「傷の消毒はしなくていいのですか?」よく聞かれる質問です。おしりの手術の変わったところについて説明しましょう。おしりの手術のあと、肛門にきずの開いた「開放創」があってもとくに消毒薬で消毒することはありません。排便後の付着を取り除くために、「清浄綿」を使用することはありますが、これもよごれをとるためであって、消毒している訳ではないのです。おしりはもともと便が通るため、感染には強く、昨日も説明した「ドレナージ」不足にさえならなければ感染することはまずありません。感染させないようなキズにつくることが我々の仕事です。肛門の特殊性を十分にわかって処置をするわけです。手術を受けたかたも是非キズをよーく見て、おしりが如何によくできているか実感していただきたいものです。わたくしは、皆さんの治っていくおしりをみながら、神様の造形の素晴らしさを毎日実感しています。ってちょっと変ですかあ?
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