新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

十干

2008年11月06日 |  四柱推命(十干と十二支)
■ 十干とは、甲(きのえ・コウ)、乙(きのと・オツ)、丙(ひのえ・ヘイ)、丁(ひのと・テイ)、戊(つちのえ・ボ)、己(つちのと・キ)、庚(かのえ・コウ)、辛(かのと・シン)、壬(みずのえ・ジン)、癸(みずのと・キ)の十種をいい、五行を兄(え)…陽干と、弟(と)…陰干に分けたものに当てはめたものです。

①甲(きのえ/コウ)
 陽の木で、大木を意味します。万物が種の甲を破って、上へ伸びようとする気概を持つ性質があります。
人の中心に立つ人が多く、人情的な干です。男性のリーダーが多く、暖か味があります。

②乙(きのと/オツ)
 陰の木で草花枝葉にたとえられます。
乙女などと言われるように、女性的な干ですので、女性にはよい星です。
男性でも、当たりは柔らかくても技術や特殊な才能を発揮している人も多くいます。
優しくひ弱そうに見えますが、辛抱強く、目的に向かって進む性質があります。
意外とプロレス・相撲・柔道などの格闘技の有名選手に多くいました。

③丙(ひのえ/ヘイ)
 陽の火で、燃え盛る火、又は太陽を意味します。
派手で、明るく、カラッとした性格の人が多い星で、人の中心的存在になることも多く、天干の中では一番財運のある干です。

④丁(ひのと/テイ)
 陰の火で、灯火・人工の火にたとえられる。
この日干の人は緻密な神経をもった人が多く、秘書や参謀などで非常に頭の切れる人によくある星です。

⑤戊(つちのえ/ボ)
 陽の土で、山や、堤防の土にもたとえられます。
この干は丙のような派手さはありませんが、山は木を養うところから、人を面倒見たりする包容力のある人が多い星です。
地味ですが大きな組織の責任者にも多い星です。

⑥己(つちのと/キ)
 陰の土で、田園の土にたられます。
戊に比べて小さい領域の土です。
あまり組織の責任者には向きませんが、小さい領域の中で小人数の技術集団とかが向いています。
派手さはありませんが大衆的、人情的な星です。

⑦庚(かのえ/コウ)
 陽の金で、鉱石・鉱脈などにたとえられます。
石の「硬さ」から、「頑固さ」という面がありますが、四柱組織如何によって、性格は柔らかくても印象として難いイメージを持たれる人もいます。
また、感受性が強く、感覚的な星でもあり、天干の中では一番宗教性があるとも言われています。

⑧辛(かのと/シン)
 陰の金で、砂金や珠玉・貴金属にたとえられます。
この日干の女性は宝飾関係が似合う方が多いようです。
辛抱の「辛」の字でもありますので、辛抱強く粘り強く人生を歩んでいる人も多くあります。
少々神経質な面もあります。

⑨壬(みずのえ/ジン)
 陽の水で、大河や大海にたとえられ、流れてとどまらない強さをもちます。
何かと水には縁のある星で、水商売や夜のお仕事の人も多い星です。
クールな所がありながら、行動力と迫力をもっている人も多い星です。

⑩癸(みずのと/キ)
 陰の水で、雨水・雨露・霧にたとえられます。万物を育てる根源となり、優しく人に奉仕します。
男性は陽干の丙などに比べて、一寸見は地味で風采の上がらない人が多いのですが、この星は教育関係など頭脳労働的な働きをする星です。
また壬同様に何かと水と縁のある星です。

新栄堂


クリックしてね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする