横浜市青葉区に残された里山、「恩田の森」の四季の移ろいをご紹介するblogです。
恩田の森Now
今年最後の脱穀
27 October 2012
暑く長い夏がつい二、三週間前まで続いていたからなのでしょう、来週には11月などとついぞ思わず。でも季節はすっかり晩秋の趣きです。なんだら季節感がすっかり狂ってしまった今年の夏・秋です。
かつらの森から白山谷戸に向かうとエンジン音が少しずつ大きくなってきます。案の定、脱穀が行われていました。恩田の森、今年最後の脱穀です。春に体調を崩したことから田植えも稲刈りも谷戸で一番遅くなってしまったSさんの田んぼでしたが、脱穀するSさんの元気な姿を見ることが出来てほっとしました。
犬蓼(イヌタデ)。「あかまんま」と云った方が判り易いでしょうね。今の季節、どこにでも生えている雑草です。
冬野菜(小松菜?)の畑をバックにした柿の木。
秋の宝石、小紫(こむらさき)。花は地味でまったく人目を引かないのですが、それは秋に注目されることを知っているからなのでしょうか。
Blog:郷秋<Gauche>の独り言
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秋本番
20 October 2012
半袖のポロシャツの上にスエット地のパーカを羽織って出かけましたが、陽が出ると暑くて脱ぎ、日が陰ると寒くて着るを幾度も繰り返した今日の森でした。長くかった夏もさすがに過ぎ去り、短いであろう今年の秋到来を肌で感じた今日の森でした。
すみよしの森のNさんのお宅では籾摺り作業が行われていました。田植えから始まって稲刈り、脱穀、籾摺りと全て機械化されてはいますが、手間暇かけた作業の結果の米であることに変りはありません。
森を歩いているとあちらこちらから良い香りが漂って来ますが、この時期の香りの元はこれ、沈丁花(じんちょうげ)金木犀(きんもくせい)。秋の「香り」の一つですね。
追記:金木犀の写真に沈丁花だなんて。沈丁花は春到来を告げる花・香り。もうろくも甚だしいい(^^;。harusanさん、ご指摘感謝です。
私が子供の頃には、秋の山で遊んだ時の自給自足のおやつとして普通の存在ですが、今では見かけることがめっきり少なくなったアケビ。私は、実だけを口に含み種ははきだし皮は捨てるものだと思っていましたが、実を捨てて皮を調理して食べる地方もあるのだとか。日本も広いものですね、
似たような絵柄が続いて恐縮ですが、あかねの森南麓で咲き始めた晩秋の山茶花(さざんか)。山茶花は椿と大変良く似ていますので晩冬から春にかけての花と勘違いされることもありますが、「さざんかざさんか咲いた道、たき火だたき火だ落ち葉焚き」の歌を思い出していただければお判りの通り、山茶花は落葉時の花なのです。
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10月の彼岸花
13 October 2012
お彼岸から三週間も経ち10月も半ばだと云うのに今年はまだ彼岸花が咲いています。記録的な高温が続いた今年の9月でしたが、その影響なのでしょうか。
白山谷戸の稲刈りはすっかり終わっていました。干してあるのは手押し式の稲刈り機で刈り取られた稲です。
道端の野菊。品評会に出品される菊の花は確かに豪華ですが、名も知らぬ野菊のたたずまいも良いものです。
柿の実と秋の雲。
あかねの森南麓の民家の庭先で咲いていた酔芙蓉。咲き始めは白く、萎むと赤紫になる芙蓉を、酔って顔を赤らめるのにたとえての命名です。
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実りの秋
6 October 2012
9月は100年来の暑さだったとの報道がありました。その暑さを身を持って体験しましたので、なるほどと大きくうなずくことが出来ましたが、10月に入ってもまだ高温が続いているようで、今日もまたTシャツ一枚でも良かった程の陽気でした。
白山谷戸の稲刈り。脱穀まで一気に済ませてしまう大型のコンバインでの稲刈りです。白山谷戸の稲刈りは、田植えが遅かったSさんの田んぼを残すだけとなりました。
栗も収穫の時を迎えています。高温が続いたからなのか例年よりも収穫の時期が2週間程遅いような気がします。山栗はともかく、多くの栗は農家の方が畑で栽培されている作物ですので、とって良いのは写真だけ。
稲刈りが終わったからと云って農作業が終わる訳ではありません。森の中の小さな畑では冬野菜の消毒作業が行われていました。
今日最後の一枚は、なるせの森の畑の隅で咲くコスモス。
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