横浜市青葉区に残された里山、「恩田の森」の四季の移ろいをご紹介するblogです。
恩田の森Now
2016年11月26日 思わぬ雪のあとに
木曜日の未明から横浜地方に雪が降りました。11月としては54年ぶりの降雪どころか記録が残る1875年以降初めての積雪とのこと。気温もかなり下がりましたがさすがに溶けていくのも早く、金曜日の午後にはほとんど消えてしまいましたが、恩田の森にはまだ雪が残っておりました。
竹林やまだ葉がたくさん残っている雑木林の中には雪は積もらず、日当たりの悪い畑の隅に雪が残っておりました。これは栗の木畑です。日当たりが悪く、栗の木はすでに葉を落としていましたので雪が積もり、そして残る条件が揃っていたようです。
奈良川の護岸壁に生えていた小栴檀草(こせんだんぐさ)の実。キラキラ光る川面をバックにするとこんな雑草も美しく見えますね。
赤い実が目を引く黒鉄黐(クロガネモチ)。この季節には黒鉄黐、南天、千両、万両、常盤山樝子など、赤い実をつけた樹木をたくさん見かけます。
この黒い実は藪蘭(やぶらん)の実。花が小さい割には実が大きく、たくさんの花を咲かせる割には実の数が少ないのが不思議です。
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今年最後の晩秋の森?
2016年11月20日 またしても小春日和
先週の日曜日に、小春日和を通り越して「大春日和」となった今日の恩田の森でした、と書きましたが、またしても汗を書くほどの陽気となった今日の恩田の森でした。真冬かと思うほどの寒さ、冷たい雨と小春日和が交互にやってくる近頃の横浜地方です
昨夜までの雨に濡れたチカラシバがキラキラとして綺麗だったのでレンズを向けたのですが、写真では上手く表現することができませんでした(^^;
たびたびご覧いただいている、すみよしの森の「トトロの切通し」です。切通しの向こうには朝方に発生した霧が少し残り、低い太陽の光が差し込み、いつも以上にフォトジェニックな切通しでした。
残り柿。いつもの年よりも無くなるのが早いように思えるのは気のせいでしょうか。冬の間の小鳥たちの食べ物がなくなってしまのではないかと心配です。
なるせの森の作業小屋を囲む黄葉・紅葉です。暖かいとは入っても、季節は確実に晩秋から初冬へと向かっていることを感じさせる静かな佇まいです。
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2016年11月13日 小春日和
金曜日まで、真冬かと思うほどの寒さだったのに昨日・今日は小春日和を通り越して「大春日和」となった今日の恩田の森でした。
季節はずれの青田。稲刈り後の田んぼが青々としていますが、これは切り株から生えてきた「ひこばえ」によるものです。
「ひこばえ」をよく見ると、穂をつけたものがありました。試しに籾殻を爪で割ってみましたが実は入っていませんでした。
あぜ道のエノコログサ。暖かい日があっても、季節は確実に冬枯れが近づいています。
冬が近づいてきている証拠をもう一枚。生垣のように植えられている南天の実がすっかり赤くなり、みかんも色づいてきています。
あかねの森の農家の庭先で皇帝ダリアが咲いておりました。たしか昨年は成長途中に襲来した台風で茎が折れてしまい花を見ることができなかったのですが、今年は元気にたくさんの花を咲かせておりました。
なるせの森の山桜の紅葉。「紅葉」と書いてモミジとも読むように、紅葉と云えばモミジと思いがちですが、モミジ以外の木の紅葉・黄葉も実にそれぞれに美しいのです。桜の葉は色づくとすぐに散ってしまうので見頃はごく短いのですが、なかなか美しいものです。
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2016年11月7日 立冬
所用のために土日に散歩することができませんでしたので、立冬の今日、森を歩いてきました。今年は夏以降台風の影響もあり雨が多く、「これぞ秋晴れ!」と云う日が少ないまま秋が深まり、気がつけば暦の上でのこととはいえ立冬です。このところは気温は低いもののまずまずの天気が続いていますのでの、もう少しは静かな晩秋を楽しむことができそうです。
秋の宝石。雑木林の周辺部でなっていた赤い実。同じ場所をほとんど毎週通るのですが、ここで花が咲いていた記憶は全く記憶にありません。人知れず控えめな花を咲かせて色彩が乏しくなるこの時期に私たちの目を楽しませてくれる「秋の宝石」です。
この季節の撮影を楽しみにしていた、八重の美しい花を咲かせる山茶花の木が切られてしまいました。それに代わるフォトジェニックな山茶花の木を探しているのですが、そう簡単には見つかりそうにはありません。
なるせの森の畑の隅の菊がようやく咲き始めました。バックの緑の筋は、小松菜、春菊、ほうれん草。次はそちらにピントを合わせた写真をご覧いただくといたしましょう。
なるせの森の谷戸の入り口近くの田んぼでくつろぐ山羊。私が通りかかるのを待っていたかのように、首をずっとこちらに向けたままでおりました。
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