~風に吹かれて~ by ポー(paw)

-人の中に 人の創り出した物の中に 動植物の中に 地球や宇宙の中に 魂の琴線にふれ 愛を感じながら 生き込みたい-

映画 ’精神’

2009-07-10 14:43:59 | ・映画・本・絵




久しぶりの’映画・本・絵’カテゴリーからの投稿です^^

公私バッタバタの最中、映画を観てきました(笑)日常からちょっと離れて、脳に
刺激を与えてやると、リフレッシュ?リセット?されてなかなかいいもんです。と
はいえ、ちょっと重たい映画でしたが^^;

スピリチュアリズム系の知り合いの方と姪から紹介されたんで、こりゃ観に行かな
きゃいかんなあと、重い腰を持ち上げて、大嫌いな(笑)渋谷まで行ってきました
。(ここでしか上映していない・・・^^;)

’精神’
これまでタブーとされてきた精神科にカメラをいれ、「こころの病」と向き合う
人々がおりなす悲喜こもごもを、モザイク一切なしで鮮烈に描いた日本初のドキュ
メンタリー!
ネットサイトはこちら

監督は、ニューヨーク在住の映画作家・想田和弘。

この方面に関しては、そこそこ詳しいので驚くようなことはありませんでしたが、
知らない人にとっては、なかなか衝撃的な作品なのではないでしょうか。
舞台は、岡山の精神科診療所。この診療所がしぶいのなんの。古い民家をそのまま
病院にしたようなところ。現在も代表を務める山本昌知医師が中心になり、1997年
に設立されたそうです。
そして、この山本医師が亡き小渕首相のような風貌で実にいい味を出しています。
アットホームな雰囲気の中、看護婦さんやヘルパーさんと患者さんの交流は、この
病い特質の暗さを消し去ります。
ありのままの風景を、そのまま撮る・・まさにドキュメンタリーの真髄を見ました
ね。

この映画は、その特質上、観る人によって様々な感想が寄せられることでしょう。
ドキュメンタリー、医療費負担、処方、カウンセリング、人情、自殺、虐待、哲
学、介護、自治体、家族、監督、差別、精神病、ウツ、挫折・・・etc

映画を観終わると、想田和弘監督が姿を現しました。そこから観客との質疑応答
が約30分くらいあったかな。
ドキュメンタリーって、あんまり意識したことがなかったけど、なかなか面白い
ものだなあと思いましたよ。この映画の中にも、いろんな方々の一度っきりしか
切り取ることのできない(撮りなおしのきかない)場面が沢山散りばめられてい
ました。それがとても生き生きしているんですよね。当たり前か、演技じゃない
んだから。そのあたりがドキュメンタリーの魅力なんでしょうね。写真なら一つ
の場面を切り取るだけだけど、動画を並べて一つの作品にするのって、相当難しい
だろうなあ。。。

阿弥陀堂だより(映画)

2007-05-30 09:09:55 | ・映画・本・絵


寺尾聡、樋口可南子主演のこの映画は2002年秋に公開されたようです。
28日、たまたまBSで見ました。

信州の山里の四季の移り変わりの中で、物語はたんたんと進んでいき
ます。しかし、その中に魂の琴線に触れる言葉が散りばめられていま
した。

ごく普通の山郷の四季を美しくあぶり出し、どう生きて、どう死んで
いくのか・・・。命に営みの流れを私たちが暮らしていく、ごくごく
普通の視点で捉えています。(花見百姓という言葉には笑えました)

その飾り気の無さと、透明感と慈愛に満ちた寺尾聡の演技が溶け込み
誰もが懐かしく感じ、忘れてかけていたものを蘇らせてくれるようで
す。

この映画で、90過ぎのおうめばあさんを演じるのは、北林谷栄さん。
亡父の葬儀に参列していただきました。(父は劇団関連の仕事をしていた)
彼女を目の当たりにした時、ものすごいオーラを感じましたね。
すう~っとした背筋から発せられる姿態は、異次元の世界を歩まれている
ような神々しさを感じさせていました。

