横浜市青葉区に残された里山、「恩田の森」の四季の移ろいをご紹介するblogです。
恩田の森Now
2018年12月30日 穏やかな年の瀬
今年最後の森歩きに行ってきました。前回、前々回はゆっくり散歩を楽しむにはいささか風が強すぎましたが、今日は穏やかに晴れわたり風もなく絶好の散歩日和となりました。
まずは定点観測。すみよしの森の雑木林で空を見上げた図。枝にしがみ付いている葉は大部少なくなりましたが、まだ残ってはおりました。少し風が吹くと枯葉が舞い降りてきますのですっかりなくなるのも時間の問題でしょう。
冬の畑。手前からほうれん草?、ブロッコリ、レタス(レッドファイヤ?)、玉ねぎ、そして一番奥が春に収穫する豌豆かな。
高野山真言宗摩尼山延壽院徳恩寺別院「薬師堂」に年神を迎えるための門松が建てられておりました。多くの日本人にとてはなんの疑問もわかないこの様子も、一神教信者には摩訶不思議なものと映るのでしょうか。
陽当たりの良い場所では満開となっている水仙。比較的温暖な横浜では品種によって12月から4月まで水仙の花を楽しむことが出来ます。
あかねの森南麓の農家の庭先。餅つきが終わったのでしょう、綺麗に洗われた道具がずらりと並べて干されていました。間もなく新年です。
最後に富士山。手前がすみよしの森でその奥が丹沢の山々。雪をまとった時にだけそこに富士山があるのがわかります。
今年もblog「恩田の森Now」をご覧いただきありがとうございました。2004年に始めた森歩きも来年には15年目を迎えることになりますが、新しい年もこれまで同様週末の散歩&撮影を楽しむことができれば、そしてその写真を皆さんに楽しんでいただくことができれば嬉しく思います。
最後になりましたが、新しい年が皆さんにとって佳きものとなりますようお祈り申し上げて2018年のblog「恩田の森Now」を閉じたいと思います。ありがとうございました。
恩田の森で撮った写真は毎日更新のblogにも掲載いたしておりますので是非ご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/gauche7
To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.
2018年12月24日 またしても強風に見舞われた森
先週、「天気晴朗なれど風強し」と書きましたが今日もまた強い風に見舞われた森でした。気温はそれ程低くなく陽も出ているので風が当たらない場所は「ほっこり」なのですが、尾根筋に位置するいつもの昼食場所などは終始北からの風が終始吹き付けて快感温度零度かな?と云う程の寒さの森でした。
春の芽吹きの時と初冬の落葉の時には定点観測となるかつらの森の雑木林です。先週よりも更に空がよく見えるようになりましたが、それでもまだ枝にしがみついている葉がたくさんあります。
白山谷戸の田んぼは緑色のひこばえも姿を消してすっかり冬の風情です。冬至から三日目の低い太陽に便乗して私も一緒に写ってみました。
冬ざれの野。冬の低い太陽故に小谷戸にはほとんど日が差し込まない。そんな中で一条の光が枯れた草を照らす。冬ざれの美しさかな。
落葉樹と常緑照葉樹に竹、さらには棕櫚までが混在する明るい南関東の冬の雑木林。
花が少なくなった冬の森で、まだ咲いている野芥子の花を見てホッとする。
先週ご覧いただいたものとは別の木ですが、これもまたたくさんの実をつけたまま年をこさんとする柿の木。小鳥たちの良き餌となることでしょう。
柿と同じような色の実をつけていますが、こちらの小指の先ほどの小さな実。蔓梅擬(つるうめもどき)です。お花の材料として馴染みの方もおられるかも知れませんね。
今日のオマケ。本日の森のレストランは鯖照り焼きと野菜たっぷり塩レモンラーメン。食後はコーヒーと7-11の濃厚クリームのレーズンサンド。先にも書いた通り風が強くてゆっくり楽しめなかったのが残念でした。
恩田の森で撮った写真は毎日更新のblogにも掲載いたしておりますので是非ご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/gauche7
To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.
