おせっちゃんの今日2

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報道はどこまでが・・・

2022-09-16 13:47:18 | ニュースから

今、これを書きながら、自分の発言に100%自信があるわけではありません。心ならずも当事者になられたご両親のお気持ちを思うのです。
そうです。保育園児である3歳の女の子がバスに置き去りにされて、熱中症でなくなってしまったあの事件です。なんとも悲しい、言葉もない出来事です。そして後悔しても取り返しのつかない、大人のミスです。

心からお悔やみ申し上げます。
誰もみなせめてお花でも、飲みたかったお水をせめて・・・と涙ながらにお供えしています。もっともな気持ちだと、テレビのこちらで同じ涙にくれます。その同じ悲しみを共有しなければ・・・というようにすべての番組が報道します。
少し落ち着いたかと思っていると、バスの中の気温の変化を確めるとまたまたニュースとして報道されます。

私は、後の裁判などのため、車中の温度変化を調べるのももっともだと思うのです。二度と同じ過ちをしないように、原因を究明して、なにがミスを引き起こしたか、極めなければいけないことは分かるのです。
でもそれをいちいち報道する必要があるのでしょうか。女の子の名前を入れての報道です。
プライバシー云々ではない、その報道を嫌でも耳になさるご両親のお気持ちを考えるのです。諦めきれない、でもあきらめなければならない気持ちで、必死に戦っていらっしゃるに違いないご両親。そこに一日中事件が繰り返し繰り返し放送されるのです。お気持ちを推し量ります。こんな時、寂しいけれど、そっと放っておいてくださることを一番望んでおられはしないかと思うのです。

初めに申しましたように、この意見は違うかもしれないとも思うのです。報道を控えた人々、声のない人々は、もはや忘れてしまったのかと、お悲しみかも知れないとも思うのです。

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今日の昼のニュースショーでは、エリザベス女王の国葬前の一般のお別れが報じられていました。王室に詳しい人が解説もしていました。中で、皆から慕われていたクイーンだというけれど国民から叩かれた時期もあると言っていました。
ダイアナ妃がなくなって、その葬儀に対するクイーンの行動が冷たすぎるというのでした。非難の声が上がったのでした。でもそれはクイーンの深いお心があったのだそうです。残された子どもたちが悲しみに沈んでいることに加え、ニュースが大きくなって報道されることは、まだ幼い王子たちの心を傷つける、自分が出て行けば、報道は過熱すると配慮されたのだと。その時期は、報道が王子たちの目に触れないように、テレビラジオなどはみんな電源を落としたのだとのこと。

尊い方も、普通の親も、子供を思う気持ちに変わりはないと思います。静かに見守ることで寄り添ってあげられないでしょうか。

 

 


家族で短歌を詠む

2022-09-15 16:24:06 | 新聞記事から

9月13日、朝日新聞夕刊一面に、母娘3人で短歌づくりを楽しみ、朝日歌壇の入選常連。この度歌集を出版したとのこと。
もうあれから時は過ぎましたけれど、俵万智さんが「サラダ記念日」を出され、現代語でこんな短歌が詠めるのだと、心を揺さぶられたことがありました。その短歌と同様に、私の固まった心にショックを与える素晴らしい短歌です。

細々したことは、どうぞ新聞で読んで見てください。ここではその記事に乗っていた家族の短歌のみ書き抜きます。

★ 家族での短歌づくりの始まりになった母親のうた

    タンポポの綿毛で練習したおかげ二歳のろうそくふぅーと一息

★ 小学一年生の聡介さん(弟)の短歌。4人の選者全員から選ばれた。

    ふうせんが九つとんでいきましたひきざんはいつもちょっとかなしい

★ 「パパも・・」と勧める子どもの励ましで、父も詠んで見る。が落選。

    母からのお祝いメールが届かないもう二度過ぎし誕生日の朝

★ 父親の初めての短歌づくりを読んだ姉の作品。入選

    弟が父に短歌を教えてた「ならったかん字はぜんぶつかいや」

★ 姉弟の、4人の選者から選ばれた星4つの作品

    姉 いつもよりながくてすこしきつかったそつえんのひのせんせいのだっこ

    弟 体いくかんでしゅうりょうしきをしていたら外からものほしざおを売る声

引き算が、悲しいという感覚。私はこれを素直に感じ取る繊細さを持ち合わせない。感受性のもんだいかな?
家族4人の生活の温かさが、短歌とともに心にしみる記事でした。

 

 

 


仕事がが続けられること

2022-09-14 13:09:15 | 

わが家に「良いこと」が決まりました。孫のWちゃんの婚約がなったのです。夫と二人老いてきて、曽孫は無理かなあ、見られないかな、と思っていましたので急に決まった話に嬉しくなりました。お相手は今、シンガポールで、日本企業に勤めている人とのこと。日本大好き人間で、将来は日本に住みたいと言っている人とのこと。
そんなことで、12月末には、Wちゃんはシンガポールに行くのだそうです。式はすぐには挙げない。年末日本に来た時、写真だけは撮る。とのことでした。

「お祝弾むよ、取りにいらっしゃい」とラインしたら先週遊びに来ました。希望に満ちた話は幸せそうです。

このお話の報告を聞いていて「ああ、時代はうつったのだなあ」とつくづく感じたことがありました。
Wちゃんに「婚約おめでとう」のメールを出したらすぐに返事がありました。
「ありがとう!仕事もやめずに済んだし、上手いことトントン拍子にはなしがきまったよ」と。

「私、曽孫を生きてるうちに持てるかもしれないことになったよ」と、パソコン教室でしゃべってしまいました。その時、60歳の先生が・・・お嬢様が適齢期でいらっしゃいます。
「Wさん、仕事はどうされるの?」とおめでとうより先に仰いました。