96で旅立った義祖母のことも思い出しました。いつも岡崎の山里から
ナンマイダー、ナンマイダーと子供たちを案じ唱えていましたね。

さて、この映画の中で久しぶりに
宮沢賢治の’アメニモマケズ’を聞きました。
以前、このブログでも投稿しましたが、
2004.10.22の投稿
その頃とは、また違った感銘を受けましたね。
その頃にも、おそらく魂の琴線に触れて投稿したのでしょうが、
今となっては、重みが違います。あれから一年半、自分自身も
随分と変わったことに気づかされたのでした。
彼は、まさに到達していた一人だったのですね。
今一度、’アメニモマケズ’を記しておきます。

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37歳で亡くなった宮沢賢治が亡くなる二年くらい前に
手帳に書き残した
’アメニモマケズ’1931.11.3

雨にも負けず
風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫な身体をもち

欲はなく
決して怒らず
いつも静かに笑っている

一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを
自分を勘定に入れずに

よく見聞きしわかり
そして忘れず

野原の松の林の陰の
小さな萱ぶきの小屋にいて

東に病気の子どもあれば
行って看病してやり

西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い

南に死にそうな人あれば
行って怖がらなくてもいいと言い

北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろと言い

日照りのときは涙をながし
寒さの夏はオロオロ歩き

みんなにデクノボーと呼ばれ
ほめられもせず
苦にもされず

そういう者に
私はなりたい

映画・LIFE IS BEAUTIFUL

2007-02-23 11:53:49 | ・映画・本・絵
ライフ・イズ・ビューティフル
LIFE IS BEAUTIFUL

人生は美しい--タイトルのとおり、これは明日をも知れない極限状態に
置かれながらも、決して人生の価値を見失わず、豊かな空想力を駆使して
愛する家族を守り抜いた、勇敢な男の物語。


99年アカデミー賞3部門受賞
主演男優賞/外国語映画賞/作曲賞(ドラマ部門)
98年カンヌ国際映画祭審査員グランプリ受賞

イタリア映画です。主演のロベルト・ベニーニが監督・脚本も
手がけています。

ロベルト・ベニーニ演じるユダヤ系イタリア人のグイドの
マシンガンのようなトークで映画は進んでいく。
やかましいなあ~、うるさいなあ~という感じで字幕を
追っていくのですが、引き込まれていきます。
前半は、そんな感じで流れていくのですが、ナチスに捕らえられ
とっても可愛い息子と奥さんと共に強制収容所行きに・・・。

悲惨な状況の日々の中、そんな現実を想像力豊かなゲーム
の世界へと息子を引き入れます。最後の最後まで、息子の前で
おどけてみせる父親のグイドの姿は、ホントに素晴らしい。

どんな困難な状況に直面しようとも、楽しい生き様にすり替えて
しまえるような勇気と希望を与えてくれました。
強制収容所を背景にするというもっとも過酷なストーリーの中で
こんな映画ができるなんて・・・その感性と才能に心から拍手を
送りたい。まさに魂の琴線に触れた映画でした。

ミリオンダラー・ベイビー&僕の歩く道

2006-12-23 12:57:13 | ・映画・本・絵
ちょっとご無沙汰だったこのカテゴリー。
●映画
映画館には行っていませんが、レンタルやテレビで
ちょこちょこ見ていました。
’有頂天ホテル’・・・笑いました。
’ホテル・ルワンダ’・・・内戦でこんな恐ろしいことが起きるとは。
’私の頭の中の消しゴム ’・・・最後のシーン、ここは天国なの・・
       そうだよ、ここは天国なんだよと言ってあげたかった。
などなど。

●本
ここのところ小説は読んでいません。
シルバー・バーチに出会ってから、スピリチュアル方面の本ばかり。
転生に関する書籍、主に科学的アプローチを行っているものに
凝っています^^
この方面に関しては、何処かで、まとめてみたいとも思っています。

○シルバーバーチのスピリチュアル・メッセージ―真実の愛であなたが変わる
(単行本)トニー オーツセン (編集), Tony Ortzen (原著), 近藤 千雄 (翻訳)

