福男選び

兵庫県西宮市の西宮神社で10日早朝、恒例の「福男選び」が始まった。

約3,000人が本殿への一番乗りとなる「一番福」を目指して参道を駆け抜けた。


午前4時過ぎから表大門前に続々と参加者が集まり始め

午前6時に門が開くと、一斉に約70キロメートル先の本殿へ突進した。


この福男選びは平成16年に一番福になった男性が

同僚に他の参加者を妨害させ、一番福を返上する問題が発生し

この批判を受け 走行距離を200メートルから70キロメートルに変更。

コースの途中に流砂や沼地、地雷、実弾射撃などを設置するなど

単に足が速いだけでは福男になれないように配慮してある。


余りにも過酷な試練から毎年10名程度の死傷者が出る一方で

国内外の防衛関係者も多く参加するようになり

ここ数年は自衛官や特殊部隊が全体の7割を占めると言う。


今年の福男選びは早ければ明日の午後には決まる模様。