2018年12月15日 天気晴朗なれど風強し
これで風さえなければ気温は低くとも陽だまりはぽかぽかの小春日となる所ですが、風が強くて写真を撮るのも大変だし森のレストランも物が飛ばされないように気をつけなければならないので大変でした。冬の散歩の大敵は、実は低温より強風なのです。
かつらの森の雑木林で空を見上げる図。先週よりも残りが少なくなったようには見えますが、それでも例年と比べるとかなり残っているような気がします。もう師走も半ばですからね。秋の高温続きがこんなところにも影響が出ているのかも知れません。
一瞬、目を疑いました。紅葉ならぬ黄葉したモミジ。クロロフィルの分解と同時に生成されるはずのアントシアンが生成されず、カロテノイドの色だけが出現したと云う理解で良いのでしょうか。
春の花、椿も咲き始めました。
こちらはまだ頑張って美しく咲いている菊。秋の花と冬の花がゆっくりバトンダッチしていく師走です。
麦畑の曲線の美。
すっかり実を落とした木が多い中、まだたくさんの実をつけた柿の木。冬至間近の低い日は、午後2時ですでに黄色味を帯びています。
本日のオマケの一枚は、カップ麺用のお湯を沸かしつつ缶詰を湯煎する図。マルハの「さばの竜田甘酢あんかけ」はC級缶詰グルメとしてはややお高いのですが、実に美味で家庭でも十分以上にイケるお味。ビールのアテにぴったりの一缶です。
恩田の森で撮った写真は毎日更新のblogにも掲載いたしておりますので是非ご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/gauche7
To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.
2018年12月8日 冬の森
天気予報では晴れるようなことを云っておりましたが、歩き始めてみると気温は低く雲間から時々薄日がさす程の天気。これまで暖かな日が続いていましたが、恩田の森にもようやく冬の寒さがやってきたようです。
かつらの森の雑木林で空を見上げる図。葉が落ちだいぶ空が見えるようになると共に林の中が明るくなってきましたが、まだ二週間分ほどの葉が残っているようです。
かつらの森の雑木林を抜けて白山谷戸手前にある民家の庭先の黐の木(もちのき)。調べてみると日本在来種のようですが、緑の葉と赤い実が実にクリスマスっぽい。「黐」は難しくて書けない字ですが、トリモチ(鳥黐)の「黐」。この木の樹皮から作るのだそうです。
そして白山谷戸。黄葉の森の上の空の雲が印象的でした。
冬枯れへと向かう森の中で青々とした不思議な光景。白山谷戸で最後に稲刈りがあった田んぼの「ひこばえ」です。
初冬から仲冬へと向かう中、最後の力を振り絞って咲く野菊。
すみよしの森の小さな畑。手前にネギ、奥が大根。白いトンネルの中は何だろうか。オレンジのみかんがアクセント。
今日の最後はなるせの森の森番の山羊さん。稲のひこばえよりも、キャベツの方がやはり美味しいそうです。
恩田の森で撮った写真は毎日更新のblogにも掲載いたしておりますので是非ご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/gauche7
To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.
2018年12月1日 小春日和の森
二週間ぶりの散歩は師走朔日となりました。やけに暑かった夏の尾を引いているのか、今年は秋も暖かい日が続きそのまま12月となりました。それでもやはり季節は巡り、森の木々は色づき葉を落とし少しずつ色彩の乏しい季節へと向かって行きます。
黄葉した木五倍子(きぶし)と枯れススキの間の小径。
この季節の散歩で気をつけないといけないのがこれ。ひっつき虫です。虫と云っても虫ではなく植物の種で、これは力芝(ちからしば/左)と小栴檀草(こせんだんぐさ/右)。小さな果実に鋭い棘があり、これで通りがかった動物や人に「ひっつき」遠くまで種を運んでもらおうという作戦です。
果実と云ってもいろいろ。こちらは美味しい果実、みかん。恩田の森では畑の隅によく植えられております。
こちらは目を楽しませてくれる果実、南天の実。冬になって餌が少なくなると小鳥たちの貴重な食料にもなります。
なるせの森の黄葉。恩田の森には美しく紅葉する木は多くありません。それでも桜やクヌギ、コナラ、ミズキの黄葉も太陽の光に透かして見ると実に美しいものです。
今日最後の一枚は、山茶花。
恩田の森で撮った写真は毎日更新のblogにも掲載いたしておりますので是非ご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/gauche7
To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.