~風に吹かれて~ by ポー(paw)

-人の中に 人の創り出した物の中に 動植物の中に 地球や宇宙の中に 魂の琴線にふれ 愛を感じながら 生き込みたい-

2017.8.11~14乗鞍高原3(三本滝)

2017-08-31 19:46:39 | ・旅・山

2017.8.11~14乗鞍高原へ行きました。

乗鞍自然保護センター主催の「夏のガイドウォーク~三本滝」(300円)に参加。14時から行程約1時間20分)

三本滝
別々に流れてきた三本の滝を眺めることができ、、日本の滝百選や県の名勝に指定されている。
亜高山帯に位置しシラビソやコメツガ、トウヒ、ダケカンバなどの針葉樹に囲まれ、滝の音が包む静かな場所。

コマドリ、オオルリ、メボソムシクイ、キクイタダキなどの野鳥を観察できる。

ガイドウォークは10名位の参加だったかな。ガイドのお姉さんにメボソムシクイの鳴き声を教えてもらいましたよ。

ミズメ
カバノキ科カバノキ属の落葉高木。ヨグソミネバリ(夜糞峰榛)、アズサ(梓)とも呼ばれる。樹皮や材観がサクラに
似ていることから、ミズメザクラ(水目桜)とも呼ばれる。
古くは梓弓を作るときに使用されていた。皇太子徳仁親王のお印でもある。
サリチル酸メチルを多く含み、枝を折ると独特のにおいがする。「夜糞」という名もこのにおいによるらしい。by wikipedia

う~ん、どんな匂い?臭い?なんでしょうねえ。。。(笑

なかなかの水量です。

滝の反対側方向。滝つぼのような段差がありますが、以前はここが滝の位置で、岩が削れてどんどん後退している
のだそうです。自然の力はすごいですね。

で、三本滝はこちら。

水源が異なる3つの沢が、別々の様相の滝となり1つ所に集まるので、1ケ所で3つの滝が一望できます。
各滝の落差はおおよそ50~60m。

三本滝 看板より

長野県名勝「三本滝」昭和56年11月7日指定。この三本滝は水源も趣も異なる3つの滝が一ヶ所に合流していることが特徴
です。いずれも乗鞍岳の溶岩にかかる滝で、高さは50~60m、滝つぼの標高は1,840mです。向かって右側の滝は、
小大野川の支流・クロイ沢にかかり、黒色の溶岩の上をなめるように流れています。正面の滝は、小大野川の本流をまっすぐ
豪快に流れ落ちます。

左側の滝は、無名の沢にかかっています。木の間越しに、ひっそりと流下するすがたを見ることができます。
三本滝は、その昔、乗鞍岳にかかわる山岳信仰の修行者の行場であったと言われています。滝のまわりにはうっそうとした森林が
ひろがり、滝を引き立てています。秋には常緑針葉樹のシラビソやコメツガの緑の中に、落葉広葉樹のカツラ、ダケカンバ、
ナナカマドなどの赤や黄色が映え、いっそう美しい景色が見られます。乗鞍高原には数多くの滝がありますが、この三本滝は、
番所大滝、善五郎の滝とともに「乗鞍三滝」とよばれることもあります。平成2年には「日本の滝百選」の一つにも選定されました。

 

右側の滝

真ん中の滝

左側の滝は、あまり水量が無かったので撮りませんでした。ところで、真ん中の滝の岩盤はどうしてこんなに茶色いのでしょう?

 

上記の地質系の地図を見ても周りと大差はありませんね。

この三本滝は水源も趣も異なる3つの滝が一ヶ所に合流していることが特徴。
右側の滝は、小大野川の支流・クロイ沢にかかり、黒色の溶岩の上をなめるように流れています。
正面の滝は、小大野川の本流をまっすぐ豪快に流れ落ちます。
https://blogs.yahoo.co.jp/eagle_hawk_518/13711434.html より。

というわけで、正面の岩肌が茶色い滝は小大野川の本流から流れ落ちているようです。茶色い岩肌の滝を良く見ると、
滝自体の周りの岩肌は黒々している。という事は、本流の水質に関わっているのかなあ。ちょっとググって調べてみました
が良く分かりませんでした。例えば小大野川の本流に硫黄分が含まれていて、その成分が溶岩に作用して茶色くなって
いるとか・・・?あくまで私的仮説ですが。。。

