おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

閣下の相撲解説。

2006-01-16 04:42:13 | 我思う、故に書くなりよ。
大相撲中継ってのは、年に何回かやっているのは知っている。
だが、じっくり腰を据えて見たコトは無い。見流したり、報道番組のスポーツコーナーでたまに見てしまうコトがあるくらい…。

でまぁ、たまたま見たら、異質な光景に出くわした…。デーモン小暮閣下がポツンと…まだ人で埋まる前の観客席に座って、なにやらしゃべっている。

「あー。この人詳しいんだよな、相撲。」

そんな感じで見始めたら、結びの一番までずっと解説すると言う。NHKに出られない芸能人では無いし、音楽番組で歌っているのも見た覚えがあるが、「閣下」として「大相撲中継」に解説で出られているのは見た事無い。

んで、まぁ横綱が出る結びの一番まで見ちゃったのだけれど、相撲っておもしろいんだなぁ…と。普段の中継がどんなんだか腰を据えて見ているワケでは無いので、比較するのもどうかと思うが、間延びして眠くなりそうな中継が、まさに「ライブ」として堪能出来るモノに変わったんじゃなかろうかと。

単に相撲に明るいとか、深いとか、コアだとかでは無く、それに加えての「テンポ」とか「リズム」の良さが一番々の取り組みに生きているから「ライブ」に。取り組みはどれを見ても「スピーディー」であって、ほとんどが一瞬で終わっちゃう。それにマッチした解説が伴うと、なかなか見られるんじゃないか、中継も。

無理矢理盛り立てようと絶叫するアナや解説が出て来るスポーツ番組ってのは多々あったし、それが面白かったり、飽きたり…ってのも多々あった。おおよそ、縁も無さそうなタレントを連れて来て、それらしいコトをさせてみたりってのも、幾らでもあった。そうしたトコロとは違う、何か新しいモノが見られたんじゃないかと。

そうしたコトがコトも無く出来る芸能人ってのも少ないんだろうが、ましてや「国技」でもあり、ただ、はしゃげば良いもんでもナイってトコロをしっかりと抑えているのはさすが「閣下」と言うことかな。

ただ、それが「常態化」してもどうかと思う。TVのこっち側にいる人間は、贅沢にも「飽きっぽい」んである。見る側の世代に因っても望む物は違うだろうし、時代に因っても変わってくる。だけれど、こうした「スパイス」の効いた中継ってモノが今までは無かったコトを思うと、やはり「美味しい」。

相撲に限らず、他のスポーツでも見習って欲しいと思う試みだと思ったねぇ…。

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