○シルバーバーチのスピリチュアルな生き方Q&A―崇高な存在との対話
(単行本)スタン バラード (編集), ロジャー グリーン (編集),
Stan Ballard (原著), Roger Green (原著), 近藤 千雄 (翻訳)

○前世を覚えている子供たち トム・シュローダー

○エドガー・ケイシー 転生の秘密―超心理学が解明する
(単行本)ジナ・サーミナラ (著), 多賀 瑛

○前世を記憶する子供たち イアン・スティーブンソン博士

○前世を記憶する子供たち~ヨーロッパの事例からイアン・スティーブンソン博士



さて、タイトルの

●映画’ミリオンダラー・ベイビー’

大好きな、クリント・イーストウッド監督・主演作品。
題名から察すると一攫千金、成功の道を登りつめていく
女子プロボクサーの物語かと思ったら・・・・。
ある意味、物凄い物語が隠されていました。
こういうストーリーを映画化するのは、
勇気のいることであり、難しい局面が多々あったのではないかと
推測されます。以前見た、’トゥルー・クライム’でも牧師との
やりとりがありましたが、この映画でも難局面で牧師
とのやりとりが散りばめられています。
安楽死を題材にしている物語は多々あるのでしょうが、
大抵は、その局面を中心に展開していくストーリーでしょう。
この映画は華やかさから一転、生きるとは何かという大命題を
突きつけるものでした。

答えは、いずこに・・・。
今、読んでいるスピリチュアルな本の中にその答えは見つかりそうな
気がしたのでした。

●ドラマ’僕の歩く道’

いいドラマでしたね。テルのおかげで、周りの人達の
頑な心が解けていく。見えないものが見えてくる。
気がつかなかったことが気がつくようになる。
固まってしまった心を溶かしてくれましたね。
テルがいつでも同じようにそこにいてくれる安心感。
テルの周りでは、いろんな事が起きるけど、
テルだけは、ずっと同じ淡々と日々の暮らしを重ねていく。
そんなテルも少しずつ変わっていって
自分の道を歩いていく。
ステキなドラマでした。
カレーはやっぱりチキンカレー^^

パッチギ

2006-10-26 17:27:09 | ・映画・本・絵
井筒和幸監督作品。

FMを聴きながら車を運転していたら、井筒さんがゲストで
登場した。今年のエンタメ映画部門のノミネート作品をメッタギリ^^;
吼えまくっていた。自分は今まで邦画はあんまり見なかったので、
どれどれ、そんなに吼えまくるんなら一度見てやろうじゃないか!
というわけで借りてきました、’パッチギ’。

1968年の京都が舞台。フォーク・クルセダーズの名曲「イムジン河」
(この年に世に出るはずだったが朝鮮総連から講義を受け発売中止)
を背景ミュージックとして、難しい題材をみごとに映像化している。

正直、感動した。歴史的背景を織り交ぜながら、とても融合されない
であろう対立を、異民族間の恋愛や音楽でうまく結び付けていく。

以前、某ロックライブで対バンが韓国のバンドの時があった。
初めのうちは、箱の中の空気が違うな~と思っていたが、プレイが進む
うちに皆踊りだし、ノリノリになったことがあった。
つくづく音楽は国境を越えるものだと思ったものだ。

恋愛や音楽は国境を越え、あらゆる困難をも突き崩す可能性を教えてくれている。
素晴らしい作品だった。

田中一村

2006-08-25 22:51:56 | ・映画・本・絵
田中一村
明治41年(1908)、栃木県に生まれました。18歳のときには、東京美術学校
(現在の東京芸術大学)日本画科に入学するなど、将来を嘱望されながらも、
病気や生活苦の中で中央画壇とは一線を画し、清貧の中で画業に励みました。
昭和33年、50歳の時に南の島々の自然に魅せられ、奄美大島に移り住み、大島紬
の工場などで働きながら、衣食住を切り詰め、不遇とも言える生活の中で奄美を
描き続け、昭和52年(1977)、69歳でその生涯を終えました。
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彼の絵は、chibiの中学の美術の教科書の表紙にもなっているようだ。
奄美に移ってからの彼の絵は、ゴーギャンがタヒチで描いた絵のように色鮮やかで
とても生き生きとしている。亡くなってから日の目をみたようだが、清貧の中、
奄美の季節の移り変わる自然信仰を絵に現しているかのような作風はみごと。
ファンになりました^^