2017.4.29 山梨県上野原の坪山(1107.2m)へ行ってきましたが、その際、この黄色っぽい川床の小川を渡りました。
黄銅鉱採掘跡が近くにあるので黄銅鉱を含んだ川床なのかもしれません。ここは川床にこのような色合いの鉱物を含んでいる
ので黄色っぽいわけですね。


2017.8.11~14乗鞍高原2(三本滝レストハウス周辺)

2017-08-30 16:56:40 | ・植物

2017.8.11~14乗鞍高原へ行きました。

「乗鞍自然保護センター」を散策後、エコーラインの標高1800mにある三本滝レストハウスへ。ここまで自家用車で
上る事ができます。レストハウスで昼食後、付近の冬はスキー場になる斜面を散策。いろいろ咲いていましたよ。

ヨツバヒヨドリ

マツムシソウ

オオバギボウシ

ヤナギラン 綺麗でしたよ。

その後、乗鞍自然保護センター主催の「夏のガイドウォーク~三本滝」(300円)に参加。

「三本滝」は次回投稿。とりあえず、三本滝往復で見つけた植物を。。。

コイチヨウラン 小型の一葉蘭です。

ツルリンドウ

タケシマランの実 いや~これは可愛かったです^^

カニコウモリ 和名は葉の形が蟹の甲羅に似たコウモリソウだから。

ソバナ
キキョウ科ツリガネニンジン属です。キキョウに似ていますよね。

トンボソウのなかま(ラン科ツレサギソウ属)
う~ん・・・コレはなかなか玄人好みっぽい花だなあ。。

潜り込んでいましたよ^^

リンドウ
三本滝からの帰りの斜面「ソフトクリームまで200m」看板付近だったかな^^ 


2017.8.11~14乗鞍高原1(乗鞍自然保護センター)

2017-08-29 08:55:27 | ・植物

2017.8.11~14乗鞍高原へ行きました。
朝4時半に出発したにも関わらず、すでにかなりの渋滞。乗鞍に着いたのは10時過ぎでした。

まずは、「乗鞍自然保護センター」乗鞍を訪れた人が、より深く乗鞍の自然と、人々の暮らしを理解できるように
設置された観光施設)
へ。館内展示室はとても充実していましたよ。乗鞍信仰についての情報もありましたが、
後の「梓水神社」の投稿時に紹介します。
隣接の木造のコウモリの巣作り施設「バットハウス」は残念ながら閉まってましたー。ちょっと見たかったな。

山のめぐみ工芸教室^^   いや~、大作ですね。

こちらもスゴイ力作^^

乗鞍自然保護センターの庭?植物園?を散策。さほど面積は広くありませんが、とてもよく管理されていました。
管理されているオジさんにいろいろお聞きしましたが、とても親切でしたよ。愛情あふれる庭でした^^

葉っぱは割れていますが「エンレイソウの果実」のようです。

ナンバンハコベ

南蛮と名が付きますが在来種。花の咲き方が可愛いですね~

ゲンノショウコ

ノリクラアザミ

乗鞍周辺に多い。茎に刺はなく、全体に刺が少ない。花は地味な色合いですね。

ハンゴンソウ

フシグロセンノウ

トモエシオガマの花のなごりと果実

う~ん・・・油染みのような模様の蛾ですねー。

ちょっと分かりませんでした。クガイソウの枯れかけ???

トチバニンジンの実

これは可愛いです。色合いも良いですし花火のようですね。

実類も、造形美(色合いも含めて)があって面白いなあ。

ミゾソバ

ノリウツギ

ゴゼンタチバナの実

こちらの実ももうすぐ全部赤色になるのでしょうね。


2017.7.28~30白馬15(親海湿原(およみしつげん))

2017-08-24 06:32:16 | ・植物

2017.7.28~30、白馬へ行ってきました。

ちょ~っと天気が残念でしたが、たくさんの種類の花が見れて、ライチョウやオコジョにも逢えて楽しめました。
しばらく白馬関連投稿が続いていましたが、これで最後ですよ。

姫川源流自然探勝園から更に奥の親海湿原へ。

広がった湿原内には木道があり観察しやすかったですね。他にも植物観察に来られていたグループがありましたよ。

オカトラノオ

ヤブカンゾウ

カモメズルの仲間

カラコギカエデ??

