横浜市青葉区に残された里山、「恩田の森」の四季の移ろいをご紹介するblogです。
恩田の森Now
三週間振りの森
21 June 2014
二週間振りの森歩きは時々ありましたが、三週間振りは恩田の森の散歩と撮影を始めて10年目にして初めての事かも知れませ。季節の一日分の移ろいは気が付きませんが一週間の移ろいには気づくものです。特に春から夏にかけては。三週間振りともなると尚更ですね。
三週間前にはまだひょろひょろだった稲ももうこんなにしっかりしていました。
畑の隅で捩摺り(もじずり。捩花)が沢山咲いています。多くの野生のラン科の植物と同様、菌類と共生しているためこれだけを鉢植えにして育てるのはなかなか難しいようです。ちなみに「捩摺り」の名は、花序が奥州信夫郡(今の福島市)で作られていた「信夫もじずり」と呼ばれる絹織物の捩じれた模様に似ていることからの命名との事。
なるせの森の尾根道近くで咲いていた丘虎の尾(おかとらのお)。花穂の下から上に向かって順に咲いていく様子がお判りいただけるでしょうか。昨年までは群生していたのに今年は一つだけ。どうしたのでしょうか。
田んぼの畔で咲く花菖蒲。大規模な稲作地では見られない長閑な風景と云えるでしょうか。
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このページで紹介しきれない写真はblogの方に毎日掲載しておりますのでどうぞのぞいてみてください。
梅雨前の猛暑
1 June 2014
テレビのニュースでも盛んに熱中症に気を付けるように云っていましがた、さすがに急なこの暑さは応えました。いつもの10km、4時間に2Lの水分を補給してもまだ足りない感じの今日の恩田の森でした。
すっかり田植えが終わった白山谷戸の上に広がる青い空。この後、気温はグングン上がるのでした。
この木陰から出るのには相当な覚悟が必要だった暑さ加減を、この写真から感じて頂けるでしょうか。
すみよしの森の畑の土手で虫取り撫子が咲いていました。茎をよじ登って来る虫たちは花の下にある粘着性のトラップにつかまってしまうようですが、上空から舞い降りてくる蝶にはそんなトラップも関係が無いと云う事ですね。
この季節、道端や畑の隅などいたるところで目にするドクダミの花。強い臭気があることかた嫌われますが、その花はご覧の通り清楚美しい。4枚の花弁に見えるのは実は総苞で花は雄蕊と雌蕊だけが棒状に集まった部分(花穂)なのです。十薬の別名が示す通り、漢方薬としても昔から使われています。