スクールバスのステップを 久しぶりの学校を期待するように知的障害部門の女の子が下りてくる。
見慣れた顔の担任を見つけると駆け寄り、腕にほほを寄せる。そして顔を見上げる。
手をつなぐことを担任に強要?して、昇降口の方に半ばスキップで向かう。
そして靴を上履きに履き替えるための腰掛にスムースに座る。この習慣を春休み中に忘れていなかったことに喜んで、担任が拍手する。
担任と出した上履きはおニューで、ちゃんと踵にピンクの紐で輪がつけられている。(これに指を引っ掛けて踵を入れる)保護者の用意も周到だ。
少し興奮してか、上級生の大きな子とぶつかってもまだ気分は上気しているようで、担任を置いて教室の方に向かってしまっている。
この子の小学部4年生が始まる。