11月30日 月曜日
●「これなあに!!!」
1:30pm。キッチンでケタタマシイ叫び声。
カミサンの澄んで高い悲鳴には慣れているが、これはとくにすごいぞ。
飴色のゴキブリでも死んでいたのか。
あるいは、ブラッキーがネズミの死骸でもくわえてきたのか。
はたまた……。
ネズミはまだ息も絶え絶えに生きていて。
キッチンの床でもはいずり回っているのか?????
●がらりとわたしの城――ホリゴタツのある部屋の襖が開く。
ぐっと鍋がふすまの隙間からさしだされる。
「どうした……の? なにかあったの??」
確かに、なにか在った。
鍋にはご飯と卵がそっくり残存していた。
●わたしは朝飯は牛乳がゆを食べる。
できあがってから、ゴマとキナコをかける。
塩分のない朝食。
●今朝もそうした。
そうしたはずだったのだが、なんたることか。
鍋には、半分ほどまだ粥がのこっていた。
卵もそっくり丸い顔をのぞかせていた。
ソノ鍋を流しにおいた。
水を張っておいた。
●「どうかしたの」
カミサンはボケをあきらかに心配している。
「おれも天才になった」
とうそぶいた。
腕時計をゆでてしまったあの天才科学者を思っていた。
わらい。ワライ。笑い。
急にお腹がすいてきた。
二十時間くらい何も食べていないことになる。
そんなことを計算するようではダメですよね。
●私事ですが、「星の砂」に「初恋の白いバラ」を載せました。そちらもぜひお読みください。
あなたのポチが筆者の励みとなります。よろしく。
↓

●「これなあに!!!」
1:30pm。キッチンでケタタマシイ叫び声。
カミサンの澄んで高い悲鳴には慣れているが、これはとくにすごいぞ。
飴色のゴキブリでも死んでいたのか。
あるいは、ブラッキーがネズミの死骸でもくわえてきたのか。
はたまた……。
ネズミはまだ息も絶え絶えに生きていて。
キッチンの床でもはいずり回っているのか?????
●がらりとわたしの城――ホリゴタツのある部屋の襖が開く。
ぐっと鍋がふすまの隙間からさしだされる。
「どうした……の? なにかあったの??」
確かに、なにか在った。
鍋にはご飯と卵がそっくり残存していた。
●わたしは朝飯は牛乳がゆを食べる。
できあがってから、ゴマとキナコをかける。
塩分のない朝食。
●今朝もそうした。
そうしたはずだったのだが、なんたることか。
鍋には、半分ほどまだ粥がのこっていた。
卵もそっくり丸い顔をのぞかせていた。
ソノ鍋を流しにおいた。
水を張っておいた。
●「どうかしたの」
カミサンはボケをあきらかに心配している。
「おれも天才になった」
とうそぶいた。
腕時計をゆでてしまったあの天才科学者を思っていた。
わらい。ワライ。笑い。
急にお腹がすいてきた。
二十時間くらい何も食べていないことになる。
そんなことを計算するようではダメですよね。
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