ドグゼリ

コオニユリ たくさんのコオニユリが見ごろでした。 

オモダカ

クサレダマ

サワギキョウ

ミソハギ

う~ん・・何の実でしょう?アヤメの果実?

うわっ。。。。大きく丸めた蜜を抱えていますねー。

う~む・・・精悍な顔立ちのバッタくんだなあ。

う~む・・絵になる蜘蛛の巣だっ^^

ミヤマカラスアゲハ?

駐車場の水溜りを数羽吸水していましたが、この子はあまり元気がなく、でも綺麗に羽根を広げていました。

そんなこんなで盛りだくさんの白馬・唐松岳の旅でございました(終) 


2017.7.28~30白馬14(姫川源流自然探勝園~バイカモ他)

2017-08-23 11:47:48 | ・植物

2017.7.28~30、白馬へ行ってきました。

ちょ~っと天気が残念でしたが、たくさんの種類の花が見れて、ライチョウやオコジョにも逢えて楽しめました。
しばらく白馬関連投稿が続きます。

荒神社を更に進むと「姫川源流自然探勝園」がありました。いや~綺麗な川でしたよ。地元の人が水を汲みに来て
いました。

姫川源流は、信濃川水系に属する青木湖と分水嶺を隔てた山あいの小さな平坦部から、清冽な水が湧き出ています。
この湧き水を源として「姫川」が始まり、川の始まりを平坦部で直接見られる全国的にも珍しい場所です。

一級河川姫川は、この源流から始まり、小谷村・新潟県糸魚川市を経て日本海に注いでいます。

姫川源流には、福寿草の群落や数多くの湿生植物が植生しています。また、近くの親海湿原(およみ しつげん)は、
標高750mにもかかわらず、亜高山帯から高山帯にかけて植生する低層・高層の湿原植物を、見ることができます。

湿原へはこの後に行きましたよ。次回最終投稿にて。

シデシャジン

荒神社前に咲いていました。 

しばらく歩くと姫川源流に着きました。生命力溢れる空間でしたよ。

オオウバユリ

たくさん咲いていました。あちこちのオオウバユリの花の上にアマガエルがちょこんと座っていましたよ。

ナンテンハギ?
果実も写ってますね。花の色合いのグレデーションがとても綺麗でした。

いや~綺麗な流れです。妖精が飛んでいても驚かないだろうなあ。

白い花がポツポツと・・・

バイカモ

見たかった花でした。初めて見ました。綺麗でしたよ。

バイカモ (梅花藻)
・キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草の水草。
・冷涼で流れのある清流中に生育し、初夏から初秋にかけてウメの花のような白い花を水中につける。
 葉は濃緑色で分裂し流れに沿って1m程に伸びる。静水では育たず水槽での生育も困難。山菜として食用にもなる。
日本固有種。冷水を好むため、北日本では水路や河川などに広く分布するが、西日本などでは上流や湧き水のある
 地域に分布域が限られる。そのため、都道府県別レッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている場合も多くある。

・多年生の沈水植物。浮葉は形成しない。白色の花弁を5枚つけた花が水上で開花する。結実は水中でも起こり、
 閉鎖花である可能性が示唆されている。

・茎の長さは2m近くになることもある。生育適温は15℃で、25℃を超えると生育できなくなる。なお水位が低下した
 場合、陸生形となって適応する。

・鳥取県本宮川での調査によると、生長のピークは8-9月で、一日に約8mmのペースで伸長する。花期は長く、ほぼ
 一年中開花がみられるが、6-7月にもっとも開花が起こるとされる。

・バイカモは種子からの有性繁殖や切れ藻からの無性的な繁殖、また水中茎が伸長することによる栄養繁殖が可能であるが、
 主に切れ藻と茎の伸長による無性生殖によって繁殖しているとされる。

・バイカモには水生昆虫が寄生する他、ハリヨなどの淡水魚が巣や産卵床として利用することが知られている。
by wikipedia 

ここから日本海へ向かい糸魚川となるのですね。

あたり一面、福寿草の大群落!!見てみたいですね~。

ホントに美しいところでした。

ギボウシの花に潜り込んでいましたよ。

う~ん・・なんてカエルちゃんでしょうね。 


2017.7.28~30白馬13(三宝荒神社)

