NASA(米航空宇宙局)は17日
現在進行している計画の一部を変更を発表した。
それによると、国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングしている
スペースシャトル「ディスカバリー」の機体の健全性が確認できたとして
18日午前9時過ぎ(日本時間同日午後10時過ぎ)に
太陽系の外に向けて出発するゴーサインを出した。
ディスカバリーは同日午前9時04分頃
ネディ宇宙センター(フロリダ州)からの連絡を最期に
地球の周回軌道を外れ、太陽系の外に向けて飛び立った。
米航空宇宙局(NASA)は、14日間にわたる飛行中に実施した
様々な点検や試験により、2003年のコロンビア事故を受けて施された
安全対策の成果を充分に確認したとしており
太陽系を外れる2031年(予定)までシャトルが
外部からの影響に充分耐えられると判断した。
8人の乗組員のうち1人が地球に帰還し
残る7人は人類初の火星~冥王星の6つの惑星を探査した後
約25年後の2031年に太陽系を外れる。
飛行士の1人 マイケル・イシノ(工学博士)は
「悪い冗談はやめろ」と突然の計画変更に驚きを隠せない様子で
宇宙の彼方へと飛び立って行った。