四柱推命の鑑定では、命式本体に対して、現在がどの様な大運なのかが看命のポイントになります。
その命式に対して良い大運なのか、それとも悪い大運なのか…?
ここを見間違えると、とんでも無い事になってしまいます。
変通星を季節で譬えれば、比肩は冬の様な季節となり、食傷は春、財官は夏、印星は秋とも捉えることができます。
例えば、比肩を冬として考えてみる時に…冬は植物が育つのが大変な時とも言えます。
しかし、同じ冬でも、暖冬の様な冬もあり、大寒波の様な冬もあります。
大寒波の冬は、植物が育つどころか、凍り付いてしまいます。
丈夫なビニールハウスを作り、その中でストーブをガンガン焚けば何とかなるかも知れませんが、燃料費は半端ではありません。
例えば、大寒波の様な冬を変通星で表すと、比肩 帝旺(比肩)の様なものとも言えます。
同じ比肩でも、下に付く十二運によって比肩(冬)のイメージが変わって行きます…。
比肩 長生と、比肩 帝旺では雰囲気が変わってくるのですね…。
さて、比肩には分離という意味があります。
また、家庭や情・財産を表す財星を剋す星でもあります。
故に、強い比肩(比肩 帝旺)等が、20代~30代の大運に出ている場合…。
特に女性の場合は、結婚して家庭を持つには最も良い年代かも知れませんが…なかなか結婚する環境が整い難い場合が多いものです。
例えば…
結婚適齢期の20代の大運に、強い比肩の大運が出ている場合…
・母親が大病を患い、その母親の看病をしていたので、結婚に意識が集中できなかった等…。
・また、単純にあまり良い男性との縁が持てなかった。
男性の場合は…
・良い職業に出会えず、収入が不安定な為に、自信を持ってプロポーズ出来なかった等…。
・その他、様々あります。
その他…
幼少期の大運に強い比肩が巡っている場合…
・その時期に良心が離婚したとか、仕事の関係で離れて暮らしていたとかもあります。
・身体が弱かった等もありますね…。
また、命式本体が温和な優しい星で構成されている場合…
比肩 墓の大運の時に、自分の部屋に籠り切っていたという場合もあります。
墓には穴とか限られた空間と言う意味もあり、冬になると熊が冬眠するように、部屋に籠ってゲーム等で過ごしている人も多い様です。
厳密に言いますと、同じ比肩でも12の種類がありますし、命式本体との関係によって、その反応も様々です。
一番、注意が必要なのが、命式本体の月上の変通星が財星(偏財・正財)の方です。
そして、大運・流年共に、旺相する比肩が並ぶ場合です。
行運が命式本体の月上の大黒柱を強く剋すのですね…。
たとえば…
大運:比肩 帝旺
流年:比肩 帝旺
この様な場合は、強い分離運になると思います。
健康が分離すると病気や怪我。
財産が分離するとお金の損失。
人との分離で生死別という場合も出てきます…。
今回は、比肩について書いてみました。
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