上図は或る女性の命式です(架空の女性)。
この様にも考えることができます…。
彼女の命式は…
・日干:甲。
・天干の並びは、月上に旺相する比肩(建禄)を中心とする印綬と傷官(帝旺)の並び・・・(印綬傷官格)。
・五行(丸い円の中の木火土金水)を見ると…
・木の比肩に星が4個(●●●●)。
・火の食傷に星が3.5個(●●●△)。
・水の印星に星が1個(●)。
・土の財星と金の官星に星が不及。
この命式は、表(天干)の並びは、「印綬傷官」で裏(五行図)も太過した比肩と印綬・傷官に星が固まる命式。
表と裏が一緒の性格ですね…。
月上に旺相する比肩があり、五行にも4個の比肩があるのですから、強い個性と独立心を持たれた女性だと思います。
また、時上に旺相する傷官 帝旺(羊刃)があり、五行にも3.5個もあるのですから、とても敏感でシャープな感受性の持ち主でもあります。
一口で言えば、鋭い感性を持たれた個性的な人で、何かしらの才能で生きて行く方に多い命式としえます。
相性という観点では、やや優しい男性の方が合うと思います。
また、月上に旺相する比肩がある方は、大運の最初が必ず比肩となります。
例題の女性の方の大運は順行7年運(当方の大運は各年周期で算出します)ですので、数え歳7歳までが比肩 建禄、そして、8歳~14歳までが敗財 帝旺(羊刃)の大運となります。
比肩や敗財は財星という宝(愛・命・財)を剋す星ですので、財星の分離が生じやすい期間ともいえます。
例えば…
・命が分離を生じると健康との分離(小さい頃身体が弱かったとか)
・愛の分離が生ずると、寂しかった。(両親が不仲とか、離婚したとか、仕事が忙しくてかまってもらえなかったとか…)
その他、冬の様な運気の時だった…となる場合もあります。
強い比肩が月上にある場合は、独りで生きて行く様な暗示があり、しかも大運の最初に比肩や敗財(劫財)が廻ってくると、その傾向が強くなります。
我儘で(比肩4個)個性が強く、とても敏感(傷官 帝旺)な命式ですので、きつい言葉を投げかけると、ガラスの様な繊細な心に傷が入ります。
この様な命式を持たれた子供は、確りと情で抱きしめて受け止めてあげる必要があります。
抱きしめて情で受け止めた土台の上に、善悪を教えてあげる必要があると思います。
財星は情を表し、印星は知識(善悪)ですので、情で受け止めて、次に善悪を教え、十分に心が満足したら、我慢や秩序(官星:ルール)を教えるのが良いと思います。
まず、抱きしめて情で受け止めて下さい。
そして、善悪やルールの順番だと思います。
しかし、大運に旺相する比肩や敗財が廻る場合は、なかなか環境が整わない場合も多いものです…
ですが、両親が意識を持てば、随分とカバーできると思います。
「三つ子の魂百まで」ということわざがあります。
3歳まで、そして小学校へ上がるまでがとても重要だと思います。
当方の流派の高木乗先生は、その前に「胎教」もとても重要だと言っていました。
本来は…
血筋→ 胎教→ 3歳まで→ 小学校へ上がるまで…かも知れませんね…。
種が良くて、天と地(夫と妻)が仲良く育てればOKだと思います。
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