2017-08-22 15:19:40 | ・神社・お寺

2017.7.28~30、白馬へ行ってきました。

ちょ~っと天気が残念でしたが、たくさんの種類の花が見れて、ライチョウやオコジョにも逢えて楽しめました。
しばらく白馬関連投稿が続きます。

白馬村八方の「まるいし」宿泊翌朝、直ぐ近くの諏訪神社へ参拝に行きました。その後、姫川源流を散策。その中に、
「荒神社」がありましたので、参拝しました。

森へと続く参道。不思議な感じです。

荒神社は、甲斐源氏の流れをくむ長澤伊勢守源長信が、正安2年(1300年)に出雲大社に請い、ここに勧祀しました。
その後、弘治2年(1556年)長信の子孫、長澤弥兵衛信正が再興し、さらに嘉永6年(1853年)長澤佐五衛門と
同族12名により改築され、現在に至っているようです。

姫川源流は、昭和50年代に整備されるまでは「荒神の清水」と呼ばれて人々に親しまれていました。古から、塩の道を
行き交う旅人は、この清水で喉を潤し、社に旅の無事を祈ったそうです。

姫川源流の森に静に佇んでおりました。


2017.7.28~30白馬12(白馬村・霜降宮細野諏訪神社)

2017-08-21 17:08:07 | ・神社・お寺

2017.7.28~30、白馬へ行ってきました。

ちょ~っと天気が残念でしたが、たくさんの種類の花が見れて、ライチョウやオコジョにも逢えて楽しめました。
しばらく白馬関連投稿が続きます。

白馬村八方の「まるいし」宿泊翌朝、直ぐ近くの諏訪神社へ参拝に行きました。

●古代の白馬村

・約6000年ほど昔、縄文時代前期末に、白馬岳に産出する滑石が各地に運ばれて、当時盛行した人々が身体を玉類で
 装飾する習俗の源となった。また白馬岳周辺の蛇紋岩が広く石斧の材料として使用された。

・弥生時代以降、村南部の湿地帯を取りまく段丘上に米作りの集落群が起こり、古墳時代に入るとそれらの集落の
 支配者たちがこぞって墳墓を築いたために、現在においても有数の古墳地帯となっている。

・また、ここは姫川により糸魚川と通じ、白馬山塊に産するヒスイが縄文時代から古墳時代までこの谷から運ばれて
 いった。後年千国道と呼ばれる街道は遥かな縄文時代にその姿を現し始めていた。
 http://www.vill.hakuba.lg.jp/somu/introduction/history.htmlより

なんと、蛇紋岩で石斧が作られていたんですねー。白馬のヒスイが姫川を通じて、あの有名な「糸魚川の翡翠」と
なっていたとは・・・。

神社の裏手にこんな「縄文時代の竪穴住居跡」がありました。

参道入り口

早朝にも関わらず、観光バスが止まっていて、境内では、数名に対して説明が行われていました。

霜降宮細野諏訪神社

・白馬界隈には「霜降宮細野諏訪神社」「雨降宮嶺方諏訪神社(白馬みねかたスキー場横/旧嶺方村の産土神)」
 「霧降宮切久保諏訪神社(白馬岩岳スキー場の横/千国庄の鎮守)」と「霜」、「雨」、「霧」といういわく
 ありげな3社の諏訪神社が鎮座している。

・そのうち、日本の民宿の発祥の地である白馬・八方に建つのが霜降宮細野諏訪神社。樹齢1000年と推測される
 御神木の杉が印象的。

・秋の例大祭は、蛇紋岩で作られた神輿に八方温泉のお湯をかけながら区内を練り歩く「湯かけ岩神輿行列」。

・かつて白馬岳を目ざした登山家は、山案内人の住む細野(八方)に宿を取り、細野諏訪神社で安全を祈願してから
 山に入ったという。

・白馬を流れる姫川の姫は、古代の高志国(越国=越後・越中・能登・加賀・越前の5国)の女王だった沼河比売
 (ぬなかわひめ、奴奈川姫)に由来。

・糸魚川市などに残る伝承では、出雲国の大国主が沼河比売に求婚。2人の間に生まれた子が建御名方神で、姫川を
 溯って諏訪に入り、諏訪大社の祭神になったという。

・創建は定かでないが平安時代の荘園・四ヶ庄(しかじょう)の鎮守とも推測されている。

 http://tabi-magazine.com/spot/?eid=4430 より。

この日は、神社参拝の後、姫川の減流域へ行きました。後ほど投稿します。その姫様の子が諏訪大社の祭神になっている
とは・・・。
諏訪大社の後に、こちらの氏神様の神社が諏訪神社となり伝承ができあがったのかもしれませんが、いずれにしても、
この細野諏訪神社を取り巻く気は、この地の神様であり、この神社を中心として村落が出来上がっていると感じました。

