横浜市青葉区に残された里山、「恩田の森」の四季の移ろいをご紹介するblogです。
恩田の森Now
2017年12月17日 冬至前
一週間前は絵に描いたような小春日でしたが、今日は「天気晴朗なれど風強し」で、散歩にはいささか不向き。冬の散歩はどんなに寒くてもOKなのですが、風が何よりの大敵。多少気温が高くても風が強いと体感温度が下がりますし、被写体は風に揺れて止まらず、ストーブでお湯を沸かすのもままならず、ようやく湧いたお湯でラーメンを作ってもなんだか落ち着かず喉に流し込み、コーヒーは取りやめ早々に退散ということになります。どんなに寒くても、曇天でも風がなければ冬の散歩としては上々の天気ということになるのです。
冬至間近の低い日に輝く雑木林。森の雑木の黄葉も今日まででしょうか。
たわわに実をつけた栴檀(せんだん)の木。無患子(むくろじ)同様果肉にサニポン含み、石鹸のない時代には洗濯に利用されたとのこと。餌が乏しくなる時期の小鳥たちの餌になる、と書いて、果たして小鳥たちは石鹸擬きを食べてお腹を壊さないものかと心配になりました。
小春日に咲く水仙の花。染井吉野が、春のある時一斉に咲きそして散ることによって愛でられるのとは対照的に、早いものは師走に咲き遅きは卯月に咲く水仙。それで良い、個性あってこそ一つひとつの花が輝くのだと、人間もまた同じと思う私はへそ曲がりでしょうか。
農家の庭先の夏みかん。冬至にすでに色づいているのに春になっても酸味が強くて食べられず、初夏になってようやく酸味が和らぎ食べられるようになる、考えてもみれば不思議な蜜柑です。
冬の畦道。どこにでもありそうでも横浜辺りではもう見つけることが難しくなってしまった田んぼの畦道ですが、恩田の森にはまだ残されております。何も云わず何も考えず、ただ土を踏む足の裏の感触を楽しみたい畦道です。
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2017年12月10日 穏やかな初冬の森
今年は6月以降なかなか散歩&撮影に行くことができない日が続いておりましたが、11月末からは三週続けて森に行くことができました。水と食料と小さなガスストーブが入ったデイパックとカメラ機材、しめて10kgを担いて10kmを歩くのはいささか堪えますが、それにも増して精神的なリフレッシュ効果は大きく、かけがいのない時間となります。
私が歩き始めた10時頃には随分と暖かくなっておりましたが、日陰で見つけた霜が降りた葉っぱから早朝の冷え込みを伺い知ることができます。
すみよしの森のメインストリートです。日陰は寒く日向は暖かい。真夏の散歩とは逆に、一刻も早く日向を歩きたくなるものです。
薬師堂境内の無患子(むくろじ)の木の実。栴檀(せんだん)同様果肉にサニポンを含むため、かつては石鹸がわりに使われたそうです。
南天の実です。正月飾りにするために、その前に鳥に啄まれないようにネットがかけられたものも見かけます。
実をすっかり落としてしまった木もあれば、まだ沢山の実を付けている木もあります。これはすみよしの森南麓の柿の木。バックは美しく紅葉しているあかねの森です。
枯れ薄(すすき)も低い日に透かして見ると、なかなかどうして美しいものです。
冬に向かう畑。これは春菊のようです。南関東に位置し横浜の海もほど近い恩田の森は冬も比較的温暖で、白菜、大根、キャベツ、ブロッコリー、春菊、小松菜などの野菜が栽培さています。
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2017年12月5日 初冬
今日の恩田の森。雑木林の中から空を見上げれば、黄葉が進んだとは云えまだたくさんの葉が残っておりました。これが12月、初冬の南関東、横浜の雑木林です。すっかり葉を落とし青空が見えるようになるのはほとんど晦日近くになってのこととなります。
すみよしの森の小谷戸。左側は先週もご覧いただいた柿の木ですが、今日は「引き気味」に撮ってみました。この小径をさらに進むと「トトロの切り通し」があります。
今が盛りの山茶花です。「さざんかの宿」をイメージしながら撮ってみましたが、いかがでしょうか(笑)。
履いているトレッキングシューズが埋もれてしまうほどに落ち葉が降り積もった上り坂。この道を登り切ると都県境の尾根道です。
農家の庭先で咲いていた水仙。福島で生まれ育った私が東京に来て驚いたことの一つに水仙の花が12月に咲いていることがありました。福島では水仙は春の花でしたので、首都圏がいかに温暖であるのかを教えてくれたのがこの水仙の花でした。
なるせの森の谷戸の入り口で餌を喰むヤギ。この谷戸の門番を仰せつかっているかのようなヤギですが、もちろん吠え立てたりもせず来る者を優しく迎え、帰る者を心静かに送ってくれます。
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