姫路大手前・岡崎外科 消化器肛門クリニック ブログ・肛門科通信

姫路城が好きで姫路在住の消化器・肛門科医によるクリニックのブログです。胃腸肛門の情報あり、気軽にお越し下さい。

裂肛治療の流れ

2009-08-05 05:28:49 | 裂肛(切れ痔)
当院の患者さんは、30歳代の女性が最も多く、次が20歳代の女性です。痔核につぎ、裂肛の方が多いのも当院の特徴です。
裂肛治療の流れについて説明します。段階的にすすめて行き、治療効果が十分な段階まで進んで行きます。
(1)まず、軟膏治療+排便コントロール
(2)内圧測定(ニトログリセリン導入の判定)
(3)ニトログリセリン軟膏治療
(4)内圧測定(ニトログリセリン効果の判定)
(5)肛門ポリープ、肛門皮垂切除(裂肛の治癒確認後)
(6)手術的裂肛治療(潰瘍切除、SSG、SSG+VYフラップ、LSISなど)
手術は、肛門狭窄および肛門ポリープの脱出症状の程度により、タイミングが色々あります。
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