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初夏へ

27 April 2014

 八重桜は花吹雪、森の緑もすっかり濃くなり春から初夏へと季節は変って行く恩田の森です。


 芽吹いたばかりの柿の若葉はそのまま食べることが出来るのではないかと思う程瑞々しく優しい色ですが、その柿若葉の緑もみるみる濃くなって行きます。


 すみよしの森の民家の庭先の藤の花がきれいに咲きそろっていました。黒くて丸くて大きな熊蜂がこの花の蜜を吸いにやって来るようです。


 森の縁の日陰ではシャガの花が咲いていました。漢字では射干、著莪などと書くようですが、胡蝶花(こちょうばな)と云う別名もあるようです。東京都ではレッドリストの準絶滅危惧種に指定されているようですが、恩田の森ではあちらこちらで見ることが出来ます。


 幾種類もの緑が折り重なるなるせの森の谷戸奥。

blog:郷秋<Gauche>の独り言(毎日更新中!)
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このページで紹介しきれない写真はblogの方に毎日掲載しておりますのでどうぞのぞいてみてください。

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晴れのち曇り

19 April 2014

 ここ一週間の植物たちの成長は凄まじいものがありました、先週は見上げれば空が見えた雑木林でも空は僅かしか見えなくなっていました。それだけ若葉が茂って来たと云う事です。今日は歩き始めた時には出ていた太陽も昼過ぎには雲に隠れてしましたが、幸い降られることなく歩き通すことが出来ました。


 かつらの森で咲いていた一人静(ひとりしずか)。実は一人静を見たのは初めてでした。かつらの森で錨草(いかりそう)が咲いているのを初めて見つけ、他にもないかと探していて、いつも歩いている道からほんの2m程外れたところで咲いているのを見つけました。もう少し注意深く観察するともっと多くの植物に気づきそうです。


 先週もご覧いただいたすみよしの森のトトロの切通しに続く小道を男の子二人とお母さんが散歩をしていました。柿の若葉の輝きが先週よりも増したようです。


 すみよしの森の畑に座り込んで作業する顔なじみのWさん。どうやら蜜蜂の飼育箱の手入れをされているようでした。


 上溝桜(うわみぞざくら)。同じバラ科とは云え見慣れている桜とは随分と違った、まるで試験管を洗うブラシのような花を咲かせます。良く観察すると雑木林と田畑の境目辺りに結構な数の木があり花を咲かせているのに気が付きます。

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若葉の季節

12 April 2014

 沢山の花にばかり目が行きがちですが、四月中旬は若葉の季節でもあります。日毎に濃くなる森の色は飽くことがありません。


 すみよしの森のトトロの切通しに続く道。柿の若葉が輝いていました。秋に葉を落としてからは枯れ木かと思う姿で冬を過していた柿の木から、あんなに柔らかな瑞々しい葉が出て来るとは不思議でなりません。


 これはクロモジの花と若葉。和菓子用の高級楊枝の黒文字はこの木のから作られます。


 徳恩寺の枝垂れ桜がまさに満開になっていました。5、6年前からこの桜を空が薄い雲に覆われた日に撮って日本画風に仕上げてみたいと思っているのですが、天気と咲き具合のタイミングが合わずにいます。


 なるせの森の谷戸奥で咲き乱れる二輪草。一面真っ白です。二輪草のあとはユキノシタが咲き始めますが既にその葉が出だしており、どちらも出来るだけ踏みつけないように歩き撮るのに苦労しました。

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花盛り

6 April 2014

 右を向いても左を向いても、 上を見ても左を見ても花だらけ。命あるすべてのものが光り輝く春の到来です。


 ひと枝に紅白と桃色を、一輪の中にも紅白と桃色を器用に咲き分ける源平桃(げんぺいもも)。勿論、源氏と平家の紅白の旗印になぞらえての命名です。


 何故かすみよしの森の道端で咲いている三椏(みつまた)。和紙の原料となるコウ、ミツマタの三椏です。この写真では判り辛いですが、枝先がものの見事に三つ又になりその先に花を付けます。


 残念ながらと云うべきか恥ずかしながらと云うべきか、花の時期以外にはまったく目に入らない、一体全体どんな葉でどんな樹形なのかまったく記憶がない花海棠(はなかいどう)、バラ科リンゴ属。秋になると親指の先ほどの小さなリンゴに似た実をつけていたかすかな記憶。


 染井吉野の華やかさも悪くはありませんが、里山の風情に似合うのは山桜。豪華さはない代わりに控えめで穏やかな中に芯の強さを秘めた山桜こそ日本を代表する花ではないかと思うのです。


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