7月31日4日曜日
●なにか理解できないときは、対象物が悪いのではなく、自分が悪い。と考えて生きてきた。いまの対象は、映画だ。それも非常に評判のいい「ドライブマイカー」。
●前回のブログで取り上げた。一週間ずっと考え続けている。家福の「ゴドーを待ちながら」
の舞台。この劇が日本に紹介されたときの感動をわたしは思いだしていた。書棚に、ベゲットの本はあるわけだ。いくら探してもみつからない。わたしは膨大な蔵書の前で動けなくなっていた。ちなみに、ベゲットのこの劇に感動したころ夢中で読んでいた本を探した。手にとってさらさらと黙読した。ピントこない。
●ベゲットの短編集は見つかった。「鎮静剤」冒頭の部分。――わたしがいくつのときに死んだかは忘れた。どう考えても年とってから死んだことはまちがいなさそうだ。九十歳ぐらいかな、それにしても長生きしたものだ――省略。
●読み進めて、呆然とした。九十歳はわたしの歳である。なんども書いているが数え年で北斎の享年。やはりそうなのだ。今年は死んでいく歳だ。でも医学も、栄養も、すべてのことが長生きにみかたしてくれている。人生100年時代。
●まだまだ、これからだと老骨に鞭をうっている。
●だが、感性が鈍くなったことはいなめない。くだんの映画に感動できなかったのは老化現象だと、結論。
●どうしたらいいのでしょうかね。いま流行りの強精剤でも飲んだら頭脳のほうも若返るのかな。いやいや、体と心ははべつものだ。だいいち、クスリなど買う余裕はない。いつも、ゲルピンだ。
●そこで、ピンときました。そうだ、官能小説を書こう。平成五年に「月刊小説」に書いて以来だ。
●九十歳のGGの書く、官能小説はどんなものになるのでしょうね。
麻屋与志夫の小説は下記のカクヨムのサイトで読むことができます。どうぞご訪問ください。
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の舞台。この劇が日本に紹介されたときの感動をわたしは思いだしていた。書棚に、ベゲットの本はあるわけだ。いくら探してもみつからない。わたしは膨大な蔵書の前で動けなくなっていた。ちなみに、ベゲットのこの劇に感動したころ夢中で読んでいた本を探した。手にとってさらさらと黙読した。ピントこない。
●ベゲットの短編集は見つかった。「鎮静剤」冒頭の部分。――わたしがいくつのときに死んだかは忘れた。どう考えても年とってから死んだことはまちがいなさそうだ。九十歳ぐらいかな、それにしても長生きしたものだ――省略。
●読み進めて、呆然とした。九十歳はわたしの歳である。なんども書いているが数え年で北斎の享年。やはりそうなのだ。今年は死んでいく歳だ。でも医学も、栄養も、すべてのことが長生きにみかたしてくれている。人生100年時代。
●まだまだ、これからだと老骨に鞭をうっている。
●だが、感性が鈍くなったことはいなめない。くだんの映画に感動できなかったのは老化現象だと、結論。
●どうしたらいいのでしょうかね。いま流行りの強精剤でも飲んだら頭脳のほうも若返るのかな。いやいや、体と心ははべつものだ。だいいち、クスリなど買う余裕はない。いつも、ゲルピンだ。
●そこで、ピンときました。そうだ、官能小説を書こう。平成五年に「月刊小説」に書いて以来だ。
●九十歳のGGの書く、官能小説はどんなものになるのでしょうね。
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