新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

十二運(地支星)について…絶

2008年11月05日 |  四柱推命(十二運…地支星)
(12)絶
 「絶」も休囚運です。
肉体が死んで墓に入って朽ちた後に、その魂が次への転生に向けて飛んでいる様な状態です。
ですから、同じ休囚運でも死や墓よりも明るさや軽さがあります。
基本的な意味としては「極盛転落・突発的な出来事・ドンデン返しで幸福をつかむ・事故・軽率・お人好し・再生」等の意味があり、破産・断絶・粘りに欠ける・不沈等の暗示もあります。

①生日に「絶」がある場合
親の縁が薄く、思慮にも欠けて放任主義になりやすい傾向があります。
性格は、お人好しで短気な一面があり、軽率な判断から失敗することもあります。
そして、束縛を嫌い、自由を好む傾向が強く人から指示されることを嫌います。
その運は極から極に流れやすく極盛転落の星とも言われています。
また、軽率で人が良すぎることから騙されやすく。熟慮が要求される星でもあります。
基本的にはあっさりしていて、粘り強さに欠け気分屋のところがありますので、物事を進める場合は確りとした計画を立てることが必要です。
たとえ長子であっても、生家・故郷を離れることが多くなり、海外等で活躍する人も居ます。
突発的な事故運がありますので、財星や印星が弱い命式で、傷官や偏官が強く出ている場合は注意が必要です。

②生月に「絶」がある場合
孤独的な一面があり中年期に身の転身と、大きな変化の暗示がある。
一歩前に出て、積極的に人生を歩む努力で運が開きます。

③生年に「絶」がある場合
自分の祖父母の運が低調だった場合が多いです。しかし、信念を貫いてきた方が多いかも知れません。
また、祖父母の代で一度途絶えたり、一族に大きな変化があったかも知れません。

④生時に「絶」がある場合
老後自分の信念を貫こうとするが、子供の意見を取り入れることも重要。
子供はあまり当てにはならず、絶家の傾向も出て来るので、子孫運の強い配偶者と結婚することが良い。

⑤「絶」が付いた変通星
比肩星の絶、孤独性はあるが、あまり拘りはなく比較的淡白。
劫財絶は金銭問題を中心として身の変転が生じやすい。
傷官絶…傷官の悪さが出難い。傷官絶は却って事故運が少なくなる。聡明で頭が切れる人も居る。
食神絶…淡白な食神となります。
財星絶、突然金銭が無くなったり、盗難にあうこともあります。金運は良くない。
正財絶…男命では妻が突然消える暗示もあり。
官星絶…社会的な立場に傷が入ったり、突然のリストラや裏切りに遭ったり。…まるで足払い様に。
印星絶、夢や空想にふける。地に足が着かない場合もある。精神的な不満や焦りも生じやすい。

※実際の鑑定では天干星と十二運の関係や、天干星の横の並びを中心に、縦の生尅関係や五行のバランスを加味して判断します。
新栄堂
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コメント (23)
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