横浜市青葉区に残された里山、「恩田の森」の四季の移ろいをご紹介するblogです。
恩田の森Now
2022年4月23日 晩春
起こされた田んぼが水が入るのを待っています。
日に日に緑が濃くなる森。
道端で咲いていたアヤメ。漢字で書くと「菖蒲」となりショウブと紛らわしいので片仮名で書きました。
民家の植え込みの躑躅。
大好きな赤花夕化粧(あかばなゆうげしょう。正式な和名は「ユウゲショウ」。アカバナ科ユウゲショウ属)
吊花(つりばな。ニシキギ科ニシキギ属)。雑木林の中で小さく(花径7〜8ミリ)愛らしい花が咲いておリました。今日は風もなく撮り易くて良かったです。
この頁では余り掲載していなかったのですが、散歩途中での昼食後のお茶の時間。寒い季節には超小型のストーブ(コンロ)でお湯を沸かして缶詰を湯煎してビール(擬き)のアテに、そのお湯でカップラーメンを作って食べ、食後にはコーヒーとちょっとしたドルチェを楽しんでいたのですが(see facebook)、暑くなってきましたのでストーブ持参は止めて、昼食は途中の7-11で調達、お茶は小さな保温水筒で持参したお湯で抹茶を点てて楽しんでおります。
昼食を食べると復路となります。先週はまだ早かったので今週はどうかなと思いながら足を伸ばした雑木林。咲いておりました、金蘭(きんらん。ラン科キンラン属)。
金蘭は雑木林の中で地中の菌類と共生しておりますので、雑木林の林床でしか生切ることができません。くれぐれも持ち帰ったりしないでください。
恩田の森他で撮った写真を毎日更新のblogにも掲載いたしておりますのでこちら
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2022年4月16日 蘭春(その二)
蘭春。春真っ盛りです、と先週も書きました。ですので今日は「その二」です。それにしても春は足が早い。季節がどんどん進んでいきます。週に一度の散歩&撮影では、その間に咲いてそして散ってしまった花もあるかも知れません。
先週「一斉に芽吹きだした森」と書きました。これを俳句の世界では「山笑う」と云う季語で表現しますが、その云い方に倣えば、今日はもうほとんど笑い終わっておりました。
柿若葉(その一)。柿の葉は春の若葉も秋の紅葉も美しい。
柿若葉(その二)。柿若葉は空をバックにしても竹林をバックにしても美しい。
先週はようやく数輪咲き始めたばかりの錨草(いかりそう。メギ科イカリソウ属)でしたが、今日は盛大に咲いておりました。開花期に全草を刈り取って天日干しにしたものが漢方の「淫羊藿」(いんようかく)。錨草を食べた一頭の雄羊が精力絶倫になって100頭の雌と交わったとの故事からの命名ですので効き目がありそうです。
愛らしいナガミヒナゲシ(ケシ科ケシ属。覚醒成分は含まれていないが、茎を傷つけた時に出る乳液で皮膚がかぶれるので要注意)絶賛開花中。猛烈な繁殖力を持っている外来種。在来の生態系を壊す恐れがあることから栽培は推奨されておりません。可能なら開花前に抜き取る、遅くても花が終わったら結実する前に摘み取ることが必要です。
連れない今日の森のニャンズ。
八重桜が盛り。
今日の復路は都県境の尾根道を北に進む。
咲いているかと思った金蘭には早かったようですが、宝鐸草(ホウチャクソウ。イヌサフラン科チゴユリ属)を見ることができました。
帰り足、尾根道を北に進んだ時には通ることになる「あかねの森」西端の熊ケ谷。人の手がかなり入ってはおりますが、良い雰囲気です。
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2022年 4月9日 蘭春
蘭春。春真っ盛りです。気温もぐんぐん、23度まで上がった今日の横浜地方ですが風が強くて。軽くなって来た金麦の缶が飛ばされそうになったので慌てて抑えたらマスクが飛ばされ、慌てて拾いに行ったら尻に敷いていたシートが飛ばされ・・・
一斉に芽吹きだした森。
錨草(いかりそう。メギ科イカリソウ属)が咲いているだろうと入った急斜面の雑木林。咲いていたのを確認できたのは二株だけでした。来週にはもっとたくさん咲いていることと思います。
錨草の咲いている急斜面を登ったところにある藪椿の足元に姿を現した筍。ここまで大きくなっていると売り物にはならないかも知れませんが、穂先の方はまだ食べられるかな?
先週もご覧いただきました源平桃は「桃吹雪」になっておりました。
徳恩寺の枝垂桜。ギリギリのフレーミングで「一本桜」に仕立てましたが、やっぱり窮屈でダメですね(^^;
クヌギ(椚・櫟)の花です。ついつい「クヌギ・コナラ」と一緒くたにしてしまいますが、クヌギは花が先で、コナラ(小楢)は葉が先だと、今更ながら気がつきました。
恩田の森の再奥部にある「二輪草の谷」の全景。
可憐な二輪草。地上に姿を見せるのはわずかひと月と少々も思うとますます愛おしくなる二輪草です。
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2022年 4月2日 森は花盛り
薄曇りのまずまずの天気でしたが気温は低く吹く風がちょっと肌寒い感じの今日の横浜地方。それでも森の草木は一斉に花を咲かせておりました。
頭上に覆い被さるように咲く桜。
足元では土筆がにょきにょき。
先週もご覧いただきました編笠百合の花が最盛期。長く伸びた茎が耐きれず倒れかりますが、蔓状の細い葉先が隣の茎や葉に巻きついて株全体で支え合いながら何とか倒れずに立っておりました。人間社会もこうであったら良いのにと思わずにはいられませでした。
これまた先週もご覧いただいた源平桃。満開でした。
初めてお目にかかった利休梅(りきゅうばい。バラ科ヤナギザクラ属)。凛として美しい花です。茶花として使われることが多いから「利休」梅なのか。
我が家の山法師の樹下のものはまだ蕾のままですが、恩田の森の「二輪草の谷」では咲いておりました、春の妖精(スプリング・エフェメラル)、儚く美しい二輪草。
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