田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

蛇がー 麻屋与志夫

2024-07-08 17:48:21 | わが家のニーユス
7月8日 月曜日 室温36℃
蛇が白い腹をみせてグッと鎌首をもち上げる。
赤い舌がチョロチョロとみえる。
まさに獲物に噛みつこうとしている態勢だ。
パツト、ルナがへびの頭を横くわえに噛みついた。
ブルンとふりまわしている。
寝室の床のうえだ。
そこで気がついた。
プラスチックだ。
ルナのオモチャだ。
いよいよわたしも「うろが来た」のかと寂しかった。
寝室の床の上にリアル蛇が現れるわけがない。
まだボケルには、はやすぎる。
いやおそすぎるのかもしれない。
痴呆症になるひとは、わたしの歳をまたず、とっくになっている。
あと20年くらいは生きて、納得のいく小説を書きたい。
こんなところでボケてなるものか。
なあ、ルナちゃんとアメショウのルナに声をかけた。
ルナはまだ蛇と遊んでいる。


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