新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

五行のバランス

2022年02月14日 | 四柱・その他


上図は、安田流で用いている五行図です。
木火土金水ですね…
この図では、日干:木(甲・乙)の方は、五行の木の処に「V」のマークが付いています(火の場合は「火」の処に「V」のマークが入ります)。
そして、そこが比肩・敗財(劫財)となり、時計回りに火(食傷)・土(財星)・金(官星)・水(印星)と記入します。

比肩は、日干と同じ星ですので、自我や兄弟を表し、
食傷は日干(自分)から生じたものですから、女性の場合は子供を表します。
また、財星は、子供を守る家庭を表し、男性の場合は、木剋土と自分が支配(剋す)するお金や女性(妻)を表します。
そして、官星は社会性やルールを表し、女性の場合は、自分を愛で支配する夫(男)を表します。
また、男性の場合は、自分の妻(財星)が産んだ(生じた)跡継ぎの男の子を表す場合もあります。
最後の印星(特に印綬)は自分という比肩を生じる(産む)星ですので実母や身内を表し、
偏印の場合は自分を可愛がってくれるお祖母ちゃんや母方の身内という意味も出てきます。

比肩→ 食傷→ 財星と気が流れる命式は、これから夏に向けて繁茂する様なエネルギーですので若さがあります。
特に食傷は思春期の様な星ですので、子供の様な想像力を持った方が多い様です。
財星→ 官星と気が流れる命式は、30代~50代の働き盛りのエネルギーですので、お金や仕事、家庭や社会と、現実に意識を持つ方が多い様です。
官星→ 印星は60代~70代の壮年から老年の星ですので、社会的・常識的な大人の思考をされる方が多い様です(特に官星)。

五行のバランスの良い命式は、人生の前半・中盤・後半のこれらの要素をバランスよく持たれた方が多い様です。
特に、女性の場合は、五行のバランスが良い方が良いと言われています。

また、人は幸福を求めて生きています。
幸福は、自己の願望が満たされた時に感ずるのですが…
命式によって、願望に違いがあります。

例えば…財が多い男性の方は、人生を楽しみたいという思いが強い様です。
そして、その為にはお金が必要だし、女性も必要だと思う気持ちが強いと思います。
また、人との情的な触れ合いを特に求めます。
官星が多い男の人は、社会の中で自分を発揮したいという欲求が強く責任意識を持ち、
月上 偏官の女性はパワーがあり、夫の代わりに頑張ってしまう人もおられる様です。
印星が多い人は知的な欲求が強く、幸福になる為に資格や学業を意識される方が多い様です。
この様に、命式によって幸福の求め方の意識が異なります。

人は、外的な刺激(ムチと飴)によって行動すると思われがちですが、究極には、自分の命式という遺伝子によって、思考・選択・行動するのだと思います。
人は遺伝子によって動かされているのですね…。
遺伝子の欲求が命式の欲求なのかも知れません…。

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コメント
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