~風に吹かれて~ by ポー(paw)

-人の中に 人の創り出した物の中に 動植物の中に 地球や宇宙の中に 魂の琴線にふれ 愛を感じながら 生き込みたい-

山梨岡神社(山梨県笛吹市)

2017-11-27 06:02:06 | ・神社・お寺

2017.11.11 ポッキーの日? チンアナゴの日?(笑)に山梨方面へ出かけました。またまた神社巡りでっせ~。

続きまして、「山梨岡神社」へ。

「雁坂みち」沿いの参道入り口。真っすぐに御室山へ伸びています。

笛吹川支流の平等川を渡ります。

拝殿と御室山

何故、鳥居がないのだろう・・・・・。帰宅後、たまたま、グーグルマップで航空写真を見たら・・・・・

ななななんと・・・御室山に鳥居が描かれていました!! びっくり!!!で、調べたら、下記のような過去があったのでした。

4月の春日居町温泉祭りの時期には御室山の斜面を利用した、大文字焼きならぬ、大鳥居焼きを見ることができる。
笈形焼き(おいがたやき)と言う。

勝沼町の大善寺の記録によると、昔、御室山の中腹にある長谷寺と大善寺の僧徒が問答のこじれから戦闘を始め、両山とも
伽藍が炎上した。その時大善寺の僧徒が長谷寺に協力した山梨岡神社の鳥居を持ち帰って焼き払たのが大善寺の鳥居焼きの
始まりで、長谷寺の僧徒が大善寺から笈(おい:山伏が背負い歩く箱状の入れ物)を持ち帰り、焼き払ったのが笈形焼きの
始まりと伝えられている。山梨岡神社には今でも鳥居が無い。 http://www.geocities.jp/bear7bear7/kasugai/oka/oka.htmより。

山梨岡神社の発祥は御室山を神体とする古い信仰に遡ると考えられているが、「御室山」の山名は大和国の「御諸山」
(三輪山のこと)に同じく、「神霊の籠もる山」を意味するものと推測されている。なお、文化11年(1814年)の『甲斐国志』
に、かつて御室山は国に異変のある際に、その前兆として鳴動したという記載がある。by wikipedia

「郡石」 ずいぶんと大きいんですよ。山梨郡・八代郡の境界石なのだそうです。

拝殿手前には大きなフジの木

藤棚だけでなく塔のように聳え立つ巨木ですは、樹勢も旺盛で花もすごいようですよ。

祭神:大山祇神、高龗神、別雷神

人皇十代崇神天皇の御代、国内に疫病の流行や災害が多発し、これを憂ひた天皇の勅命により背後の御室山中腹に創祀される。

後十三代成務天皇の御代に麓の山梨の群生林を切り開いて現在地に遷座され山梨岡神社と号す。この故事により「山梨」の
地名発祥の地と伝へられる。

延喜式内社甲斐国二十社の一つに数へられ、古くは山梨明神・山梨権現・日光権現とも称せられ武田家累代の祈願所として
篤く崇敬された。

江戸時代には雷除け魔除けの夔神信仰が流行し、当社より御三家・大奥を始め大名家から旗本衆に至るまで広く神影版画神札
献上された。

現本殿は室町末期飛騨の匠の技と伝へられ、国の重要文化財に指定されてゐる。

また、古来より伝はる太々神楽は、武田信玄公出陣の際戦勝を祈願して奉納された神楽として伝へられてゐる。

摂社に日本武尊・弟橘姫命を祀る吾妻屋宮があり、毎年四月に昼夜三日間に渡り執行される例大祭は、両社御祭神を奉祀する
合同例祭で通称「あづまやさん」として古くから親しまれ、太々神楽の奉納を始め虫加持祈祷や神輿の盛大な渡御もあり、
この地域一帯の有数な祭典として神楽見物や参拝者等で大変な賑はひを見せてゐる。(山梨県神社庁より)

太鼓橋

「神楽殿」 渡り廊下もある立派な神楽殿ですね。

拝殿

「大杉」かなり大きいです。フジ同様に樹勢も旺盛です。

御室山の中腹には古墳も見られるようです。

境内裏手

本殿

             

山梨岡神社の本殿前には「夔(き)ノ神」と呼ばれる神像が祀られている。
慶応2年『夔神(きのかみ)来由記』に拠れば、神像の年代や来歴は不明であるが、記録資料の年代から宝永3年(1706年)以前
に想定される。
山梨岡神社は山の神や水・雨の神、雷の神など自然神を祀る神社であるが、夔神信仰が広まった背景には自然に対する民間信仰
存在が指摘されている。山梨県では山の神に対する信仰が広く存在し、雨乞い習俗、雷信仰も見られる。また、山梨県で一般的な
道祖神信仰においても、道切り行事として大草鞋を飾る風習のあることからも、山の神としては一本脚の姿が一般的に観念され
やすいものであったと考えられている。
キ神信仰は江戸後期の社会不穏から生じた妖怪ブームにも乗じて広まったと考えられており、キ神の神札が大量に流通し、江戸城
大奥へも献上されている。
by wikipedia

いろいろな見どころのある神社でした。鳥居が無い神社は初めてですね。この神社から北側は奥秩父山塊へと続き、南は笛吹川、
すぐ近くに石和温泉と、風水のことは良く分かりませんが、とても空気(気)の流れが良さそうに思えました。境内の木々の樹勢
も旺盛で、生命力が漲っているような神社でした。


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