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2019年5月25日 真夏日となった森

 どうしてなのかはわかりませんが突然真夏の暑さとなった関東地方(全国的?)。恩田の森も例外ではなく、5月下旬だと云うのに30度を越す真夏の陽気となりました。

 先週、田んぼにも水が入った写真をご覧いただきましたが、その田んぼの田植えが終わっておりました。まだ頼りない小さな苗ですが稔りの時に向かって大きくなっていく様を見るのは楽しみです。

 田んぼに水が入るとやってくるカルガモ。カルガモは一年を通して日本にいるはずなのですが、目につくのは田んぼに水が入った時。それ以外の時期はどこにいるのでしょうか。

 すみよしの森の畑の隅で、真夏のような日差しが似合う石榴(石榴)の花が咲いていました。

 卯(う)の花の、匂う垣根に
 時鳥(ほととぎす)、早も来鳴きて
 忍音(しのびね)もらす、夏は来ぬ
 と歌われるのがこの空木(うつぎ)の花です。

 暑くなるどうしても撮りたくなると水の流れ。飛び込みたくなるような清流ではないのが残念な奈良川。

 あまりの暑さにクルマの影に逃げ込む農家の庭で放し飼いにされている軍鶏?



 ドクダミの花が咲き始めました。漢字で書くと「蕺草」ですが難しくて馴染みにくいでしょうか。ちぎると臭くて嫌われるドクダミですが花はご覧のように美しい。花弁のように見える4枚の白色ものは総苞で、淡黄色の棒状の花序に小花が密生しています。 

 恩田の森で撮った写真他を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますので是非ご覧ください。
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2019年5月13日 田植え間近

 このところ散歩の日に限って雨雲がやってくることが多いような気がします。天気予報では晴れですが、「雨が降るところもありそうです。折りたたみの傘を持っていくと安心でしょう」との勧めに従いデイパックに入れてありますので安心です。それにしも最近の天気予報はよく当たります。

 恩田の森の田んぼにも水が入り田植えの時が近づいてきました。


 久しぶりに遭遇したオンダヤマネコ。近頃その数がめっきり少なくなっております。


 薬師堂境内のオッタチカタバミとムラサキカタバミ。オッタチカタバミは北米原産、南米原産のムラサキカタバミは環境省により要注意外来生物に指定されています。


 麦の穂が色づいてきました。

 道端の庭石菖(にわぜきしょう)。草丈15センチほどの小さな草ですが愛らしい花を咲かせます。先にご紹介したカタバミ類と同様の雑草ですが、こんな雑草の花を見ながら歩くのも散歩の楽しみの一つです。

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2019年5月13日 初夏の森(その二)

 昨日よりは少し涼しくなりましたが、それでも半袖で十分なほどの気温でピーカンにならない程度の日差しがありましたので絶好の散歩&撮影日和となりました。ただし、花の端境期となり欲を云えばもう少し色々な花が咲いていると嬉しいとはちょっと贅沢な今日の散歩でした。

 先週もご覧いただいておりますので「見飽きたぞ」とおっしゃる方もおられるのを承知の上でしつこくご覧いただくのは、田んぼに水が入り始めましたと云う定点観測的ご報告。

 ここ数年、恩田の森の畑で流行しているイチゴの栽培。この写真のイチゴはまさしく「ストローベリー」(麦わらではなく稲わらですが)ですね。 



 桐の木の花です。桐の木はたいへん大きくなりますので花が咲いていてもはるか頭上のことですので気づかないこともありますが、道にこんな花が落ちていたらぜひ見上げてみてください。


 ジャガイモの花。毎年必ず書いているので「耳タコ」の方も多いかと思いますが、かのマリーアントワネットが好んで髪飾りにした花。これは私が勝手に思っているだけかもしれませんが、「星の王子様」の星に似ている。

  帰り足で見つけた小判草。まだ青くて小判色はしておりませんが・・・

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2019年5月3日 初夏の森

  昨日の冷たい雨も止み、森はすっかり初夏の装いとなりました。

 お馴染みの白山谷戸です。田起こしの済んだ田んぼに水が入るのもまもなくでしょう。

 青々とした麦。穂ももうすっかり大きくなりあとは熟すのを待つばかり。麦の刈り取りの季は夏、梅雨の晴れ間に行いますが、俳句の季語ではこれを「麦秋」(ばくしゅう)と云います先週「竹の秋」とは春のことと書きましたが、麦秋もまた知らないと???となる言葉ですね。

 空き地で群生する長実雛芥子(ながみひなげし)。地中海沿岸が原産とされていますが今では日本中至る所でみられる「雑草」。美しいその姿とは裏腹に猛烈な繁殖力を持つため在来の生態系に悪影響を及ぼすことが懸念されております。

 畑の隅で咲いていたこれは、花菖蒲?

 釣り花。うっかりすると見逃してしまいそうな小さな花(花径7〜8ミリ程)ですが、この季節に欠かせない愛らしい樹木の花です。
                    

  小さな花の次は大きな花。二週間前には美しい若葉をご覧いただいたホオノキ(朴の木)ですが、わずか半月で葉はすっかり大きくなりこれまた大きな花(大人の男性の拳大)を咲かせておりました。花はこれ以上開花が進むとちょっとグロテスクな感じになるのでこのくらいが良いところ。木も大きくなますが葉も花も樹木としては最大級の大きさとなるホオノキです。

 先週は蕾の状態をご覧いただいた金蘭(きんらん)ですが、今日は無事に開花しておりました。開花するとラン科であることが良くわかりますが、私としては先週も書いた通り蕾の状態が一番美しいような気がしますがいかがでしょうか。雑木林の林床でしか生育できない植物ですのでくれぐれも採取したりされませんように。「採ってはいけません。撮るだけ」です。

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