境内右には遊具が^^ 地元に溶け込んでいますね。

二つ目の鳥居の手前に屋根がありました。手水舎の手前だから、豪雪時の雪除け屋根なのかなあ。

二つ目の鳥居

鳥居をくぐると、拝殿前の階段脇に巨大な物体が・・・。

巨木というよりも巨大な物体に見えましたよ。スゴイです!

大杉の幹の下方が異様に太いのです。

大杉に触れると、樹液が手に付きました。良い香りです。しかし、スゴイ粘り気で、なかなか取れませんでした。

とにかく大きいです。圧倒されます。樹齢千年となっていますが、とにかく元気でスゴイ生命力を感じました。

案内板によれば、治承元年(1177)に、当地の八田弥五兵衛なる人物が献木したものだとあり、真実ならば、樹齢は
840年ということになりますね。

拝殿

本殿

いや~、生命力溢れる大杉の御神木の鎮座する素晴らしい神社でした。


2017.7.28~30白馬11(白馬村八方・旅館まるいし)

2017-08-19 09:47:49 | ・旅・山

2017.7.28~30、白馬へ行ってきました。

ちょ~っと天気が残念でしたが、たくさんの種類の花が見れて、ライチョウやオコジョにも逢えて楽しめました。
しばらく白馬関連投稿が続きます。

というわけで唐松岳の投稿は終了。山を降りて車を止めてある駐車場に向かうと、お隣に止めてある車も登山から
戻ってきたようで、少し話したところによると、日帰りで唐松岳を登ってきたカップルでした。う~む・・なんと、
日帰りか・・・。スゴイですわ。我々は山小屋一泊でもヒーヒーだったのに(笑

「登山」目的であれば、我々ももしかしたら可能かもしれないけれど(まあ無理でしょ)、日帰りは勿体無いように
思うんですよねー。(負け惜しみ・笑)しかし、自然観察しながらでは、とても登山のコースタイムは無理ですね。

八方尾根では標高1680mの黒菱平から2130m付近まで、低木林や高山性の植物群落が見られますが、2130mより上になると、
標高が高くなるにもかかわらずダケカンバ林があらわれます。(下ノ樺・上ノ樺)。そして扇ノ雪渓を過ぎた2350m付近に
森林限界がみられ、それより上に本来の高山性の植物群落があらわれます。
つまり通常はあらわれないはずの低い標高に高山性の植物が分布することになります。実はこのような植生分布が蛇紋岩の分布
とよく一致しているのです。蛇紋岩という特殊な地質の分布が植生の分布に大きな影響を与えた典型的な事例といってよいもの
です。http://www.hakuba-happo.or.jp/happoone/landfarm.html より。

唐松岳から戻った後は、白馬村八方の「源泉の宿・まるいし」にお世話になりました。

いや~、食事が美味しかったです^^
お宿も昭和っぽい感じで良かったですよ。

この辺り、丸金、ふじや、かめやなど、なかなか古風?な名前の宿が集まっていました。
なぜか?実はこの辺りは「日本の民宿発祥の地」だったのでした。白馬連山登山の歴史に始まっているようです。
白馬といえば「ペンション」のイメージだったわけですが、この辺りは塩の道があったり、宿からすぐ近くには、
この写真の森は境内で立派な諏訪神社があったりと古い歴史を感じさせたのでした。神社関連については次回投稿します。

お宿の前の民家の庭。外来の花が点々と咲いて不思議な空間でした。

白馬八方温泉も植物分布同様に「蛇紋岩」に大きく関わっていました。 


2017.7.28~30白馬10(唐松岳 ホシガラス・アサギマダラ他)

2017-08-18 16:24:24 | ・鳥・生物

2017.7.28~30、白馬へ行ってきました。

ちょ~っと天気が残念でしたが、たくさんの種類の花が見れて、ライチョウやオコジョにも逢えて楽しめました。
しばらく白馬関連投稿が続きます。

他に見かけた鳥や蝶をアップしますよ。

ホシガラス やっと撮れました^^

クロツグミの♀かなあ? 以前にも2016.7.16 山梨県の櫛形山で逢ってるんですよね。。

イワヒバリ 木曽駒ケ岳でも逢いましたが、ホントに人を怖がりませんね。

クロヒカゲ 集団吸汁 何かの小動物の死骸のようでした。

アサギマダラ 何度か見かけましたが、ひらひらと舞う姿は柔らかく優雅ですねー。


2017.7.28~30白馬9(唐松岳 オコジョ現る!!!)