ALWAYS 三丁目の夕日

2006-07-03 12:19:57 | ・映画・本・絵
映画館で見たかったのだけれど、タイミングが合わず、
DVDを借りてきて見ました。

●亭主関白
 この頃の時代は亭主関白でどこの親父は偉そうにしてました。
 妾なんか作っちゃって、それが男の甲斐性だなんてね。
●集団就職
 戦後の高度成長期、各地方から中学を卒業して上京して
 皆、仕事の就いたのですね。昭和39年には、ああ上野駅♪
 なんて曲もヒットしたようです。
●駄菓子屋
 めんこ、ベーゴマよくやったなあ。あんず飴やイカなど
 食べさせてもらえなかったような・・・。甘味料として
 使用されたチクロ入りのチョコは、発ガン性の疑いが
 もたれ食べるなと言われたっけ。
●都電
 今もpawの生まれた早稲田あたりには都電が走っています。
都電の走っている道路は、すごく広く感じて渡るのが怖かった。
 今住んでいる高円寺あたりも走っていたのですね。
 ついこの前、珍しい都電同士の追突事故がありました^^;
●白黒テレビ
 1964年東京オリンピックは幼いながらも白黒テレビで
 見た記憶が残っている。その頃、白い文鳥を飼っていて、
 白い座布団の上にいたのを分からずに、お袋が踏んづけちゃって・・・^^;
●クリスマスプレゼント
 親父がサンタのかっこをして鉄腕アトムの人形のオモチャを
 くれた。サンタクロースは信じていなかった気がするけど、
 親父によく似たサンタだねとオフクロに言ったっけ^^

力道山、下町、人情、シンセイ、コカコーラ、東京タワー・・・。

ちょっと、pawの小さかった頃よりも時代が古いけど、
懐かしかったな。いろんな事を思い出させてもらいました。
感謝、感謝^^

’ビッグコミックオリジナル’&’弁護士のくず’

2006-06-23 17:44:12 | ・映画・本・絵
pawは、この年になっても、ビッグコミックオリジナルの
愛読者である。どれも味があって面白いが、

’黄昏流星群’は、40を過ぎたあたりからの大人の生活や願望など、
それぞれの人生を舞台にした内容で、思わず入り込んでしまう。

’三丁目の夕日’は、映画化にもなった(早くみたいよ~)昭和30年代
が物語の背景で、心の奥をくすぐる懐かしい内容が多い。

’浮浪雲’は、’おねーちゃん、いいウンコしてる?’とおちゃらけて
いる主人公を軸に、様々な人生に焦点をあて、人間を深く掘り下げ、
時に真理を説き、ホロリとさせられる物語が多い。

’風の大地’は、ゴルフもの。主人公の真っ直ぐな物の見方や感性が、
うがったい大人の世界の中でも失われず、時に同じような感性の持ち主と
出会い、戦っていく爽やかな物語。

後はタイトルの ’弁護士のくず’。
マンガよりもテレビドラマが面白かった。’浮浪雲’の現代版みたいな感じ?
後一回で終わりのようだけど、毎週欠かさず見ていた。
口は汚く、女好き。でも、比類なき洞察力で、もめごとを解決していく。
豊川悦司が、いい味だしていましたね~。

昨夜の、
’ありがとう’ と ’すいません’ の玉を持ち出した嘘の童話は
面白かった。

身近な人への感謝の気持ち・・・ついつい忘れがちだけど、言葉に出して
伝えるように習慣づけよう。
そうしないと、さびついてしまって言葉に出せなくなってしまうから。

トゥルー・クライム

2006-06-23 16:55:02 | ・映画・本・絵
トゥルー・クライム(1999/アメリカ)True Crime
監督■クリント・イーストウッド 出演■クリント・イーストウッド、アイザイア・ワシントン、ジェイムズ・ウッズ

