富士山! 秋 朝霧高原から
夏休みが明け、午後の時間も再開する日。コロナのこともあって久しぶりである。
朝、スクールバスの誘導でいつもの松の木の下に待機している。
今日も暑くなりそうで空を見上げたりしていると、昇降口の方からら若い担任の先生が走ってくる。
なんだろう?。
何だか笑顔。走るほどの急用でもないようだ。
「先生、今日から昼休みがあるんで、(指を折りながら)〇〇さんと、〇〇くんと、〇〇さんとシャボン玉やりたので、教材室のシャボン玉セット、お借りしてもよろしいですか」
という。
彼は、高校時代、甲子園を目指して本格的に野球をやっていた。大学でも体育会野球部。
日ごろからやりとりが礼儀ただしく丁寧だ。
「ああ、それはいいですね」
久しぶりの昼休みを子どもたちと楽しもうと思ったのであろう。
その気分が伝わってきたこっちも嬉しい。いいじゃないか。
いくらでも?貸してあげたい。
「100個ですか、200個ですか?」
と少しふざけると、浅黒い顔は少し困ったあと、ぱっと大きな笑顔になって、
「300個お願いします!」
という。
もちろんそんなにある訳がないが軽口の好意が分かっている。
「じゃ、全部使ってください」
というと、また笑って慣れた感じで黙礼して、大きな背中はベンチならぬ昇降口に駆け戻っていく。
暑い日の青空に子どもたちと大きなシャボン玉を作ってくれるといい。
夏休みが明け、午後の時間も再開する日。コロナのこともあって久しぶりである。
朝、スクールバスの誘導でいつもの松の木の下に待機している。
今日も暑くなりそうで空を見上げたりしていると、昇降口の方からら若い担任の先生が走ってくる。
なんだろう?。
何だか笑顔。走るほどの急用でもないようだ。
「先生、今日から昼休みがあるんで、(指を折りながら)〇〇さんと、〇〇くんと、〇〇さんとシャボン玉やりたので、教材室のシャボン玉セット、お借りしてもよろしいですか」
という。
彼は、高校時代、甲子園を目指して本格的に野球をやっていた。大学でも体育会野球部。
日ごろからやりとりが礼儀ただしく丁寧だ。
「ああ、それはいいですね」
久しぶりの昼休みを子どもたちと楽しもうと思ったのであろう。
その気分が伝わってきたこっちも嬉しい。いいじゃないか。
いくらでも?貸してあげたい。
「100個ですか、200個ですか?」
と少しふざけると、浅黒い顔は少し困ったあと、ぱっと大きな笑顔になって、
「300個お願いします!」
という。
もちろんそんなにある訳がないが軽口の好意が分かっている。
「じゃ、全部使ってください」
というと、また笑って慣れた感じで黙礼して、大きな背中はベンチならぬ昇降口に駆け戻っていく。
暑い日の青空に子どもたちと大きなシャボン玉を作ってくれるといい。