横浜市青葉区に残された里山、「恩田の森」の四季の移ろいをご紹介するblogです。
恩田の森Now
2022年 7月28日 夏です!
先週末は諸般の事情で散歩に行けませんでした。今日は、予報では雨は降らないけれどどうかな?と云う感じでしたが、いざ出かけてみるとThe 夏!って感じで、汗をいっぱいかきました。真夏は咲いている花も少なく写真的には、・・・な感じでしたが・・・。
青田、その奥のこんもりとした小さな森、そして森の上の青い空に白い雲。はい、恩田の森のThe 夏です!
開花を待っておりました臭木(くさぎ、シソ科クサギ属)の花です。荒地・空き地などに最初に定着する先駆的樹木の一つです。葉を千切ると悪臭がすることから気の毒な名前が付けられていますが、その花はご覧の通り凛として美しい。秋に色づく額と果実も見事です。
ナス畑の隅に一株だけ植えられた白茄子。普通の茄子4、5本分くらいの大きさがあります。
やや強めの風が吹いていたからなのか夏場にしては珍しく、みなとみらい地区のランドマークタワーとメディアタワー(直線距離16.7km)がはっきりと見えておりました。ただ、手前の森の木々が大きくなってきており、10年後には森の陰になって見えなくなってしまうのではないかと心配しているところです。
漫文と共に恩田の森他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちらも是非ご覧ください。
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2022年 7月17日 雨の後の森
前回の散歩以降、雨が続きましたので森の木々、田んぼや畑の作物は元気そのものです。
白山谷戸の田んぼ。稲も随分大きくなりましたが、谷戸を横切る道の両側の田んぼが起こされないままになっているのが心懸りです。
日当たりの良いところのものは既に終わっておりますが、日陰ではこのところの雨で元気を取り戻した紫陽花もありました。
雨が続くと、キノコが生えてきます。
アメリカ鬼薊(おにあざみ。西洋鬼薊とも。キク科アザミ属)。ヨーロッパ原産ですが、日本にはアメリカから輸入した牧草に混入していたものが広まったことから「アメリカ」との名がついたようです。非常に鋭い棘を全身にまとっていますので、見かけても触らぬよう気をつけてください。
甲羅長が30センチはあろうかと云う大きな亀。鯉が近くでボチャンと水音を立てたら驚くばかりの素早さで水の中に隠れました。スッポンでしょうか。
栗の実も随分大きくなってきました。
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2022年 7月11日 真夏の森
10日前の酷暑と比べれば少しは涼しいかと思いましたが、33度はやっぱり暑かった!相変わらず雨らしい雨は降らず、森の畑は乾ききっている感じでした。
いつもの白山谷戸。まとまった雨が降っていない横浜地方ですが、田んぼの水が切れるようなことにはなっていないので一安心。稲は順調に大きくなってきております。
今夏初見参の野萱草。
オクラの花。野菜の花の中では大きさといい美しさといいピカいちですね。
そして文字通り茄子紺が美しく美味しそうな茄子。
道端の洋種山牛蒡(ようしゅやまごぼう)が青い実をつけていました。熟すと濃紫になりますが、有毒ですので間違っても食べたりしないように!
民家の庭から通りの上まで伸びて下がった凌霄花(のうぜんかずら)。トロピカルで涼しげです。中国原産で日本には平安時代に渡来したと云われております。
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2022年 7月5日 雨が降る前に
横浜地方でも35度を超すような猛暑が8日間続き、その後は雨。ようやく今日の午前中、晴れ間に恵まれましたので17日振りに森を歩いてきました。ただし、西から雨雲が近づいており午後2時頃からは雨になることが確実でしたのでいつもより一時間半早く家を出て、昼過ぎには帰宅というイレギュラーな散歩となりました
前回、かつらの森に入って20メートル程のところで山桜の枯れ木が倒れて道を塞いでいた事を書きましたが、その折の予告通り今日は剪定用の鋸を持って出かけ人が通れるだけのスペースを作って来ました。
作業前。
作業後。横になっている下の方の枝も切りたかったのですが、脚立か梯子とチェーンソーがないと無理そうでしたので諦めました。これでも一応、私(身長176cm)が、頭を少し下げるだけで通れるようにはなりました。やれやれ。
菊芋か?ルドベキアか?と思いましたがどちらでもなさそう。PictueThis博士に聞いたところ「ヒマワリモドキ」(キク科ヒマワリモドキ属。北米南部原産)と出て来ました。草むらの中で二輪だけひっそりと咲いておりました。
かつらの森の倒木の伐採で大汗をかいた後にやって来た「トトロの切り通し」は涼しい風が吹き抜けており天国でした。先週の酷暑ほどではありませんでしたが、今朝は太陽がギラギラ。そんな「トトロの切り通し」の向こうはまたしても灼熱の世界。切り通しから足を踏み出すのにはかなりの勇気が必要でした。
姫緋扇水仙(ひめひおうぎずいせん。南アフリカ原産。アヤメ科ヒオウギズイセン属)。元々は園芸種として導入されたものだと思いますが、今では雑草化して土手や空き地の隅などで見かけます。ひと目で日本離れしている花姿と色。
八重咲きの梔子(くちなし。アカネ科クチナシ属)の花。有名な「くちなしの花」に歌われているのはおそらくは清楚な一重咲きの梔子。八重咲きのこれは、一重咲きでは特徴的な蕊がまったく見えません。
百合の王様、山百合が甘い匂い辺りに漂わせておりました。明治時代には球根が欧米に大量に輸出され、日本の山野から「山百合が消えた」とさえ云われたとか。ヨーロッパに渡って改良された新種の百合はオリエンタルハイブリットと云われ珍重されています。
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