横浜市青葉区に残された里山、「恩田の森」の四季の移ろいをご紹介するblogです。
恩田の森Now
2022年 6月18日 曇り空(その二)
どんより曇り空に覆われた今日の森でした。気象予報士が張り切っていたほど気温は上がらず、雨も降りませんでしたが妙にねっとりとした空気がまとわり付くような感じで不快感Max。里山の景色や草花を見てもテンション上がらずいつもの半分くらいしかシャッターボタンを押さずに帰って来た今日の散歩&撮影でした。毎週毎週通っていると、たまにはこんなこともあるものです。
かつらの森に入って20メートルでいきなりアクシデント。山桜の枯れ木が周りの低木を巻き込みながら倒れて道を塞いで通ることができません。たまたま今日は剪定バサミを持って出かけておりましたので、まずは細い枝を切り払い倒れた幹の下を何とか通過。来週は剪定用のノコギリを持って行って太い枝を切って道を切り開かなければなりません。
15分程かけて倒木の下をくぐってかつらの森を出たら、アカンサス(地中海沿岸原産。キツネノゴマ科ハアザミ属)が出迎えてくれました。近所の方が植えたのでしょうか。
先々週、サツマイモの苗を植えていた人たちでしょうか、何やら畑仕事をしておりました。
薬師堂の参道が黄色に染まっておりました。
黄色は無患子(むくろじ。ムクロジ科ムクロジ属)の花殻。蜜を求めてたくさんの蜂が飛び回っておりました。
たくさんの花を咲かせる柘榴。残念ながら結実するのはほんのわずかです。
まだ6月ですが秋の田村草(あきのたむらそう。シソ科アキギリ属)ですか?
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#恩田の森 #横浜の里山 #都会の里地里山 #身近な自然 #横浜市青葉区恩田 #初夏の森 #麦秋 #梅雨時
2022年 6月11日 梅雨の間、曇り空の森
6日に九州地方より早く梅雨入りした横浜。今日は降らない予報でしたが用心して折りたたみの傘を持って出かけました。途中で強い雨の警報が飛び込んで来ましたが恩田の森辺りでは降ることはなく、無事に帰宅することができました。
徳恩寺別院薬師堂境内の紫陽花。自宅からここまで約2キロメートル。ここで最初の小休憩です。
薬師堂の裏を少し登ったところにあるNさんの畑の茄子の花(この辺りの農家はほとんどNさんなので、地元の方は下の名前で呼び合っています)。花の色と実の色が同じと云う野菜は意外と少ないような気がしますがいかがでしょうか。
道端で咲いている箆大葉子(へらおおばこ。オオバコ科オオバコ属)。興味のない方にとっては単なる雑草ですが、私は結構好きな花(草)。ヨーロッパ原産で世界中に広まっているコスモポリタンで、日本へは江戸時代末期に入ってきているそうです。
真上から見るとこんな感じ。飛び出しているのは雄蕊?
青田に鴨。この季節、外せない一枚。
収穫間近の麦畑の手前、何年も雑草だらけだった場所が綺麗に耕されておりました。種を直播しているようですが果たして何が育ってくるのか楽しみです。
今日の最後の一枚は都県境の尾根道近くで咲き始めていた岡虎の尾(おかとらのお。サクラソウ科オカトラノオ属)。
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2022年 6月4日 麦秋
麦秋とは、麦が実り色づく頃を稲穂が色づく秋に例えた言葉。「ばくしゅう」と読み俳句の世界では初夏の季語となっております。「麦の秋」と云う事もあります。
そんな麦秋を迎えた森の様子をご覧にただけたら嬉しいです。
代替わりして以降、耕作されていなかった畑を地域の方が借り受けサツマイモの植え付けの準備をしておりました。このような形ででも畑地が守られるのであれば良い事だし、都市近郊の農地のこれからのあり方と云えるでしょうか。
すみよしの森の農家の庭先で咲いていた八重咲きの柏葉紫陽花(かしわばあじさい)。北米大陸東南部原産の外来種です。
畑の隅で咲いていた虫取撫子(むしとりなでしこ。ナデシコ科マンテマ属。欧州原産)。葉の付け根辺りから粘液を出し、受粉をせず蜜だけを盗みに茎を登って来る蟻を捕まえますが、消化吸収する食虫植物ではありません。
都県境の尾根道脇の「風の広場」で咲いていた紫式部(むらさきしきぶ。シソ科ムラサキシキブ属)。秋に美しく実った果実を愛でることはあっても、この地味な花を愛でる方は少ないかも知れませんね。
散歩道の入り口で迎えてくれる熊野水木の花。
今年も出会えた一薬草(いちやくそう。ツツジ科イチヤクソウ属)。
そして今日の最後に、麦秋の一枚。
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