ああ、そうなんだ、結婚すること即ち仕事を止めて主婦になること、と進む道は決められていたような私達とは時代が違うのだ、とつくづく思ったのです。

Wちゃんは、得意の英語を活かして、弁護士事務所の大手に勤めて、翻訳を業としています。顧客の企業などがシンガポールにもあって、わけを話したら、そのまま社員として勤められるということで、それが結婚に踏み切るばねになったようです。翻訳すべき書類を送ってもらうのも、仕上がった書類を送るのも、オンラインですれば世界中どこにいてもできることと言います。

働く環境もすっかり変わっています。

幸せを祈っているよ。


ご用心ご用心

2022-09-13 13:42:41 | いろいろ

昨日、メールが入りました。最近身内や、お付き合いのある仲間同士とは、ラインでのやり取りの方が多いのですが、メールでした。ギョッとしました。
先ず差出人が「国税庁」という物々しさ。
内容を読んで見ると、夫が滞納をしている、幾度も催促しているけれど納付されない。締め切りは今日中。もし期限内に納付しない時は法的処置をとる、差し押さえも、というのです。滞納額は40000円。

実は夫がずいぶん弱りまして、こうした事務処理能力が衰えています。すべてこうしたことは自分でやっていましたので、失敗が多く、昨年度、何度か督促状を受け取って、慌てて納めたことがあったのです。
あ、またやったかな?

でもおかしい、怪しいと思いました。先ず差出人。国税庁は分かるのですが、このメールの事務取扱はE-taxで納税した人のメールアドレスを使って出しています。○○事務所に手続きは委託しています。このメールには返信できません。とのこと。隅々まで念を入れて質問受付でもあるかと思うのですがありません。
昨年、督促状を幾度かもらいましたけれど、ちゃんと封書だったし、メールということは一度もなかった。これは怪しい!!詳しくは国税庁のホームページというけれど、開いてみてもそんな部署が出てこない。
放っていようかな、とも思いましたが、昨年の督促状のこともあるし、とにかく夫のうっかりではない、こちらは失敗していないときちんと解決しておきたいと思いました。

結局、世田谷区から配布されている、区の便利帳で税務関係を開き、問い合わせ係を探しました。

すぐに見つかりました。訳を言うと、とても丁寧に、最適と思われるところの電話番号を教えますから相談するようにとのこと。繋がりました。ここもとても感じのいい受け答え。私が質問すること半分も言わないうちに、ちょっと失礼かと思いますが、それは詐欺メールだと思います。今あちこちから同様の問い合わせが増えているところです。変にいじらないでください。そのまま放っておいてください、とのこと。税務署などからの正式なものが、メールでということは絶対にありません。正式の封書で届くはずです。今日メールが届いて、今日が締め切りというのも変です。詐欺です。

う~ん、やっぱり怪しかったか。これで、うっかり騙されて、いらないところをクリックしたりすると、「今日が締め切りでは、間に合わないですね、取りに伺わせます、などと受け子登場となるんだろう。ヤレヤレ、うっかりしているとだまされるところだな、ご用心・御用心」

 


お月様を愛でながら

2022-09-12 13:48:59 | いろいろ

10日は中秋の名月が見られました。今年は一五夜がぴったり真ん丸に一致したとのことです。台風が先島諸島のあたりを伺っていて、心配でしたが・・・うまくお顔を見せてくれたようです。これを書いている12日、今夜は端近に移動して座って月の出を待つとの意で「居待ち月」というそうですね。
きっと写真自慢の方がアップなさるでしょうから、私は月をきっかけに思い出す、月にまつわる話を書いてみます。

中学2年生から、わがN中学校と隣村のH中学の一部が合併しました。そのN中学から来た同級生に珍しい名前の友達がいました。「月」一字で「つき」と読む名前でした。「つきちゃん・つきちゃん」と親しみを込めてみんなから呼ばれて人気者でした。こういうのは失礼かと思うのですが、背が高いところが特徴の人で、勉強が特にできるわけではなく、美人というわけでもなく、服装がしゃれているということもなく(みんな同じ制服でしたから)極々平凡な人でしたが、この名前で大人気の友でした。

さあ、今、どうしているのでしょうか。高校進学が同じではなかったので中学卒業と同時に分かれて、その後あったことがないような気がします。

それでも、名月とともに、はっきり記憶から抜け出して会いに来てくれるのです。
つきちゃん、会っても分からないくらいおせっちゃんは婆さんになっていますよ。あなたもでしょうね。

高校生の時のことでしょうか、雑誌の記事だか、テレビ番組からだったでしょうか、こんなことが耳に入ってきました。中秋の名月の季節のことです。

「お月様って、どのくらいの大きさに見える?」。こう訊いて両手で丸を作るような「お月様は大きい派」の人は情が濃くって、感受性に優れている人。逆にこのくらいかなあと、両手の指で丸を作るような人は「理論派、理屈好きな理系人間」と解説した意見がありました。それ以後、私はこのことが忘れることなく居ついてしまいました。
ああ、自分はどう考えても後者だなあ。頭硬いもん、と思うのです。皆さんいかが?どちらが人間として優れていると言えることではないけれど。

人類が初めて月に立ったのは、子どもたちがまだ幼稚園にも行ってないころだったかしら。新聞だったか、テレビだったか、着陸したロケットから始めて降り立つ宇宙飛行士にこう言って欲しいと思う言葉を募集したことがありました。幼い子供からの応募にこんなのがあったと伝えていました。

「うさぎちゃ~ん、いますかあ、出て来てくださ~い」。

さあこれはどのくらい幼児の言葉だったのか、それとも親の作文なのか知りませんが、私は大いに気に入ったのでした。