翌日深夜0時に死刑執行が決められている囚人フランクの取材を急きょ任された
新聞記者スティーヴ(クリント・イーストウッド)は、即座に彼が無実である
ことを察知し、捜査を開始する。死刑執行まで12時間たらずというタイム
リミットの緊張感の中、イーストウッド映画ならではのダークサイドな
シチュエーションが至るところに点在されている。

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死刑囚は敬謙なクリスチャン。
死刑囚のもとに牧師が訪れ、懺悔、改心することを強要する場面があるが、
刑務所の責任者が、これを拒む。メディアには改心したとの嘘の
情報を流す牧師に、彼には彼の中に自分だけの寺院があるのだから、
それを汚すような事はしてはいけないと非難する。

責任者が、この死刑囚の無実を信じていたから発言された言葉ではあるが、
’一個人 対 その人の神’という考え方を如実に表していた。

流星ワゴン

2006-06-19 22:31:56 | ・映画・本・絵
流星ワゴン 重松 清  講談社

死んじゃってもいいかなあ、もう……。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に
交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして自分と同い歳
の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所へ
の旅。やり直しは、叶えられるのか?
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いい本でした。たまたま、この前に読んだ本’地下鉄にのって’と同じように
若かりし頃の父親と会って・・・というストーリーだけど、こちらは、より
現実味を帯びている生活感に溶け込むといった感じ。最後はちょっとホロリと
させられました。

たまたま書店で購入した本。出会えた事に感謝^^

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フォトの花は、appeさんに教えてもらった未央柳( びおうやなぎ )

ダ・ヴィンチ・コード

2006-06-12 13:00:34 | ・映画・本・絵
世界中でベストセラーになっているダン・ブラウンの同名小説を映画化した
超大作ミステリー。レオナルド・ダ・ヴィンチの名画に秘められた謎を、
トム・ハンクス演じるロバート・ラングドンが解き明かしていく。
そのほかのキャストに『アメリ』のオドレイ・トトゥや『レオン』の
ジャン・レノら演技派スターも名を連ねる。監督はアカデミー賞を獲得した
『ビューティフル・マインド』のロン・ハワード。ルーヴル美術館で撮影が
行われたり、歴史的価値の美術品がぞくぞくと登場するところも見逃せない。

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ということで見に行ってきました。有休を利用して金曜日の午後。運よく、
金曜日は安くて1800円→1300円。お得です^^

賛否両論いろいろと言われている映画ですが、pawにとっては結構面白かった。

ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」にまつわる解釈や、マグダラのマリア
、シオン修道会の事をある程度知っていたので楽しめたが、予備知識が
無いと、ちょっとしんどいかも。また、本を読んでいなかった事も良かった
のかもしれないな。

やっぱり映画は映画館で大型スクリーンで見るのがいいですね^^

地下鉄に乗って・浅田次郎

2006-05-01 18:38:48 | ・映画・本・絵
地下鉄に乗って・浅田次郎

主人公の小沼真次は、女性用下着を売り歩くセールスマンだが、
真次の父親である小沼佐吉は、世界的に有名な「小沼グループ」
の創立者であり、真次はその御曹司であった。真次は父親の母や
兄への傲慢な態度に反発し、高校卒業後、家を飛び出していたのだ。

ある夜、永田町の地下鉄の階段を上ると、そこには30年前の1964年
(昭和39年)の風景が広がっていた。そこで真次は、地下鉄に飛び
込み自殺した兄を目撃する。

その後真次は、同僚であり恋人でもある軽部みち子と供に、現実と
過去を行き来しながら、兄の過去、そして、父の生き様を目撃してゆく。

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表面的なだけでは解らない、それぞれの人生。その時代に
降り立って、その時代を体感していく。実に面白い展開だった。
最後は、あっと驚く結末に・・・。


フォトはシャクナゲ。ツツジによく似ているなあと思ったら
やっぱりツツジ科^^;

アイランド&きみに読む物語

2006-01-04 11:33:34 | ・映画・本・絵
映画・アイランド
前情報なしに借りてきたけど、なかなか面白かった。
しかし、人間のクローンには考えさせられちゃうなあ。
神の領域のような気もするが・・・人間が操作してよいとは
思えない。