2017-08-17 09:03:25 | ・鳥・生物

2017.7.28~30、白馬へ行ってきました。

ちょ~っと天気が残念でしたが、たくさんの種類の花が見れて、ライチョウやオコジョにも逢えて楽しめました。
しばらく白馬関連投稿が続きます。

 

唐松岳登頂後、ライチョウ観察後、さらに下っていくと、登ってきた方が「大きなナメクジだ~」と。

食べている?のは、オコジョの糞か?ちょっと大きいか?とkouchaが観察していたら、直ぐ近くのハイマツ林の中に
オコジョが!! 

糞から10mくらい先のハイマツから飛び出してきた(写真右上)

拡大写真

更に観察していたら、なんと、おそらくハイマツ伝いに、こちらへ飛んできた!

すごい速さだったのでピント合せも確認せず、数枚撮影。

なんと、こちらを見て目があった瞬間が撮れてました。ピントは手前の枝で残念でしたが。。。

その後、しばらく観察していましたが確認することはできませんでした。

いや~ホントに一瞬の出来事で・・・白いオコジョも見てみたいですね~。

 

オコジョ

・ネコ目(食肉目)イタチ科に属する動物。学名は Mustela erminea。別名、ヤマイタチ(山鼬)。
・イギリスを含むヨーロッパ中北部、アジア中北部、北米に生息。
・体長はオスで16–33cm、体重は150–320g程度。
・イタチ科は一般に胴長短足であるが、オコジョの後ろ足は比較的長く、これによる強力な跳躍力を有している。
・目から鼻にかけての吻が短く、イタチ科にしては丸顔をしている。耳も丸い。
・一年に2回換毛をし、夏は背側が茶色で腹側が白い。冬は全身が白になる。尾の先は黒い。
気性が荒く、ノネズミなどを食べる他、自分の体よりも大きいノウサギやライチョウを捕食することがある。
・単独で生活し、岩や樹根の隙間に営巣したり、ネズミの巣穴を乗っ取って自分の物にすることもある。
・他のイタチ科と同様、オコジョには着床遅延という現象があることが知られている。交尾後、受精卵は長期間にわたり
 発生を休止し、妊娠、出産に適した暖かい季節になって初めて子宮壁に着床する。妊娠期間は1ヶ月程度である。

動きはきわめて敏捷で、木登りや泳ぎなども得意。
オコジョの毛皮は外套やストールの縁取り用に珍重され、特に純白の冬毛が好まれた。
・ルネサンス期には、冬毛のオコジョは純白の毛皮を汚されるよりも死を選ぶと信じられたため、純潔の象徴ともされた。
群馬県・長野県・山梨県の一部では、オコジョは山の神十二様の使いであり、人に祟ったり憑いたりすると伝えられる。
 地域によってはオサキやクダの正体とされる(オサキやクダは全国的には狐の変種とされる)。
by wikipedia


2017.7.28~30白馬8(唐松岳 ライチョウ)

2017-08-16 19:05:12 | ・鳥・生物

2017.7.28~30、白馬へ行ってきました。

ちょ~っと天気が残念でしたが、たくさんの種類の花が見れて、ライチョウやオコジョにも逢えて楽しめました。
しばらく白馬関連投稿が続きます。

さて、やっと植物が終わって・・・ライチョウくんですよ。

山小屋に着いて近くを散策。ブロッケン現象が見れたとの情報を入手して、しばらく粘っていたら、
ライチョウの親子が現れました。

翌日の朝、07:50頃、コマクサを撮影後、山小屋に戻ると、ライチョウの親子は山小屋の直ぐ下に^^

更に、唐松岳登頂後の下りで、またまたライチョウくんを^^


2017.7.28~30白馬7(唐松岳・花5 TG-3撮影分)

