きの田んぼも残っています。
かつらの森とすみよしの森の間にある白山谷戸のMさんの田んぼでは代掻き中。土が落ち着くまでに一週間程かかるようですので田植は来週末でしょうか。
銭葵(ぜにあおい)の花が道端、畑の隅で咲いています。南ヨーロッパ原産と云われていますが、日本には江戸時代の元禄年間に渡来しており、その名前も花が一文銭(寛永通宝)程の大きさほどだと云うところから来ているようですから、馴染の花だといえるのでしょうね。
Nさんの畑では西瓜と南瓜の苗の下に稲わらを敷く作業中。何気なく食べている野菜も、これ程の手間をかけかけて育てられていることを思うとぞんざいにはできなくなりますね。
先週ご覧いただこうと思いながら失念していた柿の花です(勿論昨日撮り下ろし)。秋になればあれ程見事な実をつけると云うのに花は実に控えめです。謙譲の美徳を体現するとでも云えばよいでしょうか、実に日本的な花のように思えてなりません。
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初半袖
14 May 2013
先週は所用のために散歩&撮影ができませんでしたので二週間振りの森となりました。この二週間の間に季節は大きく動いてもうすっかり初夏。今年初めて半袖での散歩となりました。
田んぼに水が入り始めました。先週帰省した郡山ではほぼ田植えが終わっていたようですので横浜での二週間程遅れての田植えとなるようです。
Nさんのお宅のハウスの中では苗がすくすくと育っておりました。緑の絨毯のようで撫でてみたいような気がします。
春先に花を咲かせた梅の実が、もう収穫できそうなほどに大きくなって来ていました。
なるせの森の尾根道の脇で群生していた虫取り撫子(むしとりなでしこ)。鮮やかなピンク色で目を引きます。食虫植物のような名前ですがそうではなく、茎の一部に粘液を分泌する部分があり、ここで虫が付着することがあることからの命名。花の蜜を掠め取るだけで、受粉の役には立たない蟻などが花までやってこないようにするためだと考えらえているようです。ヨーロッパ南部が原産で日本には江戸時代に入って来たとのこと。
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五月最初の森
4 May 2013
数日気温の低い日が続いていましたが、ようやく平年に近い気温になって来た今日の森でした。
麦の花が咲いているようです。イネの花同様、一体全体どれが花なのか良く判らないのですが、白く見えているのが多分蕊でしょうから、これが花の咲いている状態なのだと思います。文字通り小麦色となるのは一カ月程後でしょうか。
畑の隅や民家の庭先で菖蒲(あやめ)が咲き始めました。花菖蒲(はなしょうぶ)は湿地を好み菖蒲(あやめ)は乾燥地で育ちます。漢字で書くとどちらも「菖蒲」となるのでちょっと紛らわしいですね。
芋片喰(いもかたばみ)に覆われた石仏。
谷空木(たにうつぎ)の花も咲き始めました。咲き始めは白くて時間が経つと紅色に変る箱根空木が美しいのですが、今日は見かけませんでした。
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