rikuを連れて、菩提寺(瑞応寺)の潅仏会に出かけた。
最近はお参りする人も少ない。
丁度、寺に併設された幼稚園の入園式が終ったばかりで、ひとしきり賑わったが、
そそくさと帰っていき、やがて誰もいなくなった。
潅仏会(花祭り)と言えば昔、楽しみであった。
お寺へ薬缶を持っていくと、大釜に一杯作ってある甘茶を沢山いただけた。
甘いものの欠乏していた時代である。
rikuは初めての経験、手水で手を清めてから本堂に参拝する。
「ばあばも居る所だよ」
小さなお釈迦様に合掌して、柄杓で甘茶をかける。
「天上天下 唯我独尊」小さな釈迦像に何度もかけていた。
それから脇にある甘茶湯を一口のんで
「甘いね、おいしいね」 小学生までかな、付き合ってくれるのも・・・
甘いものの有り余る時代でも、甘茶の味は覚えておいて欲しい。