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この写真は2008春のものです。そろそろ桜開花しそうですねー。所沢の川沿いの
桜の花の芽もだいぶ膨らんできました。桜祭りの準備が始まり、裸電球を取り付け
ていましたよ^^
荘川桜(しょうかわざくら)の事は以前から知っていたけど、こんな方がいたとは
知りませんでした。
さくら道
昭和35年。
岐阜県荘川村(しょうかわむら)は、高度成長の日本経済を支えるためにダムの底へ
沈んだ。村の守神だった樹齢400年の荘川桜(しょうかわざくら)は失敗覚悟の移
植工事を終え、裸同然の姿でダムの傍に植えられた。桜が咲けば奇跡だった。
若き日の佐藤良二は流行もの好きの性格で、バス車掌の仕事も中途半端に、カメラ
を抱え移植の記録写真を撮り続けていた。そんな折、良二と折り合いの良くなかっ
た父・仁吉が亡くなる。
「人様のためボロ着て奉公せよ」と言い続けていた父の寂しい最期。その教えを守
ることのなかった良二が葬式で見たものは、良二の知らない大勢の人達の感謝する
姿だった。
悲しみのさなか、荘川桜(しょうかわざくら)に一輪の花が咲いた。荘川村(しょう
かわむら)の人々は泣き崩れながら喜び、桜を拝んだ。父に反し地道に生きること
に背を向けていた良二の中で、何かが変わった。
「太平洋と日本海を桜でつなごう」 壮大な夢の果てに良二が見たものとは…。
物語にでてきた 武者小路実篤氏の言葉が印象的でしたので記しておきます。
この世にはいろいろの出来事がある。
僕たちはこの世に生きている間に、実にいろいろの出来事にぶつかる。
またいろいろの議論や思想に触れる。
また我々は新聞や雑誌そのほかで色々な意見にぶつかる。
人によってはっきりした自己がないために、いろいろのものに触れるたびにどう生
きたらいいか迷う人があると思う。
僕達でも、賛成していいか、いけないかがわからない時もある。
又真偽のわからない時がある。
自分がどう生きたらよいかはっきりしない時もある。
そういう時にどうしたらいいかといえば、僕はいつも言うことだが、
健康な胃腸のように自分の生命の成長に役に立つ、血や肉になるものを取り入れ、
その他のものは無関心になって、忘れてしまえばいいと思っている。