
上図は架空の男性の命式です。
日干:己で、天干の並びは、食神を中心とする印綬 双並びの命式。
食神には人気運があり、印綬も目上の引立てを得られる命式で、人生何とかなる命式です。
しかし、食神にとっての天敵は偏印。
彼の今年の行運を見ると、旺相する偏印が大運・流年と並んで出ています。
偏印を抑えるのが財星(偏財)ですが、五行の財星は弱く、二つ並んだ偏印を抑えることは出来ません。
食神という彼の大黒柱が双並びの偏印に完全に尅されます(ダブル倒食)。
まるで、大黒柱にシロアリが付いたようなもの…
倒食の時期は「儘ならない運気」になりやすく、「前にも進めず後ろにも下がれず、いったいどうしたら良いのか…」という状態になりやすいのが特徴です。
彼の場合は、昨年の立春から偏印の大運。
昨年から5年間は注意が必要です。
では、運気が悪い時はどの様に過ごしたら良いのか…?
例えば…
大きな台風が来ることが分っていたらどうしますか?
「頑丈な建物の中でじっとしている」ことが重要です。
台風が来ている時に山や海に出かけたら遭難します。
あたりまえの事ですが、その様な運気の時に事をおこす人も大勢います。
そんな時に起業をすると、直ぐに傾きます。
時を見極める事が重要ですね…。

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