新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

敗財と偏財との並び。

2022年02月21日 | 四柱・その他


(独り言…この様にも考えられる)
上図の命式は…年月の天干に敗財が双つ、そして時上に偏財が出た命式です。
五行を見ると、木の比肩(敗財)と土の財星に星が固まっています。
また、木尅土と太過した木の比肩(敗財)が土の財星を剋していますが、その通関神(仲を取り持つ)の火の食傷がありません。
敗財も偏財も人情的な星で情を求める星です。
情に流されて嫌と言えないのが敗財の特徴ですが、表面は優しそうに見えますが内面は我儘になりやすいと思います(木の比肩・敗財が4個)。
月上に敗財が出るということは、大運の最初が敗財になります。
比肩・敗財は冬の様な運気ですので、小さい頃は寂しい思いをされる場合もあるかも知れません。

三つ子の魂百までという諺がありますが、小学校へ上がるぐらいまでの育て方はとても大切だと思います。
植物も天(太陽の陽射し)と地(大地の栄養)の恵みでスクスクと育ちますが、人の子も天地(父母)の愛を受けてスクスクと育ちます。…特に小さい頃は、お母さんが子供の情を受けとめて育てると良いと思います。
小さい頃は情を育む教育ですね…
時々、自分の子供は発達障害ですと言われるお母さんがおられますが、その様な場合は、お母さん自身の情が安定されていない場合が多い様です。
とにかく、小さい頃は、情を受けとめて愛してあげると良いと思います。

また、上図の様な命式の場合は、お金の大切さを教えると良いかも知れません…。
両親が忙しくて、愛情の代わりに物を買い与えすぎるのも良くはありません。
命式の天干の偏財は、お金を表しますし、敗財はそれを流す星とも言えます。
お金を流すだけなら良いのですが、結果的に家庭を流す場合も出てきます…

人の心は、正しい愛情で満たされると安定します。
特に、小さい頃、両親にしっかりと心を受け留めてもらった記憶が大切だと思います。
心が不安定だとストレスが生じます。
その不安定(寂しい)な心を満たす為にお金を使う方も多い様です。
正財が主体の女性は物(ブランド)に依存する場合もありますし、
偏財のある男性は、遊びや不倫に走る場合もあります。
何かに依存して、心の中の寂しさを満たそうとするのだと思います。
命式や性別によって依存の仕方が異なります。

上図は、五行の財星(偏財)に星が多いので、それなりにお金に縁があります。
しかし、心の隙間を埋める為にお金を流す場合もあります。
木尅土、太過した比肩(敗財)が多い財星を強く剋すのですね…
食傷の大運の時期は、気の流れが良く財運もアップしますが、荒れる食神が出る場合は、少々情の問題を起こす場合もあります。
多すぎる木の比肩(敗財)を金の官星で抑えるのも良いと思います。
団体生活の中で、自分を律する訓練も良いと思います。
野球部やサッカー部、あるいはボーイスカウト等での訓練も良いかも知れません。
命式の不足の部分を生活の中で補う工夫をされると良いと思います。

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