横浜市青葉区に残された里山、「恩田の森」の四季の移ろいをご紹介するblogです。
恩田の森Now
秋暑し
29 September 2012
先週はTシャツ一枚で出かけたのを後悔する程の涼しさで、秋の到来を文字通り肌で感じたのでしたが、今日は暑さがぶり返してTシャツ一枚でも大汗をかく始末。明日で9月も終わりだと云うのにどうしたことでしょうか。
白山谷戸の田んぼです。既に稲刈りが済んだところもありました。この写真では小さくて見にくいかも知れませんが、写真奥の方では大型のコンバインを使った稲刈りの最中です。家を出る時には多かった雲が白山谷戸に着いた頃から雲が取れ出し来ましたが、空の何と青いこと。今年見た一番青い空でした。
青い空をバックにした柿。採る人もなく落ち、あるいは初冬まで残ったものは小鳥たちの食料となります。柿が好まれなくなったからなのでしょう、柿の木を切って栗の木、あるいは温暖化の影響の栽培が出来るようになったミカンの木が増えてきている恩田の森です。
幾度かご覧いただいているすみよしの森のお稲荷さんの小さなお社の回りに彼岸花が咲いていました。
なるせの森の番爺谷戸の畑で咲き乱れていたコスモス。コスモスと片仮名で書くよりも秋桜と漢字で書きたいほど日本人の心情に良く合う花ですね。
Blog:郷秋<Gauche>の独り言
http://www33.ocn.ne.jp/~musica/essay_blog.html
季節は秋へ
22 August 2012
先週、「中旬だと云うのに、稲穂、栗、柿、どれを見てももう秋なのに気温だけは真夏のままで、今日も厳しい残暑が続く恩田の森。来週は「初秋」と書きたい一心で、今日のタイトルを「晩夏」としました」と書いたのが良かったのかどうか、Tシャツ一枚で出かけたのを後悔して程の今日の森でした。「暑さ寒さも彼岸まで」とは、昔の人は上手いことを云ったものです。
刈取り間近の稲田をバックに咲くコスモス。メキシコ原産のコスモスですが、日本の風土と日本人の心情に良く合い、今では「秋桜」と漢字で書きたくなるほど日本の秋に溶け込んでいますね
森の幾か所かで彼岸花が咲き始めました。残暑が厳しかったせいなのか今年は開花が少し遅れているような気がします。
畑では冬の野菜の準備がされています。これは白菜でしょうか。
秋の七草のひとつでありながら、実は真夏から咲き始める黄色い女郎花(おみなえし)に対してこちらはまさに初秋に咲く男郎花(おとこえし)。
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晩夏
15 September 2012
9月中旬だと云うのに、稲穂、栗、柿、どれを見てももう秋なのに気温だけは真夏のままで、今日も厳しい残暑が続く恩田の森。来週は「初秋」と書きたい一心で、今日のタイトルを「晩夏」としました。
古くから歌に詠まれた秋の花の代表、萩の蜜を吸うこれは熊蜂でしょうか。身体が大きいので細い枝にとまると枝が大きくしなり、苦労しているように見えました。
芙蓉の花。調べてみると7月から10月初めが花期となっていますが、7月と云うのは少し早すぎで、やはり晩夏の花と云う印象が強い芙蓉です。
先々週、演芸大会のポスターをご覧いただきましたが、その杉山神社の例大祭がいよいよ明日行われます。これは杉山神社までの送迎バスバス停の看板。なるせの森の谷戸奥に畑を持っているMさんが、若い衆と一緒に軽トラックで立てに回っていました。
なるせの森の谷戸の田んぼです。恩田の森の幾か所かで稲刈りがはじまりました。この田んぼの刈取りはいつになるのでしょか。
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厳しい残暑
8 September 2012
今年の秋は無いのかと思う程、もう9月も半ばだと云うのに厳しい残暑が続く恩田の森でした。
森のあちらこちらで仙人草を見かけようになりました。調べてみると仙人草はキンポウゲ科センニンソウ属とのこと。同じキンポウゲ科とはいえ属が違い蔓性なこともあり、二輪草などとは随分と違った印象です。
あかねの森南麓の民家の庭先で咲いていたオジギソウ。通るたびに悪戯したくなります。
畑の隅や道端などで韮(にら)の花が咲いています。夏の終わりから初秋にかけて、葉の間から3、40センチの花茎を伸ばして花を咲かせます。この花を見ると韮がネギの中まであることが頷けますね。
白山谷戸の田んぼの稲はすっかり熟したように見えます。稲刈りも近いことでしょう。
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雨模様の森
2 September 2012
厳しい残暑が続く今年の夏ですが、今日は雨がちでちょっと涼しい森となりました。でも明日からは残暑がぶり返すようですので谷戸田の稲の出来も上々となることでしょう。
あかねの森の子ノ辺神社鳥居脇の大銀杏の根元にある芙蓉の花が咲き始めました。これは行に撮った写真。帰りに神社の前を通った時に階段上の社殿を見上げたら、地元の方が集まって掃除をしていました。
秋の七草のひとつ、女郎花(おみなえし)。花屋では蕾の売られているものは状態で売られており、咲いている花にお目にかかれる機会は少ないかも知れません。
雑木林の林床で藪欄(やぶらん)の花が咲き始めていました。女郎花の花同様、ごく小さく(花径5ミリ程度)地味な花ですが、こうしてマクロレンズで撮影してみるとなかなか愛らしい花姿であることがお判りいただけることと思います。
すみよしの森の薬師堂の境内にある無患子(むくろじ)がたくさんの実をつけていました。かつては熟した果肉を石鹸のように使ったとの事。
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