2015.9.21 「富士山・御殿場口新五合目~幕岩~二ッ塚(双子山)周遊コース」をハイキングしてきました。
まずは、たくさん咲いていた「フジアザミ」集^^
フジアザミ(富士薊、学名 Cirsium purpuratum)は、キク科アザミ属の多年草である。
富士山周辺に多いことから「フジアザミ」と名付けられた。by wikipedia
日本産のアザミの中では最も大きな花を咲かせる種類であり、高さは20–100cm、葉は長さ30–70cmに達する。
茎の先端に付く頭花の大きさは子供の拳ほど(直径5–10cm)と非常に大きい。by wikipedia
いや~、でかかったです。
ブレていて解り難いかもしれませんが、大きなアブやハチが寄って来てました。
花が大きいから、集まる昆虫も大きい??
フジアザミお花畑^^
砂礫地に点々と咲いているので、不思議なコントラストです。
なんだか違う惑星に降り立ったような。。。
葉が出たばかりですね。
種から発芽して2~3年で一株で10本位の花を付けるそうですよ。
荒れ地に大輪の花をつけたフジアザミは地中に1m以上もの根を張って水分を得ているようです。
フジアザミ・・・いろいろ
富士山および富士山周辺の山地の山地帯~亜高山帯に分布する。
砂礫地や崩壊地周辺で多く見られる。基準標本は富士山のもので、日本の固有種である。
フォッサマグナ要素の植物の1つである。 名の由来は、富士山の周辺に多いことからきている。
日本産のアザミの中では最も大きな花をつける。
古くから根は食用とされた。みそ漬けの山ゴボウはほとんどアザミの根。
富士山での分布調査の結果から、特にフジアザミが集中的に分布している場所は、
富士山南東面の御殿場・双子山の周辺(標高1,400~1,800m)である。
双子山は富士山の寄生火山で、この北側はアザミ塚と呼ばれている古くから
フジアザミの個体数が多く、密度の高い場所であった。
アザミは、一つひとつの花びらと見えるものが実は一つの花で、無数の花が集まったものが円形の頭花を形成してい
る。その周囲に総苞片がうろこ状になったり煉瓦状になったりしてびっしりとつく。フジアザミではこの総苞片は縁
に鋭い棘をもっていて、棘ごと大きく上に反り返る。
このフジアザミ、花茎の先がぶつんとちぎられて、その先の頭花がないものが、あちこちで見られました。
シカが食べるそうです。あの鋭い棘のある総苞片も一緒に茎の先からぶっちぎって呑み込むらしいです^^;
相当に痛いだろうと思うんですけどねえ。
大人のオスだと、毎日5キロの草を食べるそうですが、山の秋には草は少ない。食べるものが少ないから、
フジアザミの花を食べ出したのでしょう。棘のある総苞片は花と一緒に何とか食べても、さすがに、葉っぱは
鋭く硬い棘だらけなので無理なようで、花茎の先だけぶつんと千切れているのでしょう。