2017-08-16 19:02:50 | ・植物

2017.7.28~30、白馬へ行ってきました。

ちょ~っと天気が残念でしたが、たくさんの種類の花が見れて、ライチョウやオコジョにも逢えて楽しめました。
しばらく白馬関連投稿が続きます。

さて、植物編5です。この投稿は別に持ち歩いたカメラTG-3で撮影した分です。

9:09 クガイソウ

9:10 ニッコウキスゲ

9:11 イワシモツケ

9:12 キンコウカ

9:14 ハッポウウスユキソウ

9:14 コメツツジ

9:16 タカネウツボグサ

9:16 エゾシオガマ

9:17 ハクサンタイゲキ

9:21 モウセンゴケ

9:22 ハッポウセンブリ

9:24 ヤマトキソウ

9:25 ミヤマアズマギク

9:50 ミヤマアズマギク

9:26 イワイチョウ

9:26 ショウジョウバカマ

9:35 シナノオトギリ

9:44 ホソバノキソチドリ?

9:52 ミヤマクワガタ

9:53 イブキジャコウソウ

9:58 ミヤマコゴメグサ

11:12 ミヤマホツツジ

11:13 コバノイチヤクソウ

11:14 コバノイチヤクソウ

11:15 ミヤマホツツジ

11:54 オオカラマツ

12:26 オオヒョウタンボク

12:55 ミツバオウレン

12:57 コイワカガミ

12:58 チングルマ

13:05 テングクワガタ

13:24 ゴゼンタチバナ

13:35 ヒメイチゲ

13:35 ミネズオウ

13:36 アオノツガザクラ

13:59 ムシトリスミレ

9:13 クロトウヒレンの蕾

9:18 クロユリ


2017.7.28~30白馬6(唐松岳・花4サンカヨウ他)

2017-08-14 09:05:24 | ・植物

2017.7.28~30、白馬へ行ってきました。

ちょ~っと天気が残念でしたが、たくさんの種類の花が見れて、ライチョウやオコジョにも逢えて楽しめました。
しばらく白馬関連投稿が続きます。

さて、植物編4です。

29日、唐松岳からの下りで撮った植物たちです。登りでもかなり撮っているのに未だ撮るか!(笑

少し雨模様・・・んんんん・・・・もしかしたら、濡れて花びらが透明になったサンカヨウを拝めるかも!
と、雨でも前向き(笑

ハクサンシャクナゲ

滴がいい感じです^^

10:42 チングルマ

10:42 チングルマ

10:43
ツガザクラの仲間(オオツガザクラ?)

10:44
一面、チングルマ^^

10:45
ミネズオウ ツツジ科ですが金平糖のような形状で雄しべ・雌しべの色合いも可愛いですね。

10:48
ウラジロナナカマド

10:52
ナナカマドの仲間(タカネナナカマド?)

10:52
ツマトリソウ

10:54
ダケカンバ ひん曲がってますね。。。

10:58
エゾシオガマ

11:18
濡れたベニバナイチゴも綺麗^^

11:18
濡れたエンレイソウも綺麗^^

登りで撮ったサンカヨウです。
濡れるとどうかな??

11:23

11:34
サンカヨウ
確かに少し透けていますね。
雪渓側に向いて、けっこう遠かったので、コレが精一杯でした。もう少し近寄れたらなあ。残念です。
サンカヨウの花を知ったのは、このブログに載せた朝焼けの写真が盗用され、その人がサンカヨウの写真を
結構撮っていたからでした。しかし、葉っぱがこんなに大きく、またこんなに沢山花を付けるとは知りませんでしたよ。

11:38
ハクサンチドリ

11:38
カラマツソウ??

12:11
ウラジロヨウラク

12:14
ハクサンシャジン

12:14
ハッポウウスユキソウ

12:14 シモツケソウ

12:15
タカネウツボグサ

キバナノカワラマツバ?他~~

12:19 コオニユリ

12:25 オニアザミ

滴がキレイでしたよ。

12:34 キンレイカ?

