諦めない教育原理

特別支援教育は教育の原点と聞いたことがあります。
その窓からどこまで見えるか…。

55 「石を積み、水を汲む」

2019年11月30日 | エッセイ
貴重な通年営業の山小屋 標高2400。寒い!

ある開墾農家の歴史を讃えて司馬遼太郎さんは、拓かれた農地を望みながら、
「石を積み、水を汲む」
と紀行文の中に残した。

 仕事の実際は、派手なことは稀だ。
目立つことがあったとしても、厚みのある日々の地道な作業の上にある。結果何かが成就する。

 早朝の商店街はシャッターの向こう側でもう動いている。
パン屋は特に早いし、10時開店の惣菜店は仕込み最中だ。
 たまに顔を合わせると「おはよう!」と言って互いの勤勉を励ましあう。

 
 掲示物を整える、車いすを出す、教材を手直しする、特別教室の予約を確認する、会計の作業のつづきをする。
 本校でも多くの勤勉者たちが朝からそれぞれの地道を始める。
 

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