2019年、リンカーンは大気汚染から救いだされ、完璧に管理された味気ない都市空間のコミュニティで暮らしている。安全で快適だけれど、退屈な日々。唯一楽しみは女性の居住棟で暮らすジョーダンとの心はずむ会話だけ...。ここで暮らす人々の夢は、地上最高の楽園「アイランド」へ行くこと、ときどき行われる抽選会が彼らの最大の関心事だ。しかしリンカーンはある日ふとしたことから、この都市空間の恐るべき真実を知ってしまう。逃げることだけか生き延びる手段と知った彼はジョーダンとともに決死の脱出に挑む!二人を捕獲するために組織された大規模なセキュリティーチームの容赦ない追跡、陸・空を駆け巡る息詰まる攻防!果たして彼らは、生き残るために、そして仲間を救うために逃げ延びることができるのか!?


映画・きみに読む物語
こちらも前情報なしに借りてきた。大好きなメッセージ・イン・ア・ボトル
を書いた小説家だったとは驚き!!見ていて同じ匂いがしました。
こんな風に一人の人を愛し続けるのもホントに素晴らしい。

解説: 『メッセージ・イン・ア・ボトル』などで知られるニコラス・パークスのベストセラー小説を映画化。身分違いの純愛を貫く若き恋人同士の情熱的な愛と彼らの行く末がつづられる。監督は『シーズ・ソー・ラヴリー』のニック・カサヴェテス。出演は『16歳の合衆国』の若手トップスター、ライアン・ゴズリング、本作の演技で一躍注目を集めたレイチェル・マクアダムス、カサヴェテス監督の実母ジーナ・ローランズら。涙なしには見られない、珠玉のラブストーリー。

フィリップス・コレクション展

2005-08-28 09:36:51 | ・映画・本・絵
フィリップス・コレクション展 - 森アーツセンターギャラリーで開催。
ルノワール、ドガ、ゴッホ等の展示。[2005.6.17~2005.9.4]

’舟遊びの昼食’
ピエール=オーギュスト・ルノワール
1841-1919
’ぼくの絵を見る人に楽しい気分になってほしい’

六本木ヒルズ森タワーの最上層部分に位置する森アーツセンターは、
「文化都心」六本木ヒルズの中核施設。52、53階が美術館、52階が展望台。

ってわけで、六本木まで見に行ってきました。
行きは、高円寺ー新宿ー恵比寿ー六本木、
帰りは、六本木ー東中野ー高円寺
どちらも、金額、時間も同じような感じ。
大江戸線は、やっぱり狭かった。
昼食は’六本木六丁目食堂’
2色ソースオムライスは美味しかったよ。

’舟遊びの昼食’
ピエール=オーギュスト・ルノワール
は、素晴らしかった!!!!!
ずっと見ていても飽きない。大きさも圧巻。
暖かい肌色、黄色の綺麗な帽子、楽しそうな表情・・・
絵に吸い込まれるように感じる。
近くで見たり、遠くで見たり・・
鳥肌が立ちそうな腕を押さえながら鑑賞したので
ありました。

ハッピーバースデー

2005-08-28 09:06:08 | ・映画・本・絵
ハッピーバースデー―命かがやく瞬間 ときめき文学館
青木 和雄 (著), 加藤 美紀

'その時ね、わたし、一生懸命生きていける方法を探したの。’

’答えはねえ、いろんなところに隠されているの。
土の中や木の上や、それから空にもね。
虫も植物も土も風もぐるぐる輪になって生かし合っているでしょ。
みんな、自然の恵みなんだって思ったの。ママの命も自然の
恵みなら、わたしの命も自然の恵み。ぐるぐる輪になって
生かし合っているんだなって。’

-あすか。まずは相手を信じてみることだ。相手を信じること、
許すことは、自分を大事にすることでもあるんだぞ。

60億に一つの奇跡で結ばれた父と子の絆を、どうぞ、
どうぞ大切にしてください。

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祖父も、お母さんも、子も自分探しをしていく、
ステキな本でした。

おじいさんや、あすかちゃんの、神の言葉を借りた、
ステキな言葉がちりばめられています。

久しぶりに所々、目頭を押さえながら読んだ本でした。