14:17 イワイチョウ


2017.7.28~30白馬5(唐松岳・花3コマクサ)

2017-08-12 06:40:59 | ・植物

2017.7.28~30、白馬へ行ってきました。

ちょ~っと天気が残念でしたが、たくさんの種類の花が見れて、ライチョウやオコジョにも逢えて楽しめました。
しばらく白馬関連投稿が続きます。

さて、植物編3です。

以前にコマクサは見ていましたが、濡れたコマクサは綺麗だよという事で、いや~たくさん撮りましたよ。
確かに絵になるんですよねー。山小屋からサンダルで(笑)、唐松岳方面へ少し行った辺りに群生していました。
まずは7.28 16:30頃、若干濡れているコマクサたち。

 

つづいて、翌朝、けっこう雨が降った後に撮影したコマクサたち(7.29 07:30頃撮影)

ホントに可愛い形状の花ですね。
この斜面にはほとんどコマクサしか咲いていません。

 

コマクサ(駒草)
・ケマンソウ亜科コマクサ属の多年草の高山植物。
・美しい花と、常に砂礫が動き、他の植物が生育できないような厳しい環境に生育することから「高山植物の女王」
 呼ばれている。
和名はその花の形が馬(駒)の顔に似ていることに由来する。
・花言葉は、「高嶺の花」・「誇り」・「気高い心」・「貴重品」。
・他の植物が生育できないような砂礫地に生えるため、地上部からは想像できないような50-100 cmほどの長い根を張る。
・花の蜜を吸いにきたマルハナバチなどが受粉を行う。
全株が有毒。中毒症状としては嘔吐・体温の低下・呼吸麻痺・心臓麻痺がみられる。
・千島列島・樺太・カムチャッカ半島・シベリア東部の東北アジアと日本の北海道から中部地方の高山帯の風衝岩屑斜面
 などの砂礫帯に分布している。
・大雪山の赤岳と宮城県の蔵王連峰には、「駒草平」という地名がある。
・昔は、花の美しさよりも薬草としての価値が高く、古くから腹痛の妙薬として知られていた。
・御嶽山では登山記念として、コマクサを「オコマグサ」という名で、一株一銭で登山者に売られていたようで、
 そこからコマクサは「一銭草」とも云われている。
・「御百草」(おひゃくそう)の原料の一つとして、薬草が修験者に利用され多くが採り尽くされた。同様に1905年
 (明治38年)頃に、乗鞍岳や燕岳でも薬草採りにより採り尽くされた。
・田中澄江が『花の百名山』の著書で、白馬岳を代表する高山植物の一つとして紹介した。
・日本の主なコマクサの群生地は、大雪山系、白馬岳、蓮華岳、燕岳などで大群落が見られる。八ヶ岳では横岳と根石岳で
 大群落が見られる。甲斐駒ヶ岳では薬草のために乱採取され絶滅し、南アルプスには分布していない。御嶽山がその西限
 で、中央アルプスが南限である。by wikipedia


2017.7.28~30白馬4(唐松岳・花2キヌガサソウ他)

2017-08-11 03:44:04 | ・植物

2017.7.28~30、白馬へ行ってきました。

ちょ~っと天気が残念でしたが、たくさんの種類の花が見れて、ライチョウやオコジョにも逢えて楽しめました。
しばらく白馬関連投稿が続きます。

さて、植物編2です。

八方尾根の植物・植生
http://www.hakuba-happo.or.jp/happoone/plant.html

待望のシラネアオイの後、もう一種、お目当てのキヌガサソウが登場^^

12:30
キヌガサソウ

いや~葉っぱも大きいですが花も大きいです。しかし、若干薄暗い森の中で、わずかに緑がかっている花なので、
気が付かない人も多いようです。静かにひっそり・・・しかし精一杯個性をアピールしている花でもありました。

12:37
オオヒョウタンボク

良い香りでしたよ。

12:38
ウラジロナナカマド

12:39
何スミレ??スミレの仲間(笑

13:09
コイワカガミ

13:10
チングルマ

花崗岩帯に入ったのでしょう。またまたチングルマやコイワカガミが増えてきました。
この辺りで昼食しました^^

13:11
チングルマ

13:33

13:35
ハクサンシャクナゲ

13:35
ヒメイチゲ果実

14:09
良い感じの花畑^^
白い花は・・・ツガザクラ?

14:10
タカネヤハズハハコ

14:12

14:29
ウサギギク

14:42
どこまでもチングルマ^^

15:00
ミヤマダイコンソウ

15:01
チシマギキョウ
花に白い毛が密生してますね。

16:57
ミヤマクワガタ
山小屋近くです。スゴイ群生です。

16:47
ハクサンフウロ
こちらも山小屋近くでした。