横浜市青葉区に残された里山、「恩田の森」の四季の移ろいをご紹介するblogです。
恩田の森Now
残暑
26 August 2012
もう8月も最終週だと云うのに今日も厳しい暑さの恩田の森。この暑さはいったいいつまで続くのでしょうか。
それでも白山谷戸の上には秋が近いことを思わせる雲がプカリプカリ。
茄子の花です。ナス科の植物の花は黄色もしくは白なのに、何故か本家本元の茄子だけは紫色の花を咲かせます。
あかねの森南麓の道を歩いていると「撮ってください」と云う小さな声が聞こえて来ました。ルドベキアを矮小化した園芸種でしょうか。二、三週間前から咲いているのに気が付いていたのですが、今日初めてレンズを向けました。
なるせの森の番爺谷戸入口で番をしているメエイもいかにも暑そうな顔。スイカの差し入れをしてもらったようですが、結構贅沢な食べ方をしていますね。
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お盆過ぎ
19 July 2012
お盆過ぎだと云うのに森は今日も厳しい暑さでしたが風があったのがせめてもの救いでした。
熟し始めた白山谷戸の稲穂。辺りに稲穂が熟す時期独特の香りが漂っています。それにしても雲一つないこの青空。厳しい残暑は稲の作柄にとっては良いものでも、人間にはちょっと辛いものがあります。
すみよしの森の農家の庭先でお盆の迎え火・送り火を焚いた後が残っていました。同じ横浜市内でも新しい住宅地ではまったく見ることのできないお盆の風習が恩田の森ではまだ残されているのです。
杉山神社の例大祭を知らせる看板と奉納演芸大会に出演する「歌手」のポスター。田舎だった頃の横浜青葉区がまだ残されている恩田の森です。
先週もご覧いただいたお稲荷さんと「狐の剃刀」のツーショット。先週は生えていなかったところに狐の剃刀が生えて来ていましたので撮ることができました。
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盛夏
11 July 2012
今日は曇りがちでギラギラした太陽が顔を出したのは僅かな時間でしたがそれでも夏真っ盛り、厳しい暑さの森でした。そうは云っても、暑さは今がピーク。一週毎に晩夏へ、そして初秋へと移って行くのです。
かつらの森の民家の庭の凌霄花(のうぜんかずら)。樹木ですがつる性ですので、絡み付くものがないと上には伸びることが出来ません。この凌霄花は杉の木に巻き付きながら背丈を伸ばしています。
すみよしの森で狐の剃刀(きつねのかみそり)が咲き始めました。すみよしの森では幾か所かで見ることが出来ますが、他の三つの森では見かけたことがありません。関東地方でも場所によっては絶滅危惧種となっているようです。
狐の剃刀の次は、群生地のすぐ隣にあるお稲荷さん。稲荷神社と云うには余りにも小さなお社ですが、今年になって新造されたものです。供えられた油揚げの下にはちゃんと榊が敷かれているのにお気づきになられたでしょうか。
奈良川の護岸壁に根を伸ばした臭木(くさぎ)の花が甘い香りを辺りに漂わせていました。5、6年前に一度護岸壁の草木が刈られたのですが、その後に根を下ろした木がもうこんなに大きくなっているのです。その名の通りの悪臭で悩まされることになりますので、花が良い香りだからと手折って持ち帰ったりしてはいけません。
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